森山直太朗、ガラポンに人の営みを感じる。

小堀勝啓の新栄トークジャンボリー / エンタメ

シンガーソングライターの森山直太朗さんが、8月26日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

8月22日にニューアルバム『822(パニーニ)』をリリースした森山さん。
「パニーニって洒落たことを。イタリアのパンかよと思って字を見たら、尻から力が抜けて」と言う小堀に「尻からいきましたか。失礼いたしました」と直太朗さん。
そのタイトルの理由は…

洒落たアルバムタイトル

発売日が8月22日だからパニーニ、ということだそうです。

「発売日を覚えていただきたいなという思いが強すぎて」と直太朗さん。
「僕のこの老いた灰色の脳髄に刻まれました」と小堀です。

「いろんな人のお力と優しさで、なんとか形になり、さらには自分以上の何かが出来上がったような、抱えきれないようなそんなエネルギーが詰まった作品になりました。

曲の先に参加してくれるミュージシャンやいろんな人がいる。だから曲を作っていないとそういった出会いはなかったわけです。そう考えると、手前味噌ですが曲作りは尊いです。

物を作ったり表現をしていくことは、これだからやめられないなっていう、やっている冥利に尽きる瞬間が、今回のアルバムにも紛れもなくまざまざとありました」

時代を繋ぐように出来た曲

「御徒町凧さんと共作をずっとしてて、不思議なんだけども二人の世界は垢がつかないですね。詞とメロディと一緒にできてきたような一体感がどの曲にも必ずあるんですよ」と小堀。

鮮度や初々しさみたいなものは意識しながらも、同時に、ずっとそこにあったような物ということもイメージしているそうです。

「今回、「時代は変わる」って曲がアルバムの最後にあるんです。この曲を聞いてもらった時に、新曲っていう認識とか印象よりも、ただずっとそこにあったような物、そういうイメージを持つと思うんですが。言葉にしてしまうと、蛇足になってしまいますけども」

小堀「この曲にはコーラスで母親、森山良子さんも加わっていたりして」
直太朗「母上にねえ、頼もう~つって」
小堀「直太朗、歌い方が違うんじゃない?って言われませんでしたか?」
直太朗「言われました」

そこに高田漣さんとも加わっています。

「"時代は変わる"っていう普遍的なテーマに対して、狙ったつもりは毛頭なかったんですけど。漣君もお父さんの後を継ぐように、この世界に入ってますから」

高田漣さんのお父さんとはフォークシンガーの故・高田渡さん。

歌うと森が見えてくる

「3曲目の『人間の森』。この曲は何を訴えかけようとしているのかな?あるいは何も訴えかけていないのかな?みたいな、でも歌ってると面白くて」と直太朗さん。

最近ショッピングモールなどの人混みで歌うことが多いそうです。
その時に"人間の森、綺麗なだけの蝶々、迷い込んだ人間の森"というフレーズを歌っていると、その景色が森に見えてくるんだそうです。

「それは面白い経験で、曲っていうのは良い創作と良い表現が一致した時に、往々にして何かを超える瞬間、境がなくなるような感覚というのがあるんです」

ガラポンに人の営みを見た

そんなイベント会場ではガラポン抽選会を幾度となくしてきたと言う直太朗さん。
ガラポンとは小さい色のついた玉が入った木の箱をガラガラ回して、赤い玉が出たら一等などの商店街の福引みたいなやつです。

「この玉が出る瞬間っていうが普遍的なんですよね。これだけ文明が発展して、楽しいこともたくさんある中で、この一喜一憂ってのはなくならないんだなっていう。安心さえ覚えますよ」と言う直太朗さんに、「AIの時代だ、なんだかんだいっても、この玉が出る時のドキドキ感」と賛同する小堀。

「もう何千という玉が出たり入ったり、まあ入ったりすることはないですけども、ずっと僕は見届けてますけど、毎回新鮮に、『はっは~。もう、イェエ~イ、ハイタッチぃ~』なんて言って、僕はあそこに何か営みを感じますねえ」

熱く語る直太朗さんでした。

友部正人でコクが出た

「このアルバムには、いろんな人が参加してるんですけど、2曲目『出世しちゃったみたいだね』に友部正人さんの名を見た時は、おおっと思いました」と小堀。

「僕もこのアルバムの一つ聞きどころ、見せ場になったなあと我ながら思っているんです。一番尊敬している友部さんのコーラスですが、もう気持ちはデュエットですよ。

友部さんが入ってくれることによって、この曲の旨味とか面白みみたいなものが絶対に増すし、なんならもう友部さんなしでは成立しないぐらいの曲になるんじゃないかと思って、ディレクションさせて頂きました」と直太朗さん。

「すごくコクが出ましたね」と言う小堀に、「コクしかないですよ」と直太朗さん。

「やっぱり友部さんに入って頂くことによって圧倒的な二度聞きしてしまうような違和感と、その違和感に対して芽生える好奇心みたいなのが産まれました。我ながら、僕が大好きな触り心地、聞き心地、良い感じのザラザラ感になりました」

コンサートツアー

「森山直太朗コンサートツアー2018~19 『人間の森』」が10月から始まりますが、中京エリアは12月14日(金)、三重県文化会館大ホール。名古屋では2月11日(月・祝)。211の名古屋国際会議場センチュリーホール。

そしてもう一つ来年4月22日、月曜日、422は同じくセンチュリーホール。211と422。822(パニーニ)と通じるものがあります。

直太朗「422だと“死に―に”になりますね」
小堀「あんまり良くないですね。死にに行こうぜ、みたいな」
直太朗「でも、それぐらいの気持ちで、僕はリングに立つ気分です」
小堀「リングに立つ人は奈良判定で大変ですけども、直太朗判定なし。見る人の判定です」

コンサートツアーも楽しみな森山直太朗さんでした。
(尾関)
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2018年08月26日08時17分~抜粋

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