デビュー38年を迎える田原俊彦さんが、6/18の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
80年代にCBCラジオ『小堀勝啓のわ!Wide』で『田原俊彦 誘惑トゥナイトSEE SAY DO』(ニッポン放送制作)が放送されていたことをきっかけに、『ザ・ベストテン』(TBSテレビ)の追っかけ中継や、名古屋でのコンサートにおける共演などで交流を深めていたふたりです。
ヘソの下のポニョと戦う田原俊彦、今だから歌える世界観とは?
老いらくの遠距離恋愛?
田原さん(以下、トシちゃん)と小堀勝啓とは『ごごイチ』(2012年終了)以来、数年ぶりのトーク。
スケジュールの都合から電話出演ではあるものの、お互いの近影を手元に置いて話すという、昔の遠距離恋愛のようなシチュエーションです。
いきなり「元気ですかー!小堀さーん!」とテンションの高いトシちゃん。
「小堀さん元気だね!元気の源は何なんですか?エロですか?」
逆インタビューを畳み込むトシちゃんの勢いに、小堀もタジタジになりながら「エロはトシの先輩特許でしょ!」と返します。
小堀「だってさ、(トシも)50代半ばじゃん」
トシ「何言ってんですか。46ですよ」
小堀「それボケてんじゃないの?」
スタートからこんな勢いです。このふたりの辞書には「経年劣化」という言葉はなさそうです。
ヘソの下のポニョ
50代半ばとは言え、今もステージでは頭の上まで片脚を上げられるトシちゃん。
「でもさ、痛いんですよ、その後が…湿布貼りまくって」
いきなり現実に引き戻されますが、フィジカル面維持には秘訣があるはずです。
「日々ストレッチして…あと踊るのが大好きじゃないですか。道路歩いてても、ショーウィンドウに映る僕を見ながら踊っちゃいますから」
マイケル・ジャクソンのミュージックビデオを地で行くトシちゃん。
トシ「タルんだなぁと思うとビシッと締めたりしますね」
小堀「え?トシにもタルんだなと思うこと、あるの?」
トシ「やっぱりね、時々"ヘソの下のポニョ"が出てくることがあるんです。小堀さんはキテないでしょ?」
小堀「いやー、結構キテる」
トシ「じゃあ生で見たいな、今度」
小堀「生コボ・下ポニョですから」
わかるようなわからないような会話ですが、二人の間では理解し合えているようで何よりです。
実はスイーツ好きなトシちゃん。お酒が得意ではないため、夜中まで遊び歩くようなことはほとんどなく、これも健康維持に役立ってるとのこと。
「じゃあ、我々"フェミニスト"としては、家庭人として愛すると」
愛妻家の小堀がそのタイトルになぞらえて、新曲の話題へ移ります。
阿木燿子さんに読まれたトシの内面
6/21リリースの新曲「フェミニスト」では、歌詞を阿木燿子さんが手掛けています。
「16年ぶりにご一緒して。今回は先に曲ができていて、阿木さんにお願いしたいなと言ったら快く引き受けてくださいまして。僕が30周年の時に書いた『職業=田原俊彦』(ロング新書)という自伝を読んでくださって生まれた詞とタイトルで。
ちゃんと今の僕を理解して、僕の想いを形にしてくれて、本当にドキっとしましたね」
まるで阿木さんに自分の内面を読まれたか、と思うような歌詞が出来上がったそうです。
「僕が小堀さんと始終会ってた10代20代では表現できないような世界、今の僕じゃなきゃ歌えない詞の世界を表現してくれて嬉しかったです」
小堀がタイトルに絡めて「我々男はアホなんで、女性にはかなわんところがありますよね?」と尋ねると、このように言葉を選びながら語るトシちゃん。
「この世に僕らが存在しているのは、やはり女性…母から生を受けてこの世に出てくるわけですから」
ディナーショーで歌うキング・カズ
7/1(土)にはイオンモール木曽川でイベントを開催するトシちゃん。
デビューから38年目にあたり、ファンに対する思いを語ります。
「『哀愁でいと』から追いかけてきて支えてくれるファンの皆さん、それぞれに生活があって忙しい中を過ごして、こどもたちも手が離れたりして、自分の時間ができて経済的余裕ができた人もいると思うので、改めて足を運んでくれると嬉しいです」
熱烈な田原俊彦ファンと言えば、プロサッカー選手の「キング・カズ」こと三浦知良さん。
試合後にも関わらず、そのままトシちゃんのコンサートや打ち上げに参加するという熱心さです。
「変態ですね(笑)。年に3、4回しか会わないですけど、なんて言うんだろ…彼は僕に対する姿勢が変わらないんですよ。イベントがあれば顔を出すし、ディナーショーにも20年以上来ては歌ってるんじゃないですか?」
なんとキング・カズ、本人のショーで田原俊彦レパートリーを歌いこなすそうです。
豪快な笑いも変わらず
ともに歳を重ねたファン以外にも、最近『爆報!THEフライデー』(TBSテレビ)で知った若い視聴者も含め、ファン層が年々広がっているといいますが、やはりトシちゃんも人の子、最近年齢を感じる瞬間もあるそうです。
「ステージが始まる前、すっごく嫌なんですよ。これから死ぬ思いをするんだ!って。でもステージで音が出ると忘れちゃいます。終わった後は湿布ですけど。ハハハハハハ!」
しかし小堀は30数年前、今はなき愛知厚生年金会館での楽屋で、ピップエレキバンを貼ってステージに上がっていたトシちゃんを見ています。
当時のアイドルは2ステージが当たり前。普段から体調を整えていたことがわかるエピソードです。
今もプロフェッショナルとして万全にケアをしてステージに臨むトシちゃん。
この中京エリアでは前述のイベントの他、9/2には Zepp NAGOYAでのライブも控えています。
「フェミニスト」のリリースを機に再び全国で踊りまくるトシちゃんに、ぜひ会いに行きましょう!
(画像提供 小堀勝啓)
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