八木志芳の私たちは求めてる

失恋トラウマで恋ができない50代女性、マッチングアプリに惑う。

12月24日放送の『八木志芳の私たちは求めてる』(CBCラジオ)に、50代の女性から相談が寄せられました。

現在「終のパートナー」をマッチングアプリで探しているというAさんですが、過去のトラウマから、男性の考えていることがわからないと悩んでいます。
Aさんに対し、パーソナリティの八木志芳がアドバイスを送りました。

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過去のトラウマで前に進めない

「私は58歳独身で、マッチングアプリで終のパートナーを探しているんですが、若い頃にひどい失恋をしてトラウマがあります。
以来、男性の考えていることがわからずに怖くて、なかなか前に進めなくなってしまいました。会っても価値観が違い過ぎるんです」(Aさん)

「難しいですよね」とAさんの気持ちを汲み取る八木。

八木「他人の考えていることなんて、わかったようでわからないですからね。長年連れ添った夫婦でも」

八木の両親は結婚して50年以上経っていますが、いまだ事があるごとに「お父さんってこういう人だったんだ」など、お互いに言い合っているそうです。

とはいえ、「まずはAさんがどうしたいのか?」と問う八木。

自分自身のことはわからない?

八木「『男性の考えていることがわからない』と書いてあるけど、本当に原因はそこなのかっていうところを、まずは追求した方がいいかな」

男性と関わることに踏み出せないのは、本当に過去の失恋のトラウマが原因なのでしょうか?
実はその後の人間関係であったり、自分自身の思考のクセ「私はこういう風に考えがち」だったりするかもしれません。

先日八木は、作詞家・コラムニストで活躍するジェーン・スーさんに同局の特別番組でインタビューする機会がありました。
その際、ジェーンスーさんが語った「自分のことってよくわからないですよね」という言葉に、「まさにそうだ」と実感したそうです。

八木「自分が何に悩んでいるとか、何に引っかかっているかって、自分自身って自問自答してもなかなかわからない」

番組で相談のコーナーを設けて、リスナーの悩みに八木が答えることで、自分の凝り固まった考えから一歩踏み出すきっかけになれば、と考えているようです。

自分の「よさ」を知る大事さ

八木はトラウマの解決法として「身近なお友達とかに、ちょっと話してみる」のは有効かもしれないと提案します。

八木「人に話をしていると、自分が本当に悩んでいること、前に進めない理由っていうのがだんだん見えてきますから」

さらに、自分の「よさ」についても聞いてみるといいと八木。相談内容から察するに、Aさんにはネガティブな部分がありそうです。
「絶対いいところがあるので、友人とか近しい人に聞いてほしい」と強く促しました。

八木「自分の自信につながると思う。恋愛って卑屈になっていたら絶対にうまくいかない」

とくにマッチングアプリは、最初に出会った時が勝負です。相手がネガティブで暗かったら「また会いたい」と思ってもらえません。
自分のよさを友人など身近な人に見つけてもらってほしいと八木。

八木「そこからどんどん変わっていけるから」

思っていることを言語化していく

もう一つ、Aさんの「価値観が違い過ぎる」について提案をしました。

八木「パートナーを探す上で、絶対に譲れないところはどこなのかっていうところを言語化するといい」

それを紙を書き出すことを勧めました。書き出すうちに思考が整理されるので「単純ですがとても有効」と続ける八木。

実は八木自身も「闇ノート」を作って「私は今これに悩んでいる」「何に辛く思っているんだろう」など、愚痴でも何でも自分の思いをバーッと書き出しているとのこと。

Aさんの「譲れないところ」もそれではっきりするという八木。

八木「相手の見た目なのか、年齢なのか、年収なのか、内面なのか。絶対譲れないところがわかってくる」

Aさんの価値観を明確にして、よきパートナーが見つかることを願う八木でした。
(野村)
 
八木志芳の私たちは求めてる
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2023年12月24日22時04分~抜粋

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