CBCラジオインフォメーション

番組への投稿が読まれる奥義、こっそり教えます。

番組には「なかなか自分の投稿が読まれない」「どうして常連の投稿が多いのだろう」という声が寄せられます。

実は、これには大きな理由があるのです。
番組を担当していたスタッフが、こっそりその理由とコツをお伝えします。

(本記事は2019年採用情報ページの特集記事より転載しています)

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投稿の採用率を上げるには

生放送中のスタジオサブ(スタッフがいる副調整室)には多数のメール、ファックス、番組によってはLINEが寄せられます。
何十、何百というおたよりが寄せられる中、スタッフはできるだけ多くの投稿に目を通し、面白いものをブース(パーソナリティがいる部屋)に早く入れたいと考えています。

スタッフは読みやすいと感じた投稿にはすぐに目が通せます。
しかし…



一方で読まれない投稿は、その何十倍も存在します。
つまり、スタッフがすぐに目を通せるか、読みやすいと感じるかどうかで採用が決まる、と言っても過言ではありません。

ではスタッフから見た「読みやすさ」は、いったいどのように決まるのでしょうか?
文章が苦手だ、という方もこれだけはコツとして覚えていただくといいでしょう。

 
 

決め手は「読みやすさ」

(1)文字数
ラジオ局によって異なりますが、CBCラジオではメール本文を紙にプリントしています。
これはパーソナリティが手元で分類し、話題ごとにまとめて読めるようにするためですが、しゃべりながら目を通して内容がつかみやすい目安は、200~300文字前後。

ツイッターに慣れている方であれば、2ツイート分くらいとお考え下さい。
もちろん、これより短くても問題はありません。

(2)改行
もうひとつのテクニックは改行です。
あいさつなどの「つかみ」、状況説明、「まとめ」などそれぞれ改行を入れることで、一気に読みやすくなります。

また肝となる部分は、目立つように前後に空白行を作る、というのも小技のひとつです。
文字の入力が終わったら、改行を見直してみましょう。

(3)話題は絞ろう
おたよりは長くなるほど、読みづらくなるものです。
ファンレターのように"前置き"があって"本文"があってさらに"追伸"があると、それだけ目に留まりにくくなります。
途中で「ところで」「話は変わりますが」「追伸」と話題を変える場合は、別に分けて送るとよいでしょう。

特に大喜利などネタものであれば、"ひとネタ一通"がベストです。

(4)出だしはわかりやすく
加えてスタッフが求めているのが「文頭のわかりやすさ」です。

テーマおたよりなら文頭にテーマ名を書いたり、放送中に出た話題へのリアクションの場合は「先ほどの〇〇の件で」の一文を入れるだけで、スタッフは頭を切り替えて目を通すことができます。
 
 
以上のポイントを念頭に入れていただくと、読まれる確率は高くなるはずです(必ず読まれる、とは申しませんので念のため)。
「メール職人」と言われる方の多くは、これらをクリアしているのです。

今回は生放送を想定した攻略法をお伝えしましたが、収録番組であっても「読みやすさ」が採用のポイントになることは間違いありません。

あとは「パーソナリティのツボをくすぐる内容」ということになりますが、これはよく番組を聴いていただいて、"傾向と対策"を練るしかないでしょう。
番組への愛が、採用への一番の早道です。

この攻略法が、あなたのラジオライフの一助となり、他局の番組でもお役に立てれば幸いです。
 
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