クラシック界の異端児・清塚信也は「中世なら火あぶり?」

小堀勝啓の新栄トークジャンボリー / エンタメ

1月20日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー 』に、クラシックピアニストの清塚信也さんがスペシャルゲストとして登場。

「久しぶりにお会いするのがむちゃくちゃうれしい」と喜ぶ小堀が、昨年12月12日にリリースされたアルバム『connect』に込められた、清塚さんの想いをうかがいました。

コネクターになりたい

「このニューアルバム『connect』。ついにそこに踏み込んだかー」と感心した様子の小堀に、思わず笑う清塚さん。

収録されているのは、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの名曲の数々。

「往年の、オーソドックスな大家たちを並べて、そこに現代の方々を触れさせたい。それを繋ぎたい。“コネクター”の役割になりたい。

でもそれだけじゃなくて、バッハを、例えば現代に蘇らせるということもまた。我々現代人を過去に連れていくだけじゃなくて。過去のバッハとか彼らを、現代に連れてくるというのもの、“コネクト”の役目かなと思って」

清塚さんは『connect』のコンセプトについて、このように語ってくれました。

「ずっと忘れないように守っていく、同じことをするという美学。初めてやった人をずっと再現していくという美徳。というのも、わかるっちゃわかるんですよねぇ」という清塚さん。

とはいえ「昔をコピーし続ける形こそ良し」というクラシック界の常識が、素人的に理解できない部分もあったという小堀は、今回の清塚さんのアルバムを聞いてまさに「これだ!」と思ったと言います。
 

「魔女が弾いてる!」

この『connect』で、清塚さんはある斬新な演奏方法に挑戦されています。

それは小堀いわく「クラシック界を敵に回す、大胆なこと」。

しかし、「クラシック界を敵に回すっていう意味では、もう高校生ぐらいから敵に回してるんで。大丈夫ですよ」と、どこまでも大胆不敵な清塚さんです。

小堀「クラシックのピアニストなんだけど、異端ですよね」
清塚さん「異端ですねー。中世なら火あぶりでしょうね(笑)」

小堀「裁判でケツに焼き印を押されて」
清塚さん「『魔女が弾いてる!』ってね」

「だけど、きっと作った人はうれしいんじゃない?『あっ、呼んだ?』って出てきて、バッハが。『今お前、こういう風に弾くんだ!今だと』って」と大家たちのリアクションを想像する小堀に、「それ知りたいですねー」と嬉しそうな清塚さん。

「怒ったら怒ったで、『勝った!』と思うしね(笑)『このつもりで書いたよ、確かに』って言われたらすごいですよね」

往年のピアニストに思いを巡らせる2人。
 

クラシック界の名探偵

「例えば今回バッハの曲なんか、音の強弱がつかない時に作曲された曲を、強弱めちゃくちゃつけて演奏してるんですよ」と、今回のチャレンジについて語る清塚さん。

「バッハが今蘇ったら、『そうそう!強弱がつく楽器では、こういう風に弾こうと思ってたんだよ』って言ってもらえたらすごいうれしい」と言います。

クラシック音楽を「化石の復元」に例えて、「テンポとか譜割りとか、想像で繋ぎ合わせている部分があるんじゃないか」という小堀に、「そうそう。全然違うかもしれない、もしかしたらね」と同意する清塚さん。

清塚さん「史実って、歴史でもそうですけど、簡単に1つの証拠で変わったりしますからね」

小堀「極悪人だと思ってたのが、全然そうじゃないとかあるし」

清塚さん「正義になったりね。そういうのも音楽1つを通して、予想したり、推測したりするものまたロマンですね」

「ある意味で、清塚信也っていう人はクラシック界における名探偵」と形容する小堀に、「うれしいですね。いいですねー、すごい好きです」と、まんざらでもない様子の清塚さんでした。
(minto)
 
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2019年01月20日08時23分~抜粋

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