西村由紀江のピアノスイッチはどこにある?

小堀勝啓の新栄トークジャンボリー / エンタメ

ピアニストの西村由紀江さんが、5月12日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

先月、通算40枚目となるアルバム『ピアノスイッチ』をリリースしたばかりの西村さん、曲作りの意外な発想やピアノ愛について語りました。

着物でピアノ

「40枚目で今までやってないことをやってみたくなったんですよね。でもピアニストで着物を着るってなかなか難しくて」と西村さん。

今回のアルバム『ピアノスイッチ』のジャケットは振袖でピアノ。袖が長いので大変そうです。

「まずペダルを踏むから右足が外股になっていて、ちょっと足を開いてるんですよ。で、着物は内股でしょ。だから、なかなか実現しないんだけど、その実現しないことを敢えてやってみたいと思って今回挑戦しました」

バックが金みたいで、ハイスタンドの照明があって、ぱっと見ると一幅の絵のようなジャケット。

「屏風絵で、こういう昔の絵がありましてね、素敵だなぁとずっと頭の中に残っていて、今回それをオマージュさせていただきました」

その絵は中村大三郎の屏風絵「ピアノ」。1926年の絵です。

「この時代に、着物を着て、しかもグランドピアノをお弾きなっていたって、それを、またこの屏風の絵にするっていう、なんか全てがすごくスタイリッシュで素敵ですよね」

いつかコンサートで着物を着て演奏したいという西村さんです。
 

大塚愛が弾いていた

「『ピアノスイッチ』のスイッチっていうのはピアノを弾きたくなるとか、ちょっとピアノの敷居が高いと思ってたんだけどピアノが好きになるとか、その好きになるスイッチを入れてもらいたい、というコンセプトなんです」

15曲のうち、10曲が過去のお馴染みの曲ですが、その10曲それぞれに、弾いて楽しくなるスイッチが入るフレーズを入れているそうです。

5曲目はドラマ『101回目のプロポーズ』の音楽。武田鉄矢さんとダブル主演の浅野温子さんをイメージした「夢を追いかけて ~薫のテーマ~」。
この曲はシンガーソングライターの大塚愛さんがこどもの頃、弾いていたそうです。

「彼女がピアノの練習が辛くなった時に、この『夢を追いかけて』を弾くと情景がフワーっと浮かんできて、ピアノを好きになるスイッチが入ったんですって。愛さんが言ってくださったスイッチって言葉が凄く面白くて素敵で、次のアルバムタイトルは『ピアノスイッチ』にするぞって思うスイッチが入ったんですよね」
 

阪妻からインスパイア

8曲目「雪の路」について。西村さんは、俳優の田村正和さんの父である名優・阪東妻三郎さんが好きだそうです。

「笑ってても男の哀愁が漂っててカッコいいんですよ。『雪の渡り鳥』っていう作品で銀平さんっていうヤクザ者を演じてるんですが、そこから、この『雪の路』っていうメロディーが浮かんできたんですよ。

阪妻さん演じる銀平が、いろんな人に裏切られたり、ずーっと思いを寄せていた女の人が幼馴染と結婚しちゃったり、本当に辛いことばっかりなんだけど、でも凛として雪の道を一人ずーっと歩いて行く。そのロングショットを見た時にメロディーが浮かんできてしょうがなくて」

 

伊丹空港でピアノ

ピアノをもっと身近に感じてもらおうというヤマハの発案で始まったプロジェクト「Love Piano」。
このプロジェクトによるイベントに、西村さんも出演しています。

「ピアノって大きくて黒くて、ちょっと威圧感がある。特にお子さんにとっては。それがペイントをしてあってポップだと、もっと皆さんが、親しんでくれるんじゃないか」

プロジェクトでは、カラフルなペイントを施されたピアノをいろんなオープンスペースに展示してきました。もちろん誰でも自由に弾けます。
このペイントピアノには1号機と2号機がありす。

先月伊丹空港の展望デッキに置いた時には、西村さんも飛行機を見ながら弾いたそうです。

「気持ちは羽ばたきましたね。開放感があって凄く気持ちよかった。
1号機は楽譜立てのところに可愛いお顔がいっぱい書いてあるんですよね。そのお顔が頑張ってって言ってくれてるみたいで。
私が弾き終わったあと、自由に弾いてくださいねって言ったら、もう並んで順番待ちをするぐらい、いろんな方がずっと弾いてらっしゃるんですよね」
 

名古屋にも置いてほしい

「デビューの頃は、歌がない音楽って難しそうですねとか、どうやって聞いていいかわかりませんってよく言われてたわけ。だけどピアノの音楽が、これだけ親しまれるようになったってことが、なんか私自身すごく幸せでね」

ピアノを身近な存在にした貢献者の一人が西村さんです。
各地できっとこれからも「Love Piano」が開催されていくでしょう。

「名古屋にも置いてほしいですね。今まで伊丹空港があり、東京の品川とかいろんなところがあったんですが、名古屋は抜けてるんですよ。
名古屋に来た時は、私もゲリラ的に参加させていただきたいなと思います。そういうの面白いですよね」

西村さんの「~PIANO SWITCH TOUR 2019~」。
この地方では8月10日土曜日、名古屋伏見のヤマハ名古屋ホールで行われます。

「ものすごく音響が良く、工夫されてるホールだと聞いてて、ピアノの音色を、本当にシャワーを浴びるような感じで、お仕事でお疲れの方とか、子育て頑張ってるお母さんだとか、いろんな方に聞いていただきたいなと思います」 
(尾関)
 
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2019年05月12日08時24分~抜粋

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