10月1日放送のＣＢＣラジオ『八木志芳の私たちは求めてる』に、66歳の男性から相談が寄せられました。
その内容は「娘に赤ちゃんができないこと」について。
「自転車通勤が妊娠に影響しているのではないか」と考える男性に対し、パーソナリティ八木志芳が女性の立場から思案します。
孫を望む父親の気持ち
66歳になる男性Aさんからの投稿です。
「長女が去年の6月に入籍だけして1年過ぎたのですが、いまだに赤ちゃんができたという報告がありません。
毎日、自転車通勤をしているので、その事が影響で赤ちゃんができにくいということはありませんか？」（Aさん）
八木「これは、お孫さんを望んでいるというAさんのメッセージだと思う」
Aさんの気持ちを察する八木ですが、それより気になることがあるようです。
八木「長女さんは、お子さんを望んでいるの？」
そもそも妊活しているのでしょうか？
Aさんが長女のこどもを生むことに対する意識を、どこまで知っているのか懸念します。
さらに「入籍『だけ』」と書かれていることも気になったようで、「あ、結婚（しても）式はしないんだ」と思っていたのではないかと予測します。
娘の本音は？
入籍して結婚式をして…というのが当然だった時代があります。
でも最近は、価値観の多様化が認められてきています。
八木は、おかしいなと思うことがあれば「おかしいよね」といえる人が増えてきていることを、Aさんに知ってほしいなといいます。
八木「お孫さんが見たいという気持ちはすごいわかるんですけど、まず娘さんが何を望んでいるのかを」
逆に娘が妊活を頑張っている可能性もあります。
妊活をしていてもなかなかできない人もいます。つい「孫はまだ？」といいたくなる気持ちもわかりますが、「周囲からのプレッシャーにより、精神的に病んでしまうケースも多々ある」と八木。
八木「デリケートな問題だということと、娘さんご夫婦の意思を第一に尊重するということを考えてほしい」
自転車通勤は妊娠に影響する？
そして、もうひとつ書かれていたのが、自転車通勤の妊娠への影響。
この件については、八木が、婦人科の相談も行うスマルナ医科歯科クリニック窪田真知医師に尋ねてみたところ…
八木「自転車に乗ることによって妊娠に影響することはない、ということです」
自転車の揺れや衝撃が気になっての質問かもしれませんが、膣と子宮がある場所は全然違うそうで、直接的に影響するということはないとのことです。
では、妊娠した後に、自転車に乗っても大丈夫なのでしょうか？
それも影響はなく、窪田先生から「事故には気をつけてね」との回答がありました。
住んでいるエリアによって、移動手段が主に自転車であれば乗らないわけにはいきません。事故に気をつけて安心して乗ってください。
八木は、妊活・妊娠の問題はとてもデリケートなので「娘さんたちがどう考えているのか、家庭の事情であったり、思いを尊重してあげてほしい」と願いました。
（野村）
八木志芳の私たちは求めてる
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2023年10月01日22時04分～抜粋