2007年からスタートした、名古屋初の音楽を中心とする一大イベント「栄ミナミ音楽祭」が、今年も5/12（土）・13（日）の2日間開催されます。
4/29放送の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』では、その音楽祭にジャズ・シンガーとして参加予定の、渡辺美香アナウンサーがゲスト出演しました。
名古屋を代表する大規模フェス
今年で12回目の開催となる栄ミナミ音楽祭。
最初は名古屋の繁華街・栄の街の南側一帯で、ロック、ポップス、ジャズなど様々なアーティストが一同に会して、インストアライブやストリートライブを行なっていたのですが、今ではもう会場が金山・名駅・納屋橋にまで広がっています。
何と今年は46会場、500組の出場者という規模に。
この『新栄トークジャンボリー』も、5/12の11時～12時半、矢場町交差点・若宮広場特設ステージで公開録音を兼ねたライブを行ないます。
出演ミュージシャンは、ジャズピアニストの後藤浩二さん、『オトナバンドフェス2017』の優勝者でシンガーソングライターの花井健児さん、渡辺美香アナ。
ＣＢＣＢラジオ『後藤浩二 ジャズ魂～あなたと夜と音楽と～』のパーソナリティとしても活躍中の後藤さん。栄ミナミ音楽祭が始まった当初からジャズステージに関わってきており、そこに途中からＣＢＣラジオも参加してという形になっていったのでした。
何と今年は46会場、500組の出場者という規模に。
この『新栄トークジャンボリー』も、5/12の11時～
出演ミュージシャンは、ジャズピアニストの後藤浩二さん、『オトナバンドフェス2017』の優勝者でシンガーソングライターの花井健児さん、渡辺美香アナ。
ＣＢＣＢラジオ『後藤浩二 ジャズ魂～あなたと夜と音楽と～』
ジャズソングの意外な内容
「後藤さんが集める珠玉のジャズメンバーとのコラボに、私の歌も混ぜていただきます」と嬉しそうに渡辺アナは語ります。
大体20分くらいのステージになる予定で、今回は「春ジャズソング」がテーマなんだそう。実は、ジャズには春の歌がすごく多いんだとか。
例えば「April in Paris（パリの四月）」や、ジャズで一番人気と言ってもいい「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」。
後者のタイトルは「私を月に連れてって」という意味で、その内容は“火星や木星の春の訪れを見てみたい”と女性が無理難題を言っているのです。何てワガママな。
ですがその後、“つまり言い換えると、私を抱きしめてキスしてほしい。私にとって、月に行くことと同じくらい素敵なことだから”というような内容になっています。ロマンティックですね。
他に「酒とバラの日々」という曲は、バラを春のイメージに見立てています。
この曲は同タイトルの映画の主題歌で、酒に溺れて愛を失ってしまった夫婦が、「あの素晴らしい春のような愛の日々。今はもうない、酒とバラの日々」と懐かしく振り返る、切ない内容の歌詞になっています。
ハッキリ言って「本当にアルコール依存症って怖いね」という映画であり、曲なのです。意味を知らずに聴いてるだけだとロマンティックな曲なのですが。
こういった比喩を使った春のジャズの歌がたくさんあるそうで、それを解説しながら披露したいと渡辺アナは言います。これは楽しみですね。
大体20分くらいのステージになる予定で、今回は「春ジャズソング」がテーマなんだそう。実は、ジャズには春の歌がすごく多いんだとか。
例えば「April in Paris（パリの四月）」や、ジャズで一番人気と言ってもいい「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」。
後者のタイトルは「私を月に連れてって」という意味で、その内容は“火星や木星の春の訪れを見てみたい”と女性が無理難題を言っているのです。何てワガママな。
ですがその後、“つまり言い換えると、私を抱きしめてキスしてほしい。私にとって、月に行くことと同じくらい素敵なことだから”というような内容になっています。ロマンティックですね。
他に「酒とバラの日々」という曲は、バラを春のイメージに見立てています。
この曲は同タイトルの映画の主題歌で、酒に溺れて愛を失ってしまった夫婦が、「あの素晴らしい春のような愛の日々。今はもうない、酒とバラの日々」と懐かしく振り返る、切ない内容の歌詞になっています。
ハッキリ言って「本当にアルコール依存症って怖いね」という映画であり、曲なのです。意味を知らずに聴いてるだけだとロマンティックな曲なのですが。
こういった比喩を使った春のジャズの歌がたくさんあるそうで、それを解説しながら披露したいと渡辺アナは言います。これは楽しみですね。
どんな恨みつらみが出ることやら
CBCラジオが主催する、年末恒例となった音楽コンテスト「オトナ・バンドフェス」。昨年の第5回大会で優勝したのが、花井健児さんです。歌唱力はまさに折り紙付き。
優勝直後にオープニングアクトで出演した「青春のグラフィティコンサート」では、ステージ脇で聴いていた南こうせつさんや泉谷しげるさんら大御所の皆さんが「やめてくれよ！こんな上手いヤツが先に歌ったら、出づらいぞ！」と困惑していたと、小堀が思い返します。究極の誉め言葉ですね。
その花井さんと、渡辺アナと小堀がコラボして歌う予定の曲が「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」。今年2月に亡くなった俳優、左とん平さんのデビューシングルです。
「自分の人生はすりこぎだ！」ということを延々とぶちまけている内容で、花井さんが歌うイメージがありません。“オッパイ”という歌詞も出てくるため、そのまま歌うにはちょっと厳しい渡辺アナは、自分流のヘイ・ユウ・ブルースを歌うそうです。
渡辺アナ「この曲に乗せて、日頃の鬱憤を歌詞にしたいと思います（笑）」
小堀「怖っ！何か言われないだろうな…（苦笑）」
そもそもブルースとは、神のために捧げる「黒人霊歌」と、労働のためのかけ声に使われた「労働歌」から派生したものと言われています。
奴隷解放の後もなお、厳しい差別環境に置かれていた黒人の人たちが、歌に乗せて辛い思いを吐き出すのが、ブルースの元となったのでした。
なので、自分の不満や欲望をブルースで表現するのは間違っていません。
素敵なジャズ演奏、抜群の歌唱力、春ジャズのトリビア、本音の暴露。いろんな楽しみ方ができそうな、今年の栄ミナミ音楽祭です。
（岡戸孝宏）
優勝直後にオープニングアクトで出演した「青春のグラフィティコンサート」では、ステージ脇で聴いていた南こうせつさんや泉谷しげるさんら大御所の皆さんが「やめてくれよ！こんな上手いヤツが先に歌ったら、出づらいぞ！」と困惑していたと、小堀が思い返します。究極の誉め言葉ですね。
その花井さんと、渡辺アナと小堀がコラボして歌う予定の曲が「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」。今年2月に亡くなった俳優、左とん平さんのデビューシングルです。
「自分の人生はすりこぎだ！」ということを延々とぶちまけている内容で、花井さんが歌うイメージがありません。“オッパイ”という歌詞も出てくるため、そのまま歌うにはちょっと厳しい渡辺アナは、自分流のヘイ・ユウ・ブルースを歌うそうです。
渡辺アナ「この曲に乗せて、日頃の鬱憤を歌詞にしたいと思います（笑）」
小堀「怖っ！何か言われないだろうな…（苦笑）」
そもそもブルースとは、神のために捧げる「黒人霊歌」と、労働のためのかけ声に使われた「労働歌」から派生したものと言われています。
奴隷解放の後もなお、厳しい差別環境に置かれていた黒人の人たちが、歌に乗せて辛い思いを吐き出すのが、ブルースの元となったのでした。
なので、自分の不満や欲望をブルースで表現するのは間違っていません。
素敵なジャズ演奏、抜群の歌唱力、春ジャズのトリビア、本音の暴露。いろんな楽しみ方ができそうな、今年の栄ミナミ音楽祭です。
（岡戸孝宏）
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