八木志芳の私たちは求めてる

不妊治療のメンタルから転職までケアするフェムテックサービスが登場

ジェンダーフリーで楽しめる、性と愛の教養バラエティ『私たちは求めてる』(CBCラジオ)。

番組では、パーソナリティの八木志芳がいま気になるフェムテックサービス(フィメールとテクノロジーを掛け合わせた造語)を紹介しています。

4月9日の放送では、不妊治療の記録管理やユーザーが自分の状況に近い第三者の治療データと比較できる、不妊治療可視化サービスを取り上げました。

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不妊治療での女性の負担

3月まで八木が同局で担当していた『ハイアーハイアー!』でも、フェムテック(フィメールとテクノロジーを掛け合わせた造語)としてセクシャルウェルネスや、ナイトライフ用のアイテムなど性に関するサービスを紹介していました。

自身の経験から「話しやすい」という理由もありますが、八木としては同世代で「妊活」や不妊治療されている方が多かったため、もっと掘り下げて知ってほしいとの思いがあるよう。

不妊治療は女性にとって肉体的にも金銭的にも大きな負担がかかるもの。
さらに頑張ったからといって結果が出るものでもなく、出口が見えず、家族からのプレッシャーなどメンタル面の負担もあります。

 

不妊治療の可視化とは

今回八木が紹介した不妊治療サービスを提供しているのは株式会社ninpath。
神田大輔代表は、学生の頃から困っている人や、頑張っている人、自分自身で行動している人が報われる世界を目指したいという思いを持っていたそう。

そして不妊治療における負担を軽減すべく作ったのが、不妊治療記録ツールninpath(以下、ニンパス)というサービス。

ニンパスは、自身がどういう不妊治療をしているのか、どのタイミングだったのかなど、治療記録や管理、自身の状況に近い第三者の治療データを参考にすることができます。

八木「メンタルケアの部分にも力を入れているっていうのが特徴的」

不妊治療を担当する医師によっては、メンタルに関してのサポートを受けられない場合もあります。

ニンパスではメンタルのケアとして、生殖心理カウンセラーなどからオンラインカウンセリングが受けられるそうです。

転職もケア!自治体での取り組みも

少子高齢化の時代、このようなサービスは注目度が高く、神奈川県の藤沢市と「経済産業省 フェムテック等サポートサービス実証事業」として取り組んでいるそう。

ストレスとの関係など、不妊に悩む方がメンタル不調とうまく付き合う術や、カウンセリングの相談事例紹介など、webによるメンタルケアサービスなどの取り組みを行っています。
この動きは、他の自治体にも広がっているそうです。

さらに、不妊治療から「普通の仕事を続けるのが辛い」という方にも、治療と仕事を両立できるようなキャリアサポートサービスも行っています。

八木「周りに迷惑かけちゃうと思って、言えてない人もたくさんいるんだろうな」

少子高齢化により、不妊治療や妊活を行う人も増えていきます。企業やコミュニティが支えることが、とても大切になっていきます。
このようなサービスがあることを知ってもらうことが大事だと思い、紹介した八木でした。
八木志芳の私たちは求めてる
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2023年04月09日22時12分~抜粋

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