八木志芳の私たちは求めてる

見知らぬFacebookおじさんからのメッセージに返信してみた

数あるSNSでも、ユーザーの年齢が高めなのがFacebook(フェイスブック)です。
基本的にリアルに交流があり、実名のために誹謗中傷のリスクも少なく、いいねをはじめとするリアクションがもらえる、大人の社交場となっています。

そんなFacebookで、フリーアナウンサーの八木志芳は、フォローされている見知らぬ相手からメッセージを受け取り、その後のやりとりに複雑な思いをしたようです。

7月9日放送のCBCラジオ『八木志芳の私たちは求めている』から。

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Facebookおじさん

以前Facebookが流行り始めた頃に、八木が勤めていた会社では「Facebookに力を入れていこう」という指令が下りました。
八木も個人のアカウントを作ったところ、アナウンサーという肩書きのせいなのか、さまざまな人たちから申請が届きました。

最初は「リスナーさんかな?」と深く考えずに承認していたら、そのうち知り合いの知り合いという、ほとんど関わりのない人たちからも申請が来るようになりました。

そんな中に、八木のことを全く知らないけど、「目立つ女」「変わった仕事をしている女」と繋がりたいという「Facebookおじさん」たちがいるそうです。

誕生日にだけメッセージ

おじさんたちのひとつめの特徴は、まず八木の投稿にまったくリアクションをしないことが挙げられるそう。

自分の仕事やラジオでのパーソナリティ業には興味がなく、八木から見ると「ただ女性と繋がりたいというだけの人」に映るそう。
八木がいくらラジオ番組の告知をしても反応はなく、また番組を聴いて投稿してくれるわけでもなく、宣伝したイベントに来てくれるわけでもないそうです。

八木「告知投稿してもリアクションはくれないんですけども、ただ一年に一回、誕生日のときだけ、なぜかメッセージをくれるというおじさんたちが多いんです」

Facebookのコミュニケーションでは投稿に対してのリプライと、友だちに直接送るメッセージがあります。
普段八木の投稿に無反応な人たちが、なぜか誕生日にだけはメッセージを送ってくるのです。
もちろん、八木は誕生日について投稿しているので、それに対するリプライでも祝辞は届くのです。
これがふたつ目の特徴です。

そもそもリアルには知らないおじさんからのメッセージには、ノーリアクションを貫いていた八木。
今年2月の誕生日も、やはりおじさんたちからのメッセージが届きました。

試しに返信してみた

「このおじさん達にメッセージを返したら何が起こるんだろう?」との好奇心がムクムクと湧いてきた八木。
ふたりのおじさんに返信することにしました。

まず一人目は、疫病退散の画像付きでお祝いのメッセージを送ってきたおじさんA。
このメッセージの特徴は、語尾に小さな「っ」が入り、さらに絵文字を重ねる「おじさん構文」の典型とのこと。

八木はこんな返信をしたそうです。

「遅くなりましたが、お祝いのメッセージありがとうございます。今後、応援のメッセージやお祝いのメッセージは出演しているラジオ番組などにいただければ嬉しいです。
SNSは基本的にラジオのリスナーさんとの交流などを目的に行っております。今後とも応援よろしくお願いします」(八木)

「よく知らない人に、直接メッセージ送ってこないで」と暗にほのめかしたところ、おじさんAから、自分の似顔絵イラスト付きで返信が届きました。
が、ラジオ番組には触れず仕舞い。どうやら八木の仕事にはまるで興味がない様子で、「これじゃ会話が成り立たない」と嘆く八木。

フェイスブックおじさんに気をつけて!

お祝いメッセージを送ってきた2人目のおじさんB。
こちらも一切知らないおじさんで、八木の投稿にはノーリアクションでした。

そこでおじさんAと同じく「メッセージは番組に送ってください」と返したところ、「ハーイ!」との返信。

「ハーイ」の部分の声色を変えて読み上げた八木ですが、その理由は半角カナ文字だったから。こちらも「おじさん構文」にありがちです。
結局、八木のラジオにはまったく触れなかったおじさんB。

たとえネット上とは言え、見知らぬ人と1対1となるメッセージを送られることに、あまりいい気がしていない様子の八木。

八木「SNSで交流することはいいことですが、相手のことをちゃんと考えて送りましょう。一方的に送りつけるメッセージ程、イヤなものはありません」

八木のようなタレントでなくても、何のつながりもない人にフォローされ「どうして自分に?」と不審に思った経験は誰にでもあるもの。

しかもやりとりが公開されているリプライならともかく、相手との直接のやりとりとなるメッセージを送りつけることは、仮にお祝いであれ、リアルでクローズドな会話ができる顔見知りでない限り、相手に怪しさを植え付けてしまいます。

SNSのやりとりは気楽で楽しいものですが、くれぐれも相手の気持ちを考えましょう。
(野村)
 
八木志芳の私たちは求めてる
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2023年07月09日22時02分~抜粋

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