河原崎辰也 いくしかないだろう!

誕生から52年!ミルメークがついにお膝元“名古屋市”でも採用!?

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給食で大人気の「ミルメーク」とは、牛乳に溶かして色と味を変える魔法の粉
製造しているのは名古屋市守山区の
大島食品工業
1967年の誕生後、全国の小学校な給食に導入され、牛乳が嫌いな子供の助け舟的存在として、50年以上も親しまれてきました🌼🌷
しかし、おひざ元の名古屋市内の学校で出されたことは、一度もありませんでした!💦
県内の自治体で唯一給食にミルメークを出していなかったのです!!

そんなミルメーク、昨年12月に大きな変化が…!

なんと、名古屋市内全261校の公立小学校の給食で 試験的に提供を開始!
SNS上でも話題になりました!✨
何故、会社のある名古屋市では、これまでミルメークを採用していなかったのか…、河原崎が…!ついに!迫ります!!!


大島食品工業 常務取締役 中根さんにお電話でお話を伺いました🎤♪


改めて「ミルメーク」ってどんな商品??

ミルメークは1967年に誕生。
ちょうど、脱脂粉乳から牛乳へと、戦後の給食が変わり始めた時期です。
脱脂粉乳と比べ、牛乳は栄養が劣るのではと心配した栃木県学校給食会が「何か良いものを」と依頼したのが開発のきっかけ。

合成着色料を使わずにカルシウム・ビタミン・鉄分などが取れ牛乳が苦手という子や牛乳が余ってしまう冬場でも飲めるようにと、“ミルクでつくる”・“メイク”するということで、ミルメークと名付けられました(o^ ^o)

現在はコーヒーココアいちごバナナメロンキャラメル抹茶きなこ紅茶8種類があります。

そんなミルメーク、ついに名古屋市の子ども達も楽しめる!
ということで社員一同、ついに…!といった感じです(笑) と、中根さん♪


でも、大島食品工業さんは、本社が名古屋市にあるのにも関わらず、
お膝元の名古屋では何故、この50年以上提供がなかったのかというと…?

ミルメークが採用されなかったのは、
“牛乳は白いまま飲むもの”という名古屋市の教育方針があったのが大きな理由とのことです。

また、ちょっとした気持ちの行き違いもありまして…。
実はミルメークを作った創業者の大島さんは、名古屋市役所に友人がたくさんいたそうで…、
「ミルメークを売り込んだら、利権絡みで給食に取り入れられたと思われるのでは…」と遠慮したそう。また一方で「名古屋市が商品を評価してくれたら、きっと名古屋市の方から声がかかる」と信じ、あえて名古屋市には営業しなかったんだそうです。

しかし、市の方からすると、「なぜ地元名古屋に営業に来ないのに、他の地域には広がっているのか」と不快に思われたのかもしれないと…。

なんと、カップルのすれ違いのようなお答え…!!(笑)


では”このタイミング”というのには何か理由が??

名古屋市内の小学校で給食の牛乳が飲み残され、廃棄されていることが問題になったのがきっかけ。
2018年度には約64万5000本分の牛乳がが廃棄されていたのです。
こうした問題がある中、名古屋市議会から「子供たちの冬場の牛乳の飲み残しが多い。何か対策を講じたほうが良い」という意見があがったため、飲み残し対策として2020年秋から牛乳用調味料「ミルメーク」導入を検討する動きがあり、今回の試験導入となりました。

ミルメークの導入は飲み残し対策にもなりますが、給食に地場産業を取り入れるという考えにも沿っているので、今後は良い結果になるといいですね!✨



今回の試験導入ではイチゴ味のミルメークが使われましたが、
児童からは「ちゃんとイチゴの味がして甘い」「ミルメークは味を変える天才」など高評価!✨
ある小学校では通常6リットルの廃棄牛乳が出ているところ、試験導入の日は廃棄量が
4リットルに減少していたそうです! 💡
美味しくて栄養も摂れて、いいこと尽くしですね!💕


朝食をとらないといった食生活の変化や他の飲料との競合で、牛乳の消費低迷は続いているそう…。
少子化で、給食市場で新たな需要を掘り起こすのも難しいですが、一方で野菜などの原材料高騰もあり、給食費の値上がりや栄養バランスを不安視する声もあるんだとか。
その点からも、牛乳にプラスしてカルシウムやビタミン・鉄を摂取することができるので、ミルメークの今後ますますの活躍を期待しています!✨

また、最近は高齢化で老人ホームや病院などからの引き合いも増えてきたんだとか!入院時にミルメークで苦手の牛乳を克服した、というお年寄りからの礼状も届くそう…(o^ ^o)♪


これからもミルメークで美味しく牛乳を飲んで、笑顔を増やしていきたいです!と中根さん🎤💕

 
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