八木志芳の私たちは求めてる

50代夫婦の性生活は何が最善なのか?医師の答えは…

6月25日放送の『八木志芳の私たちは求めている』(CBCラジオ)には、56歳男性リスナーから「夜の営みがうまくいかない」との相談が寄せられました。

この悩みに対し、婦人科の相談も行っているスマルナ医科歯科クリニック窪田真知医師とパーソナリティの八木志芳が女性目線で回答します。

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夜の営みがうまくいかない

妻との夜の営みについての悩みを綴るAさん。

「私も歳をとり、勃起をしても萎えてしまって、なかなか挿入できずにそのまま終わってしまいます」(Aさん)

奥さんは何年か前に子宮筋腫(子宮の筋組織にできる良性腫瘍)を患い、子宮を切除した経験があるそうです。
そのせいか、膣があまり潤うことがなく痛がるため、Aさんは途中で営みを終わらざるを得ないとのこと。

Aさんの勃起機能の低下(ED)については治療薬で解消しましたが、奥さんはゼリーなどを塗ってもすぐに乾いてしまうそうです。

「妻とはヘルペスの感染を恐れてずっとコンドームを使っていますが、それも関係しているのでしょうか?いま、何が一番最善か知りたいです」(Aさん)

子宮がなくなったら女じゃない?

窪田「この質問の最期に『いま、何が最善か知りたい』ってありますよね?これはまず、奥様がどういった夜の営みを希望されているのか聞いてもらいたいです。もう、圧倒的に女性目線で言っちゃいますけどね」

八木も、Aさんが単独で書いたおたよりで、奥さんとは話していない印象を抱いているようです。

窪田医師は、現在51歳の奥さんが子宮筋腫を患った時期は、多分40代の後半で5~6年前の事なのではと推測。
子宮を切る手術を受けるのは「女性としては一大決心だっただろう」と思いやります。

夜の営みで潤わなくなったことと、この手術は関係しているのでしょうか?

窪田「世の中の人って時に男性目線で『子宮がなくなったら女じゃない』なんて、心無いことを言っちゃう人もいるじゃないですか。

でも、子宮を取ったからと言って、大事な卵巣、女性ホルモンが出るところはきちっと残しているはず。膣のコンディションは大きく変わらないって考えているんです」

膣の入り口付近にあるスキーン線、バルトリン線からは夜の営みの時に盛り上がる気持ちから液が分泌されるため、子宮とは関係ないそうです。

コンドームと痛みの関連

またコンドームの使用は、濡れないことと関係があるのでしょうか?

窪田「コンドームを使用すること自体が痛みとイコールではないと考えています」

ただ、ヘルペスの感染を恐れるということなら、現在は様々な予防薬があります。皮膚科や婦人科を受診して相談、予防薬を使うことでコンドームなしでの夜の営みが可能になるかもしれません。

今回の相談内容から「ED薬を飲みながらも性行為をしていきたい」というAさんの意思が見えると八木。
「女性側が性行為をどう思っているかが大事」と言います。

窪田「大きな手術を体験された奥様に対して、やはり思いやりの気持ち、ご主人としての思いやりの気持ちや言葉、あってほしいなと考えております」

夫婦だから言いやすいこと、逆に言いづらいことがあるかもしれません。
でも、思いは行動に移さないと伝わらない部分も大きいのです。
(野村)
八木志芳の私たちは求めてる
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2023年06月25日22時05分~抜粋

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