八木志芳の私たちは求めてる

生理前症候群の対応を考える。妻のイライラは放置しかない?

4月7日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』には、「妻が月経前に必ず機嫌が悪くなる」という夫からの相談が寄せられました。

自身もPMS(月経前症候群)で悩んでいたことがあるという八木志芳がアドバイスします。

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女性ならわかるPMS

生理前にイライラが止まらない奥さんについて、男性から相談が寄せられました。

「妻は月経前に必ず機嫌が悪くなります。それも4日前にゲリラ豪雨のように。

今回は風邪の症状もあって最悪でした。すべての不満をぶちまける勢い。過ぎ去るのを待つしかない。
数年前に義母にはイライラしたら放っておくしかないと言われましたが、どう対処したらよいのか…」(Aさん)

辛いことだとわかっていても、やはり奥さんのイライラした顔よりもニコニコした顔が見たいAさん。八木にいい方法がないかと尋ねます。

八木「PMSについては女性のみなさんで(奥さんの)気持ちのわかる方は多いと思います」

PMSとは「月経前症候群」のこと。月経前3~10日の間に出る症状で、情緒不安定、イライラ、不安、眠気、集中力の低下、食欲不振、過食、むくみ、頭痛、腰痛などがあります。

実は八木も、このPMSに悩まされているひとり。

八木「まさに数日前にパートナーから『会った時からイライラしている』と指摘を受けた」

イライラしている自分がイヤだ

現在ピルの服用により、以前よりかなり症状は軽減されているという八木ですが、「イライラやモヤモヤした感じはある」とのこと。

女性特有の生理周期によるホルモンバランスの乱れなので、男性や女性自身も「しょうがないもの」と思われる方もいるかもしれません。
人によっては生活が困難なになるくらい辛かったり、仕事も全く手につかないほど気が落ち込んでしまったりイライラすることもあるといいます。

八木「そういう人にお伝えしたいのは、産婦人科に行ってほしい、薬で対処できるものもあるということ」

この番組のゲストでもある、婦人科の相談も行っているスマルナ医科歯科クリニック窪田医師と共に「ピルはPMSの軽減にも役立ちます」と何度も伝えている八木ですが、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのかもしれません。
きっとAさんも、奥さんにどう伝えていいのかわからなかったのではないかと懸念します。

八木「たぶんイライラしている本人も絶対にイヤなんですよ、この状況が。旦那さんだとか周りにあたっている自分のことがイヤで、自己嫌悪に陥って、また負のループでイライラしちゃう『なんでわかってくれないのよ』って」

自分だけで抱え込まないで!

八木自身もPMSの苦しみがわかるので、PMSに悩む女性にもそのパートナーにも伝えたいことがありました。

八木「自分たちで無理やり何とかしようとしないでほしい」

この番組では「病院など適切なところに行って助けを求めるのは、ひとつも恥ずかしくないというのを伝えていきたい」と続けます。

現在はPMSに関する記事はネット上でたくさん掲載されていますし、マンガなどにも題材として取り上げられているので、そういった作品を紹介するのもいいかもしれません。

八木「みんな悩んでいるし、対処できるものもあるんだよってことを(奥さんに)勧めてほしい」

いろいろ知った上で病院に行くか然るべきところに相談に行くかの選択を、夫婦二人で考えてみてほしいと促す八木でした。
(野村)
八木志芳の私たちは求めてる
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2024年04月07日22時34分~抜粋

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