河原崎辰也 いくしかないだろう!

海の中でお酒を熟成!海底熟成酒構想って??

『河原崎辰也 いくしかないだろう!』
「聞くしかないだろう」のコーナーでは身の回りの疑問について専門家に直接聞いちゃおう!というコーナーです🔥✨

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夜のお楽しみ、晩酌の主役であるお酒。
そんなお酒を
海の中で熟成し、より美味しく味わおうというプロジェクトが進んでいます。その名も…「海底熟成酒構想」

ということで、2017年からこのプロジェクトに取り組んでいる

石田博貴さん・太田拓磨さん に伺いました!


◆“海でお酒を熟成”って…?? 
この
「海底熟成酒構想」とは、長崎・対馬の漁師の方と協力し、酒瓶を海底で貯蔵する事業!☀✨
ウイスキーや日本酒、ワインなど瓶詰された酒を酒屋や愛飲家、飲食店をから受け取り海の中で貯蔵・熟成させているんです。


改めて…貯蔵場所、実際に沈めているのは、長崎の対馬列島沖
このあたりは、タイやヒラマサというブリの仲間やマハタなどの高級魚が泳ぐ、恵み豊かな場所なんだとか🐟💗

そんな対馬沖の海底約30メートルの地点。水温10~15度の環境で3~6カ月程度、熟成させます。また水温10~15度というのは、一般的なワインセラーと同じ温度で、貯蔵・熟成に適しているんです💡✨

海へは、酒屋さんなどでよく目にするお酒のケースのようなものに預かったお酒を入れ沈めていきます。そのため、
ボトルは直に海水に包まれる…というわけです!

これまでに計4回、日本酒・ワイン・ウイスキー・酢・醤油など約100本を熟成してきたそう(o^ ^o)

「もやしもん」という漫画(3巻)にもそんなお話があったなあ~と思い出しました!👀



◆海の中に沈めて、瓶とかは大丈夫?? 
初挑戦では半年間沈めた結果…半分以上の酒瓶が水圧で浸水して失敗してしまいまったそう。実際に瓶を沈める海底25~30mというのは、陸の約3倍の圧力がかかるんだとか…。
そこから試行錯誤を重ね、開栓部を特殊な方法を使いロウで塗り固めるやり方を採用し、水没を防ぐことに成功! 


そして、瓶を海底に沈めることによって見た目の変化も…!✨
熟成後の瓶にはフジツボやカメノテが付着し、海底で眠っていることを感じられる雰囲気です💕
海洋生物が付着したボトルは未知との遭遇のような、インパクトのあるものに大変身です!!その見た目に、なんだかロマンを感じるんですよね…。とお2人(笑)



◆では、実際に海でお酒を熟成するとどうなるんですか?? 
米のうまさが際立つというか…、まろやかでコクのある味わいになるんだとか!
お酒はアルコール感も控えめになり、とても飲みやすくなるそう(o^ ^o)💕

また、お醤油も塩分の角が取れたような…まあるい味になったそう!!
(試してみたい…!!)



◆では、どうして味がまろやかになるの?? 
この理由はまだ研究途中とのことですが…
海底熟成を研究する慶応義塾大学先端生命科学研究所によると…、
海には一定の揺れがあるため、水とアルコールが混じり合い、舌触りがなめらかになるとのこと。波の揺らぎ…振動・波動が関わっているようです。

また、海流の流れによって起こる
砂のザラつき音貝の擦れる音遠く海上からの音海の中で生活する動物たちの声…、そういった“海の中の音”も熟成に効果的だと考えられているんです。
よくワインや日本酒にモーツァルトなどクラシックを聴かせて熟成する…いわゆる
「響音熟成」というのがありますが、そんなイメージ!♪

ますます飲んでみたい…!!👀💕

ただ現在はまだ試験的な取り組みということで、商品販売などは行っていないそう。今後はオリジナルの熟成酒にも挑戦してみたいとのこと…!🍷✨



◆ちなみに、液体以外…例えばお肉なども海底熟成できる??
理論的にはうまくいくはずですが、まだ試した事はなくて…、と石田さん。
ただ1度イワシのオイルサーディンの缶詰を沈めてみましたが…なんとなく怖くてまだ食べていません。とのことでした(笑)


是非「海底熟成酒構想」で検索🍷✨

 
✨📻聞き逃した方はこちらから📻✨

みなさんからも、日常生活の中で感じた身近な疑問などを募集しています!!
番組までメッセージを送ってくださいね!💌💕
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