繊細すぎる心を克服したい
「自分はかなりメンタルが繊細です。例えば、職場の後輩かつ上司が自分の言うことに対していちいち小首をかしげたりします。あれ。自分の言ったこと間違っているのかな。と気になり、かなり辛いです」(Aさん)
50歳のAさん、今は心を病んでしまい通院しているそうです。
「年齢を重ねれば鈍感になる」と考えていたそうですが、反対に繊細さが増しているとのこと。八木は「辛かったですね」と思慮します。
「(八木は)こういうしんどいことに繊細な方でしょうか?あるいは受け流せますか?今後どうやってこの繊細さを克服していったらいいですか?」(Aさん)
八木「繊細で悩んでいらっしゃるという方、多いと思います」
心療内科などではこうした繊細すぎる人を「HSP(Highly Sensitive Person)」と呼んでいます。「生まれつき非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味があるそうです。
八木も日常生活で相手の言動が気になること多いようで、ちょっとした言葉尻に「あれ?微妙にディスられた?」「私がお願いしたこと嫌だったのかな?」など考えてしまうことがあるとのこと。
他人のことはわからない
そんな時八木は、対処方法として思うことは…、
八木「まず相手にも相手の考えがあるということ。人のことってわからない」
人は育ってきた環境も違うし、性格もそれぞれ違います。なので、どうしても意見が合わないこともあります。
Aさんの場合も、相手なりに考えがあっての言動かもしれませんが、「もしかしたら何も考えていない可能性もある」と八木。
八木「Aさんの言動とかじゃないところで引っかかってるのかもしれないので、 それは気にしすぎないことがいい」
それと、もう一つ気になったことがあるようです。
八木「ずっと引きずっちゃうっていうのも問題だと思う」
嫌だなと思っても、すぐに気持ちを切り替えられる人もいますが、なかなか切り替えられない人もいます。
感情は鍛えられる
最近八木は「感情のコントロールの訓練」があることを知ったと明かします。
八木「EQってご存知ですか?IQってあるじゃないですか、IQは知性を判別する指数なんですけど、EQというのは心の知能指数と言われるもの」
例えば、相手の言っていることに対してどこまで共感できるか、すぐに気持ちを切り替えられるか、くよくよしすぎないかなど、感情をコントロールして応用する能力の指標だそう。
アメリカでは就職時の面接をEQで判断されたりすることもあるそうで、EQが高い人ほど周りとうまくコミュニケーションをとれて、チームワークに生かされるという実例があるとのこと。
八木「で、私はこのEQが低いです(笑)。笑ってる場合じゃないんですけど」
八木はEQの本を読んで指数を診断したところ、自分が平均値よりも低いと知ったそう。しかし「ただ残念なわけではなかった」と続けます。
八木「EQはIQと違って訓練ができるということで、感情を鍛えたらコントロールできるんだって思えたらちょっと気持ち楽になりません?」
診断した本は、『EQ「感じる力」の磨き方・高山 直 (著) 東洋経済新報社』。他にも多数出版されているそうです。
Aさんに繊細すぎる心と付き合うために「感情を鍛える」ことをおすすめした八木でした。
(野村)