現在一時休止中のJ1リーグ戦。名古屋グランパスも、残りシーズンに向けて英気を養っているところです。
では、ここまでのグランパスに点数をつけるとしたら?
8月2日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』ではリスナーからの採点を踏まえ、城所あゆねがこれまでの戦いを振り返りました。
もう監督4年目なのに…
J1第24節まで終了し、リーグ戦は残り14試合。
2日時点で、グランパスは7勝7分け10敗、得点28失点35で勝ち点28、15位につけています。
休止中のいま、今季のグランパスの採点についてリスナーにメールを求めたところ、多数届いたとのこと。
「点をつけるのは難しいですが、40点くらい。正直、今季はJ1残留が絶対だと思っているので今の順位にいることが不安でしかありません。開幕ダッシュに失敗、少し持ち直したものの、まだまだ安心できません」(Aさん)
一方で、ここ数年のグランパスは将来を見据えた育成や土台作りをしているのでは、と希望的憶測もしているAさんでした。
城所「そうなんです、15位という順位は降格圏も見えていて決して安心できる順位じゃないんですけど。18位以下がJ2降格ですね。Aさんはチームの土台作りって言いますが、長谷川健太監督は今季で何年目?って考えるとね、もう少し上の順位にいてほしかった」
長谷川監督は、今季で4年目。就任1~2年目ならまだ監督の理想とするチーム作りをしているという言い訳は立ちますが、正直振るわない現状にサポーターの嘆きは深まる一方のようです。
失点の多さは課題
「ここまでのグランパスは30点です。失点が多いのが気になります。同じようなパターンで失点していること、攻撃陣のFWの点数があまりとれていないこと。MF稲垣祥選手に頼りっぱなしなのが…」(Bさん)
明るい話題として挙げたのが、FWマテウス カストロ選手の活躍と若手の台頭。
若手ではユース出身のGKピサノ アレックス幸冬堀尾選手が出場機会を増やし、日本代表にも召集されています。
城所「マテウス選手はケガで手術をしたということで、ちょっと不安材料ですよね」
FWについては、約2年前には「点が取れるFWが揃った」と喜んでいた記憶のある城所。その時の選手は今もみんな在籍していますが、なかなか結果が出ていないと分析しました。
一方で、今は夏の移籍期間中。補強の有無が気になっている様子です。
みんなの認めるMVP
A~Eの5段階で評価したリスナーもいます。
「チーム全体としてはC。この順位にいるチームではないからです。いい内容だと思える試合もあれば、全然うまくいかない試合もあって安定していません。GKはB。ピサノ選手のリーグ戦レギュラーダッシュから日本代表デビュー、控えにシュミット ダニエル選手は贅沢です」(Cさん)
この後もMF陣はB、これは稲垣選手の攻守にわたる活躍の結果です。DF陣には失点の多さからDというCさんに城所も納得。
城所「これは私もわかります。パスミス等もあるし、同じ形での失点が多いのがね」
最後に「城所さんの採点も聞きたい」と締めくくられたメールに、「言いたいことを全部言われた(笑)」と城所。
続けて「今季ここまでのMVPは、間違いなくピサノ選手!」と断言。半年でチームのスタメンになり、さらに日本代表にまで呼ばれるまでとなった成長には目を見張るものがあると絶賛しました。
次の試合は、10日にホーム豊田スタジアムで開催されるJ1第25節・京都サンガF.C.戦。
そして13日には味の素スタジアムで天皇杯ラウンド16・東京ヴェルディ戦です。
まずはリーグ戦で1試合ずつ着実に勝つことが順位上昇と残留確定に欠かせないだけに、次の試合では勝利できるでしょうか?
(葉月智世)
城所あゆねのグランパスタイム
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2025年08月02日22時50分~抜粋