4月1日の『小堀勝啓のトークジャンボリー』のゲストはデビュー30周年を迎えた遊佐未森さん。不思議な縁の話に小堀勝啓も引き込まれました。
デビュー30周年、遊佐未森さんの不思議な縁
少女のままで30年
「4月1日は遊佐さんのデビュー日なんですね。エイプリルフールなので、かつがれてるんじゃないかと思いませんでした?」と小堀勝啓。
「思ってました。なので、当時、エピックソニーだったんですけど、青山一丁目の近くの CD ショップに行って確認しましたよ。本当にあったので、デビューしたんだなって思って」と遊佐未森さん。
1988年4月1日のデビューアルバム「瞳水晶」から30年が経ちました。
小堀「ずっとお会いしてるんですけど、少女のままなので、不思議な感じがするんですよ」
遊佐「いや、小堀さんもずっとお変わりないので」
小堀「この辺の空気感の人達って時間がゆっくり動いてるのかもしれない」
遊佐「そうかもしれないですね」
「思ってました。なので、当時、エピックソニーだったんですけど、青山一丁目の近くの CD ショップに行って確認しましたよ。本当にあったので、デビューしたんだなって思って」と遊佐未森さん。
1988年4月1日のデビューアルバム「瞳水晶」から30年が経ちました。
小堀「ずっとお会いしてるんですけど、少女のままなので、不思議な感じがするんですよ」
遊佐「いや、小堀さんもずっとお変わりないので」
小堀「この辺の空気感の人達って時間がゆっくり動いてるのかもしれない」
遊佐「そうかもしれないですね」
桃
3月21日にはデビュー30周年記念アルバム「PEACHTREE」が発売されました。
「桃は大好きなので結構、歌詞にも使ってたり、アルバムタイトルにもいくつか散りばめてたりします。今回30周年っていうことで桃の木がまず浮かんで。それでピーチツリーかなと思いました」
「桃は僕の好きな果物のうちのベスト3に入っています。桜の花は国民的に愛でる木なんだけど、桃の花もすごく綺麗です」と言う小堀に、「可憐ですよね」と遊佐さん。
30周年のベストアルバムなので様々な曲が入っています。小堀が気になったのは、自分が好きだという10曲目の「see you in spring」。
「割とライブでよくやるんですよ。当時はシングルのカップリングだったので、あんまりやってなかったんですけど、久しぶりに色々聞き直してみて、これはライブで今やりたいなーっていう、再会しちゃったような、そんな曲です」と遊佐さんです。
「桃は大好きなので結構、歌詞にも使ってたり、アルバムタイトルにもいくつか散りばめてたりします。今回30周年っていうことで桃の木がまず浮かんで。それでピーチツリーかなと思いました」
「桃は僕の好きな果物のうちのベスト3に入っています。桜の花は国民的に愛でる木なんだけど、桃の花もすごく綺麗です」と言う小堀に、「可憐ですよね」と遊佐さん。
30周年のベストアルバムなので様々な曲が入っています。小堀が気になったのは、自分が好きだという10曲目の「see you in spring」。
「割とライブでよくやるんですよ。当時はシングルのカップリングだったので、あんまりやってなかったんですけど、久しぶりに色々聞き直してみて、これはライブで今やりたいなーっていう、再会しちゃったような、そんな曲です」と遊佐さんです。
初めての仕事の不思議な縁
1曲目の「鈴懸の風薫る」はNHKアニメドキュメント「女川中バスケ部5人の夏」のエンディングテーマ。宮城県女川町の女川中学校女子バスケ部は全国屈指の強豪校でしたが、東日本大震災後は、三年生が5人になってしまいました。このアニメはそれでも、ひたむきに全国大会を目指す彼女たちの姿を描いた物語です。
ドラマで使う音楽“劇伴”の仕事は初めてだったという遊佐さん自身も宮城県仙台市の出身です。遊佐さんは、「みやぎびっきの会」という子どもたちを支援する団体のメンバーでもあります。
「その女川の女の子たちが小学生だった時に、女川フィーバーエンジェルスというチームで、全国大会で東京に来た時の遠征費をびっきの会でサポートしてたんです。実は彼女たちが五年生の時に応援に行ってたんですよ。で、去年、アニメのお仕事をいただいて。こういうご縁があるんだなって思いました」
「人間のやってることは、断片的に何かあるんじゃなくて、ひとつずつやってる毎日のことが、なんか繋がってるもんですよね」と小堀。
「本当に去年はそういう気持ちで、すごく集中して、番組の音楽とエンディングテーマの『鈴懸の風薫る』を作りました」
ドラマで使う音楽“劇伴”の仕事は初めてだったという遊佐さん自身も宮城県仙台市の出身です。遊佐さんは、「みやぎびっきの会」という子どもたちを支援する団体のメンバーでもあります。
「その女川の女の子たちが小学生だった時に、女川フィーバーエンジェルスというチームで、全国大会で東京に来た時の遠征費をびっきの会でサポートしてたんです。実は彼女たちが五年生の時に応援に行ってたんですよ。で、去年、アニメのお仕事をいただいて。こういうご縁があるんだなって思いました」
「人間のやってることは、断片的に何かあるんじゃなくて、ひとつずつやってる毎日のことが、なんか繋がってるもんですよね」と小堀。
「本当に去年はそういう気持ちで、すごく集中して、番組の音楽とエンディングテーマの『鈴懸の風薫る』を作りました」
曲に込めた思い
東日本大震災から7年。特に被害の酷かった女川町には、未だに人が戻ってこず、なかなか地域のコミュニティができないという問題もあるそうです。「鈴懸の風薫る」への思いをこう語ります。
「だんだんと時間が経って行った時に、音楽の役割っていうのをすごく感じます。子供たちがだんだん大きくなってきて、高校生ぐらいになってくと、将来を見て、夢を持って歩いていく。その姿に、大人たちみんなが元気をもらう」
「それが希望の光みたいで、とっても大切だと思います。なので、木漏れ日が射してる道を、彼女たちが歩いていく姿を思い浮かべながら曲を書いたんです」と遊佐さん。
「だんだんと時間が経って行った時に、音楽の役割っていうのをすごく感じます。子供たちがだんだん大きくなってきて、高校生ぐらいになってくと、将来を見て、夢を持って歩いていく。その姿に、大人たちみんなが元気をもらう」
「それが希望の光みたいで、とっても大切だと思います。なので、木漏れ日が射してる道を、彼女たちが歩いていく姿を思い浮かべながら曲を書いたんです」と遊佐さん。
大切な場所の校歌
ご縁といえば、17曲目、「国立市立国立第八小学校校歌」が入っています。これは15年前、当時の校長先生と父兄の方々から依頼を受けて作った校歌。何度も学校に通って、子供達に会ったり、一緒に給食を食べたりしながら、作り上げたそうです。さらに、大学時代は国立音大に通っていた遊佐さんにとっては、国立は青春の町として懐かしい町でもありました。
「だから行くと本当にキュンキュンしちゃうんですけど、そういう、自分にとって大切な場所の小学校の校歌を書かせていただいたのは、自分の活動のターニングポイントになりました。だから今回のベストに、この校歌は外せないと思って初めてレコーディングしました」と思いを語る遊佐さん。
「これを聞くと、宮沢賢治のイーハトーヴの世界があるんですよ。我が学び舎の~とかそういうことを言うんじゃなくて、すごく景色の見える良い校歌だなと思いました」と小堀。
「ありがとうございます。私も歌うと国立の町並みが見えてくるし、その当時の子どもたちや校長先生とか、ご父兄の方のことが浮かんできます。非常に大切な一曲です」と言う遊佐さんです。
「だから行くと本当にキュンキュンしちゃうんですけど、そういう、自分にとって大切な場所の小学校の校歌を書かせていただいたのは、自分の活動のターニングポイントになりました。だから今回のベストに、この校歌は外せないと思って初めてレコーディングしました」と思いを語る遊佐さん。
「これを聞くと、宮沢賢治のイーハトーヴの世界があるんですよ。我が学び舎の~とかそういうことを言うんじゃなくて、すごく景色の見える良い校歌だなと思いました」と小堀。
「ありがとうございます。私も歌うと国立の町並みが見えてくるし、その当時の子どもたちや校長先生とか、ご父兄の方のことが浮かんできます。非常に大切な一曲です」と言う遊佐さんです。
30年続けたご褒美
16曲目、NHK教育「天才てれびくんMAX」に書き下ろした「水玉」にはこんなエピソードがありました。
「当時、女の子が二人で歌ってくれてたんですけど、そのうちの一人が岩井七世さんという女の子で、なんと去年、別のお仕事で再会をしまして。奇麗な女優さんになっていたんです。
30年もお仕事を続けてきたご褒美みたいな瞬間でした。去年のcafe mimoツアーを見に来てくれたり、私も彼女の舞台を見に行ったりして。なんかそういうの本当に嬉しいですね」
「これから40周年、50周年はどういうふうに広がってくのかなと思うと楽しみですね」と言う小堀に、「ご、50…」と絶句する遊佐さん。
小堀「いけると思いますよ。そのツヤツヤぶりなら、全然大丈夫です」
遊佐「小堀さんにそう言っていただけたら心強いですけど」
小堀「その時、僕がインタビューできるかどうか微妙です。どなたですか?ってなっちゃってるかもしれない」
遊佐「いやいや、ぜひお願いします」
遊佐未森さんのツアー「cafe mimo ~春爛漫茶会~」、名古屋は4月28日、土曜日に千種文化小劇場ちくさ座で開催です。ここは珍しい円形劇場です。
ゲストは、トイピアノからアコーディオンまで鍵盤を駆使する音楽家、良原リエさん。生活に疲れた方は、ぜひ、生で遊佐未森さんとのゆったりした時間をお楽しみください。
(尾関)
「当時、女の子が二人で歌ってくれてたんですけど、そのうちの一人が岩井七世さんという女の子で、なんと去年、別のお仕事で再会をしまして。奇麗な女優さんになっていたんです。
30年もお仕事を続けてきたご褒美みたいな瞬間でした。去年のcafe mimoツアーを見に来てくれたり、私も彼女の舞台を見に行ったりして。なんかそういうの本当に嬉しいですね」
「これから40周年、50周年はどういうふうに広がってくのかなと思うと楽しみですね」と言う小堀に、「ご、50…」と絶句する遊佐さん。
小堀「いけると思いますよ。そのツヤツヤぶりなら、全然大丈夫です」
遊佐「小堀さんにそう言っていただけたら心強いですけど」
小堀「その時、僕がインタビューできるかどうか微妙です。どなたですか?ってなっちゃってるかもしれない」
遊佐「いやいや、ぜひお願いします」
遊佐未森さんのツアー「cafe mimo ~春爛漫茶会~」、名古屋は4月28日、土曜日に千種文化小劇場ちくさ座で開催です。ここは珍しい円形劇場です。
ゲストは、トイピアノからアコーディオンまで鍵盤を駆使する音楽家、良原リエさん。生活に疲れた方は、ぜひ、生で遊佐未森さんとのゆったりした時間をお楽しみください。
(尾関)
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