八木志芳の私たちは求めてる

女性目線で考えてみた。避難所の必要グッズと注意点

元日に石川県能登地方を襲った令和6年能登半島地震。
北陸地方の住民の多くが余震の不安を抱えながら、避難所生活を余儀なくされています。

SNS上では女性やこどもに対して、避難生活でのプライバシーや衛生面についての意見が注目をあつめています。

1月14日放送の『八木志芳の私たちは求めてる』(CBCラジオ)では、避難所生活において必要なグッズや性被害への対策など、パーソナリティの八木志芳が女性目線で紹介しました。

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女性がすべき備え

八木「1日に発生した能登半島地震で被害にあわれた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。この番組にも北陸や石川県のリスナーさんがいて、すごく心配しているところでした」

まさか元旦にこんな大きな地震が起きるなんて思っていなかった、と震災の日のことを振り返ります。
実は2011年の東日本大震災が発生した時、八木は福島にいました。

八木「その時に、女性の災害の備えについてそこまで取り上げていなかったなって反省がある」

被災地にいたひとりの女性として、女性目線での備えを提案します。

生理用品の大切さ

まず女性の災害時の備えとして取り上げたのは生理用品。

八木「お子様がいる家庭のミルクとかおむつとかの呼びかけはしていたんですが、生理用ナプキンが足りないとすごく言われている。生理に対しての備えっていうのがなかった」

今回の地震をめぐり、SNS上で避難所生活を送る女性の生理に対して心無い言葉が発言されたと知り「とても心苦しい気持ちになった」と八木。
まだまだ女性の生理がどういうものか知られていないと痛感したといいます。

八木「排泄行為と同じように、女性の生理は月に1回来るもので急に止められるものではないんだよ」

生理の時に使うナプキンは1日1個ではありません。1日2、3個は必要です。「普通用とか夜用、大容量のものとかいろいろあるんだ」と話を続けます。

八木は、女性が災害時に必要になるモノとして、生理用品、おりものシート、ウェットティッシュや汗拭きシート。そして処理する時に必要な中身が見えないポリ袋を挙げます。

八木「これもすごい必要だと思っているんですけど、メイク道具とメイク落とし」

「災害時にメイクとかする?」と思うかもしれませんが、異常事態の時はなるべく日常と同じような生活を送ることによって精神を保つ部分があると八木。

八木「普段すっぴんじゃない方が、すっぴんで何日も過すということは、精神的にも苦しい」

簡単なファンデーションやアイブロウ、口紅も必要なモノとして挙げました。

避難所での性被害防止

さらに避難所での性被害について触れます。

八木「避難所で性的被害にあわないためには、まずは複数人で行動しよう」

特に小さなこどもがいる場合、男女関係なくひとりでは行動させない方がいいと八木。
性被害にあった場合、なかなか訴えにくいという状況もあるので、とにかく「ひとりにさせないことが大事」と念を押します。

八木「女性もこどもも、ひとりで行動しない。声を掛け合うというところと、防犯グッズですね」

加えて災害時はパニックで、慌てて非難した人たちは必要なものを持って出られないことも考えられます。
最後に自治体や避難所でも、女性に配慮した備蓄をちゃんとしてほしいと強く訴えた八木でした。
(野村)
 
八木志芳の私たちは求めてる
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2024年01月14日22時11分~抜粋

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