優れた番組などに贈られる日本民間放送連盟賞。
今年度はＣＢＣラジオ制作の『ＣＢＣラジオ特集 わたしの居場所~みゆの物語』が、教養番組部門で優秀を獲得しました。
今後もＣＢＣラジオでは質の高い番組作りを続けてまいります。
今年度はＣＢＣラジオ制作の『ＣＢＣラジオ特集 わたしの居場所~みゆの物語』が、教養番組部門で優秀を獲得しました。
今後もＣＢＣラジオでは質の高い番組作りを続けてまいります。
ＣＢＣラジオ、日本民間放送連盟賞 優秀に！
| 教養番組部門 「ＣＢＣラジオ特集 わたしの居場所~みゆの物語」 |
番組内容1年3カ月ほど前、名古屋で若者たちの居場所づくりをしているNPO法人全国こども福祉センターの活動を取材する中で、パパ活をしている女子高生に出会いました。
彼女の名前は、みゆさん（仮名）。
当時17歳の高校生で夜は成年男性と性行為をして、金銭的援助を受けている非行少女でした。
みゆさんがパパ活を始めた理由を探っていくと、家族とのすれ違いや、学校での友人関係のもつれから、家や学校に居場所がなくなり、孤独を抱えていたことがわかりました。
彼女はしきりに「寂しい」と吐露します。そして、売春行為や、稼いだお金を好きな男性に渡すことで、やっと自分が必要な存在だと思えると語ります。
若者の非行の源流にもなる孤独。名古屋で若者の居場所づくりをしているNPO法人全国こども福祉センター代表の荒井和樹さんは、「孤独には万能薬がないからこそ、対話と交流が必要だ」と語ります。
みゆさんは、全国子ども福祉センターのメンバーと出会い、対話を重ねることで、孤独から抜け出し、パパ活をやめ大学進学を目指すことになります。
ただし、非行に走った事実は変わりません。彼女はやがて、過去の非行が原因となり、大きな問題を抱えることになります。
番組では、みゆさんの密着取材の中で、若者たちの居場所づくりと対話の重要性を描いていきます。
スタッフプロデューサー:菅野光太郎（ＣＢＣラジオ）
ディレクター：名和あゆみ（ＣＢＣラジオ）
編集：豊田昌郎
ナレーション：榊原忠美
審査員講評
｢トー横キッズ」「グリ下キッズ」「ドン横キッズ」と呼ばれる子どもたちが性被害や犯罪に巻き込まれる今日的な問題に向きあった番組。みゆさんの思いや苦悩がリアルに描き出されている。人生を再び歩み出すまでの過程を、ぜひ若い世代に聞いてもらいたい。
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