河原崎辰也 いくしかないだろう!

冬のお悩み!あの商品を上手くあれしたい!

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みなさんの生活に寄り添った番組を目指す、いくしかないだろう
今回の聞くしかは、さむ~い冬のあのお悩み
「あの商品を上手くあれしたい!」を解決するべく、大学の教授にお話を聞いてみたいと思います!

お話を伺ったのは…
新潟国際情報大学 経営情報学部 情報システム学科

上西園武良(かみにしぞの・たけよし)教授

大学HPプロフィールの見ると…
教授はもともと「アイシン精機株式会社」で働いていたそう💡✨
実は今も自宅は知立市にあるそうで…!東海地方とも繋がりが!(笑)
現在は、妻を残して一人で新潟へ単身赴任しているとう上西園教授!
年末年始も知立で過ごし、お正月には知立神社へ初詣に行きましたとお話してくださいました🎤♪

アイシンへいた頃は、車の部品はもちろんですが
ベッドや枕・ミシン・温水洗浄便座など
みなさんの生活に関わる機器の企画・開発をしていました。
温水洗浄便座
シャワートイレは使っている方も多いかもしれませんね!
今は大学で
「人間工学」に関する製品開発・改良について研究していらっしゃいます!✨

🔸人間工学とは??
簡単に説明すると…、
ものを使いやすくするためにどうすれば良いのかの研究です💡✨
ヒトの感覚特性・認知特性にあった使いやすい機器の設計研究など。
大学では学生に身のまわりの不便なものを挙げてもらい、それを改善していこうというテーマで研究を重ねているそうです(o^ ^o)

例えば?

「パソコンのタイピングでミスタッチをなくす方法」
「スーパーで袋詰めする際に使う、ロール状の薄いビニール袋を上手くとるためには?」
「温水洗浄便座“シャワートイレ”の洗浄の強さ“洗浄力”への感じ方」など!!

なんだか面白そうな研究ばかりですね…!(笑)
物を観察して、人がどう動けばいいのか
物と人の関係を物理学・摩擦や流体力学なども使いながら研究しています!


では、今回取り上げる
「冬のお悩み!あの商品を上手くあれしたい!」とは…?


ズバリ!

「缶のコーンスープに入っているコーンの粒を上手く飲む方法」です!!!

確かにこの寒い時期には自動販売機などでもよく目にしますし、苦戦している方も多いかもしれません💦

具体的な研究は…?
まずは、実態調査(約30名)に実際にコーンスープを飲んでもらい、缶の中に残る粒の数とその人の飲み方にどのような関係があるか調査を行いました!
すると
“スープを何回で飲むか”“コーンの粒の速度が変わり”結果、缶の中に残る粒の数に関わってくることを見出しました。

例えば…
A:缶を大きく傾けて、少ない回数で飲みきる
B:缶をあまり傾けず、多い回数で飲みきる  という場合、
Aで残ったコーンが平均8.4個だったのに対し、Bは平均12.6個。

傾ける角度が小さいと、缶の中のコーンの粒の流速(移動するスピード)が小さくなってしまい、粒コーンが飲み口の段差で引っ掛かりやすいという結果に!!

ということは…

飲むときは“角度をつけて、少ない回数で飲むとよい”と 💡
3回ほどで飲むとベストなんだとか(笑)

また調査では、缶を透明化して内部の粒の動きが見えるようにし…
飲み口の段差が無ければ、コーンの粒が残りにくくなるということも分かりました。
しかし、あのコーンが引っ掛かる飲み口の段差部分は“缶の上と側面の接合部”となっているため、完全に無くすことは難しい…。そのため、飲み口ではなく缶の側面を加工して“実質的に段差がない状態”というのもいいかもしれません!


ネットで話題の“飲み口の下あたりをへこませる”という方法も有効?
理にかなっていると思います!と教授💗
段差に引っかかるかもしれないが、多少はスピードはあがるかもしれません♪と!

他にも“飲む前に缶振る”“飲む前に缶を逆さにする”“飲み終わってから缶の底を叩く”などの方法もありますが、こちらはあまり影響しないんだとか…!👀✨

コーンの粒に勢いをつけ、流れるスピード “速度” が大切なので
例えば、別のコップに一気に流し込んだりするのも良いかもしれませんね!(笑)

 
最近はおしるこ豚汁などのスープ缶もありますが、具が入っているものにはこの飲み方は有効と思われます!
しかし、熱くてやけどの心配のあるものは避けましょうね(笑)
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