決め手は「読みやすさ」
(1)文字数
ラジオ局によって異なりますが、CBCラジオではメール本文を紙にプリントしています。
これはパーソナリティが手元で分類し、話題ごとにまとめて読めるようにするためですが、しゃべりながら目を通して内容がつかみやすい目安は、200~300文字前後。
ツイッターに慣れている方であれば、2ツイート分くらいとお考え下さい。
もちろん、これより短くても問題はありません。
(2)改行
もうひとつのテクニックは改行です。
あいさつなどの「つかみ」、状況説明、「まとめ」などそれぞれ改行を入れることで、一気に読みやすくなります。
また肝となる部分は、目立つように前後に空白行を作る、というのも小技のひとつです。
文字の入力が終わったら、改行を見直してみましょう。
(3)話題は絞ろう
おたよりは長くなるほど、読みづらくなるものです。
ファンレターのように"前置き"があって"本文"があってさらに"追伸"があると、それだけ目に留まりにくくなります。
途中で「ところで」「話は変わりますが」「追伸」と話題を変える場合は、別に分けて送るとよいでしょう。
特に大喜利などネタものであれば、"ひとネタ一通"がベストです。
(4)出だしはわかりやすく
加えてスタッフが求めているのが「文頭のわかりやすさ」です。
テーマおたよりなら文頭にテーマ名を書いたり、放送中に出た話題へのリアクションの場合は「先ほどの〇〇の件で」の一文を入れるだけで、スタッフは頭を切り替えて目を通すことができます。
以上のポイントを念頭に入れていただくと、読まれる確率は高くなるはずです(必ず読まれる、とは申しませんので念のため)。
「メール職人」と言われる方の多くは、これらをクリアしているのです。
今回は生放送を想定した攻略法をお伝えしましたが、収録番組であっても「読みやすさ」が採用のポイントになることは間違いありません。
あとは「パーソナリティのツボをくすぐる内容」ということになりますが、これはよく番組を聴いていただいて、"傾向と対策"を練るしかないでしょう。
番組への愛が、採用への一番の早道です。
この攻略法が、あなたのラジオライフの一助となり、他局の番組でもお役に立てれば幸いです。