八木志芳の私たちは求めてる

「イク前に止めてしまう」33歳男性の悩みに医師が警告

2月25日放送の『八木志芳の私たちは求めてる』(CBCラジオ)には、パートナーと性交渉をしてみたいけど「射精をしたことがない」という男性からメッセージが届きました。

男性の悩みに「福元メンズヘルスクリニック」院長の福元和彦医師が答えました。

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オーガズムを感じたことがない

「唐突ですが、33歳で今までオーガズムというものを感じたことがありません。要するに射精をしたことがありません」(Aさん)

以前Aさんは「強く握って寸止めする」という間違ったマスターベーションの方法をしていて、30歳を超えてからようやく見直すようになったそう。

「まずは今まで見たこともなかった自分の亀頭を見るために、慣れさせることから始め、3年経ってようやくシャワーが当てられるようになった」(Aさん)

その後、普通の行い方になったそうですが、陰茎に傷みを感じるようになってしまい射精する前に終わってしまうとのこと。さらに、陰茎が通常時でもずきずきすることがあるというのです。

「今はパートナーがいないのでできなくても困ってはいませんが、世の中の男性が当たり前にやっていることをやってみたい」(Aさん)

Aさんはいろいろ調べて「逆行性射精」という病気ではないかと疑い、今まで何度か泌尿器科に相談しようとしたのですが、相談の仕方がわからなくて悩んでいました。

痛みと気持ちよさは相反する

八木「射精を経験したことがない男性っているんですか?」

福元メンズヘルスクリニックの院長の福元和彦医師は「発達に問題のない大人の男性であれば射精はしている」と答えます。
では、Aさんの場合にはどういう理由が考えられるのでしょう?

福元医師「男性も女性も、オーガズムというのは骨盤の筋肉が小刻みに収縮するというのがオーガズムですけど、男性の場合はそこで液体が尿道から出てくるというのが基本的な射精の現象です。

ただ、寸止めというところでいうと、尿道を押しつぶしている。なので、たぶん無理矢理、射精はしているけど、自分で逆行性射精を創り出してしまっているんじゃないかな」

しかも、強く握っていたから「痛い」という症状に。福元医師は「痛みと気持ちよさは相反するものなので傷みが勝ってしまう」と言います。
結果、気持ちいいという快感を得ずに、痛みしか感じないという状況になってしまうそう。

治療法はあるのか?

八木は病院として、どういう治療や処方をするのか尋ねます。

福元医師「特に薬とかはありませんので、マスターベーションの方法だとか、亀頭の状態がどうなっているか、後は前立腺を見たり、本当に射精しているかを見たりします」

八木「前立腺も問題なくて大丈夫そうってなったら、本人の努力になってしまうんですか?」

福元医師「マスターベーションの適切なやり方を指導します」

急に治すのは難しいので、段階を経て指導するそうです。
例えば、まず亀頭を痛くならないようにシャワーで剥いていくところから。皮が十分に伸びる状態になったら今度はマスターベーション。
急に手を使うのは難しいので、ローションを使ったりTENGAなどのグッズを使ったりすると福元医師。

治療よりも大切なこと

ただ、福元医師は治療より大事なことがあるといいます。

福元医師「治療しようという意欲はあるのですが、パートナーがいない。なので、本当のゴールを見失う時があって、結局元に戻ってしまう」

八木も、性交渉の予定がなく「まあいいか」と済ませてしまうことを懸念します。
福元医師はAさんに、「そうならないように、ぜひパートナーを作るようにしてほしい」と力強くアドバイス。

八木「好きな人とかパートナーができることによって、考え方や世界が広がるかもしれない、それで頑張ろうっていう気持ちにもなれますもんね」

このような悩みを持つ男性は多いと福元医師。しかし実際、泌尿器科を受診しても残念ながら適切な対応はしてくれないそうです。
福元医師が在籍しているメンズヘルスクリニックのような病院を活用してほしいと促しました。
(野村)
 
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2024年02月25日22時05分~抜粋

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