八木志芳の私たちは求めてる

気持ちが一気に萎える「ちなら」、対策法はあるの?

パートナーとの性交渉の最中に、女性の性器からおならのような音が出たことはありませんか?

5月26日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』では、婦人科の相談も行っているスマルナ医科歯科クリニック窪田真知医師がその原因と対処法について解説しました。

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恥ずかしくなるあの音

20代女性の方からの相談メールです。

「私はセックスの時、あそこからよく音がします。空気が出ていくような音、いわゆる『ちなら』というやつだと思います。

たまにならいいんですが、私の場合ほぼ毎回出てしまい、音が鳴るたびに恥ずかしくて、せっかく盛り上がっていた気持ちが萎えるだけではなく、相手とのムードも変な感じになってしまいます」(Aさん)

セックス時のことなので、まわりに相談することもできなくずっと悩んでいたそうです。自分の体質のせいなのか、原因は何か、解決策はあるのか教えてほしいとAさん。

八木「この『ちなら』私も若い時に経験がある。女性が行為の時に音が鳴るっていうのって事前に誰も教えてくれないので、一体なんなんだろうってびっくりした」

八木も経験があるとのことですが、その原因は何でしょう?

窪田「膣に入ってる空気がその隙間から漏れ出てくる時に音が共鳴して鳴るっていうのかな。その粘膜と男性側の入っているところの隙間から出てくるから音が鳴るんです」

例えばおならも、ガスが腸の肛門から出てくることで、狭いところに大きな空気がグッと出てくるから音が鳴るそうです。

八木「別にガスが出てるわけじゃないし、匂いがあるわけでもないんですよね」

窪田「そうそう。なんか連想しちゃうのがね、トイレで出るおならによく似てる」

Aさんの相談にもありましたが、窪田医師も八木も好きな人との大切な行為の最中の「ちなら」は恥ずかしいというのが女心です。

医学的に考えると…

とはいえ、「音が出るのが変」と考えないで「自然な反応」と考えたほうがいいと窪田医師。

窪田「性的興奮が最高潮になった(オーガズム)時は女性の体には2つのことが起こってる。まずは、性器の周辺の筋肉とか全身の筋肉がピクピク強く動いたり、痙攣したりする。

つぎに呼吸や心拍が上がって体温が上がったり汗をかいたりする。そういう時は、多分音はしないんじゃないかな」

パートナーとの関係上、女性が十分に相手を受け入れる準備できて、とても気持ちよくなった状態から男性に挿入してもらえば、女性の膣の粘膜も湿っているし十分柔らかくなってる状態です。

窪田「空気の入る余地は少なくなるんじゃないかなって医学的には考えるんですよ。男性側を女性側がぴったり、こう包み込むように合わさっていれば」

いっそ「ちなら」を楽しもう

ただ、男性側の動きや体位、体形によって空気が入ってしまうこともあるそうです。

八木「相手のよって鳴る鳴らないも場合もあるのね」

窪田医師「だから、2人で上手に『どんな風にすると、どんな風になるね』みたいな感じで楽しんでもらってもいいんじゃないかな」

Aさんは、ちならが出てしまうと、盛り上がった気持ちが萎えてしまうとありましたが、パートナーとのセックスにオーガズムを感じているからこそのお悩み。

窪田医師は、ちならを恥ずかしがらずに自然に任せて、パートナーと一緒に体位や動きなどで「どうやったらどんな風になるんだ」と楽しんでもらいたいと促しました。
(野村)
 
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2024年05月26日22時36分~抜粋

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