小堀勝啓の新栄トークジャンボリー

SHISHAMO、男性メンバーがひとりいると誤解される

スリーピースロックバンド、SHISHAMOがゲストでした、6月24日放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。

メンバーは宮崎朝子さん(ボーカル・ギター)、松岡彩さん(ベース)、吉川美冴貴さん(ドラムス)の3人です。

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3人は変わらず

SHISHAMOは、神奈川県川崎市の高校の軽音楽部で結成し、2013年にメジャーデビュー。翌2014年、ベースが松岡彩さんに入れ替わって今に至ります。神奈川県川崎市出身のだけにJリーグは川崎フロンターレのファンです。

2016年には武道館単独ライブを成功させ、去年2017年にはNHK紅白歌合戦にも出演しました。
こうした急成長にも「3人はあんまり変わらない」と口々に言うメンバー。
周りが変わったことはありますか?

「友だちが増えたとか」「友だちって言うヤツが増えるとか」。

「それは、いろんな人から聞いたことがある。地元のライブとか行くと突然、知らない人が楽屋に来てて。知らないって顔すると、変わったなあと、みんなに言って歩かれるとヤダから、知ってる振りをするって」と小堀。

そんな時は、「私、知らないふりしちゃうな」「わかんないってなっちゃう」「覚えてないなあって言う」と3人。

紅白にも出場

「あれよあれよで、去年の紅白の発表の時、お父さんはもう本当に目頭が熱くなりました。あれってヘンな感じだった?」

なぜか父親の気持ちのような気持ちになる小堀勝啓。

宮崎「発表されても、なんかふわっとした感じで、当日までちょっと信じてない感じがありましたね」
松岡「すごいそわそわしたんですけど、みんな余裕があるように見えて、余計そわそわしてました」
吉川「服もちょっと小綺麗にして」

コミュ力のない三人

紅白だと普通の対バンの時と違って、年齢も違う人が大勢いるわけですが、楽屋ではどうしてたんでしょうか?

「できるだけ、出歩かないようにしてました。紅白じゃなくてもフェスとかも、いろんな人がいるじゃないですか。コミュ力みたいなものが3人ともそんなにないので、出来るだけ人に会わないように、床をずっと見ながら歩いてました。もうとにかく目を合わせないことで精一杯でした」

そんな内面を感じさせないほど、ライブでは凛々しい3人。

「演奏をプロとしてやらせてもらってるんで、テレビで放送されるのは緊張はするんですけど、普段、ライブで散々、やってる事なんだから、これのプロなんだからって自分に言い聞かせてやってます」

メンバーに男が一人?

「普通で見ると、へにゃってしてるんだけど、演奏する時は何かが乗り移ったぐらいにカッコいい。(宮崎)朝子ちゃんは、フロントだから分かるんだけども、ドラムの(吉川)美冴貴ちゃんは男っぷりがやたらいいよね」と小堀。

「私も、普段は直前までめちゃくちゃ緊張してるんですけど、でもやっぱり演奏してる時には、私の中の男のスイッチが入るかもしれないですね」と吉川さん。
「そのせいでメンバー、一人男だと間違われて」「結構間違えられる」と他の二人も口々に言います。

「SHISHAMOってずっと一人男だと思ってたのに違うんだ、みたいな。ただ原因は私ですね。男だと思われている人間は私」と言い切る吉川さんでした。

「(松岡)彩さんもベースを弾く時は、蹴りそうなぐらい足が上がりますね。何か言うと泣きそうなタイプなのに」と言う小堀に「泣きます」「あながち間違ってないです」「すぐ泣いちゃう」と同意する三人でした。

少女漫画を読むように

6月20日にリリースされたアルバム『SHISHAMO 5』の1曲目「ねえ、」がカルピスウォーターのCMソングに決定しました。2期続けて同じアーティストというケースは初のこと。

そんなSHISHAMOの歌詞の世界、実はほとんどがフィクションとのこと。

「妄想少女?」と小堀の疑問に、「妄想と言うか、少女漫画を読むのがすごい好きで、だから、そういうのを楽しむみたいに曲を聞いてほしいなと言うのがありますね」と宮崎さん。

特別な曲

アルバムの最後を締めくくる楽曲「私の夜明け」に込めた想いは?

「SHISHAMOの曲って、想像だったりでお話で作ってる曲がほとんどなんですけど、この曲は違うんです」

「学校行ってたり、働いてたり、みんな、それぞれあると思うんですけど、一生懸命、毎日を生きてる人って、辛いこととか、嫌なことがたくさんあるだろうなと思うんです。これは、そういう人の味方になれる曲が作りたいなと思って作った曲です」

5年経って綺麗になった

「僕が最初に知った5年ぐらい前に比べると、やっぱし、みんな、アーティストオーラも出てきたし、メイクも上手になってナチュラルだけど可愛くなりました。自分でも思う?」との小堀の問いに、「多少、思いますね。すいません」と照れる宮崎さん。

「私は無頓着すぎて、二人にすごい気にしてもらうんですよね」と吉川さん。「本当に、去年ぐらいから、自分の髪の毛をセットすることを覚えはじめて、それまでは、切ったら切りっぱなしみたいな」

松岡さんが一番、髪色変えたり、形を変えたりしてそうですが。「髪色に関しては結構、こまめに染めたりしてます」

「それぞれに女の子らしい可愛さいっぱいあるんだけど、女を売り物にしない潔さがありますね」と言う小堀に、「それはたぶん、音楽と関係ないところだからってのはあるかもしれないですね。やっぱり音楽を一番聞いてほしいので」と宮崎さんです。

川崎フロンターレへの愛

7月28日、土曜日には、川崎フロンターレのホーム等々力陸上競技場で「SHISHAMO NO夏MATSURI !!! ~ただいま川崎2018~」が開催されます。「やっぱ、いつも、私たち3人で試合を見に行って元気をもらってる場所なので、そこでライブができるってはすごい嬉しいです」

昨年、川崎フロンターレがJ1リーグ優勝をした時はどうだったんでしょうか?
「私たち、ちょうど、その日、ライブで遠くにいたんですけどリハーサル中に知って、もうあれは興奮したね」
「そうだねえ」

口々に言う3人です。

「3人で試合を見に行くの?そうするとファンの人からいろいろ言われない?」と小堀。
「最初の頃は、結構ちやほやしてくれてたんですけど、最近は行っても全然」
「それが普通みたいな」
「ウィッスみたいな感じで」

「来てあたりまえみたいなんだ。それは、どうなんですか? 」との小堀の質問には、「もうちょっと、ちやほやしてくれてもいいよね」「そうだね」と不満げでした。

最後に、「SHISHAMOは出過ぎず、合わせ過ぎず、ちょうどいい感じに自己主張してるバンド」と言う小堀に、「全員が見えるからスリーピースはいいなあと思いますね」と言う宮崎朝子さんでした。

ゲストは、7月28日、土曜日の等々力陸上競技場(神奈川県川崎市)でのライブが楽しみなSHISHAMO。
フロンターレの試合で、3人を見かけたら、もう少しちやほやしてあげて下さい。
(尾関)
 
小堀勝啓の新栄トークジャンボリー
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2018年06月24日08時24分~抜粋

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