名古屋グランパスは開幕から勝ち星なし、1997年以来28年ぶりとなる6戦未勝利という苦境にあえいでいます。
3月14日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねが、8日に行われた第5節・セレッソ大阪の試合の模様を、サポーターの投稿を交えてレポートします。
若きGKがU-20代表に選出
まずは朗報から。
12日、日本サッカー協会は「U-20日本代表 3月海外遠征」の選出メンバー23人を発表。グランパスからは、GKピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾選手が選出されました。
ピサノ選手は選出に対し、喜びと同時に「成長するチャンスを掴み、爪痕を残せるように頑張りたいと思います」とコメント。
このニュースにリスナーから投稿が。
「いい経験をして、成長した姿をグランパスで見せて欲しい!試合に出場して欲しいですね」(Aさん)
城所「そうですね。ただ選出されるだけじゃなくて、試合に出場して経験を積んで欲しいと思います」
GKは所属チームではもちろんですが、代表でも正GKの座を掴むのは大変。まずは同年代のGKとの競争に勝ち、グランパスでの活躍を期待したいところです。
またもや勝利ならず…
8日にアウェイのヨドコウ桜スタジアム(大阪市東住吉区)で開催されたJ1第5節・セレッソ大阪戦は、1-1の引き分けでした。
5節終了時点で勝ち点2、最下位という不名誉な結果に沈んでいます。
城所「そろそろヤバくない?っていうのが正直な本音でございます。中日スポーツの見出しには『名古屋グランパス28年振り開幕5試合未勝利』ということで、どんな試合だったか振り返っておきましょう」
前半12分にFW永井謙佑選手の惜しいシュートがあった一方で、その直前にFW山岸祐也選手が負傷交代というアクシデントに見舞われます。
その後も、FWマテウス・カストロ選手の枠の上に飛んだゴール、MF稲垣祥選手のCKのこぼれ球からのボレーシュートも相手GKに阻まれました。
反対に前半アディショナルタイムの49分に、セレッソのFW北野颯太に先制を許し、0-1で前半を折り返します。
ケガ人増加でピンチ
グランパスは後半途中にMF森島司選手・MF菊地泰智選手・MF浅野雄也選手を投入し、反撃の機会を窺いますが、なかなかチャンスが来ず。
しかし、後半40分に前述の後半から入った3人がパスをつなぎ、ゴール前に飛び込んだマテウス選手が決めて同点に。そのまま試合はドローで終了しました。
城所「私の所感としては、前半はグランパスペースで惜しいシュートもあったんだけど、決めきれず。逆に後半はなかなかペースが掴めない中での同点弾だから、よくモチベーションを保って追いついたなと思っています」
この時点で1997年以来の開幕5戦未勝利。1998年生まれの城所にとっては危機感ばかり。
なお、DF徳元悠平選手もこの試合で負傷。主力2人のケガは非常に痛手となりました。ケガから復帰間近と言われるGKシュミット ダニエル選手がいますが、まだケガから復帰していないFWキャスパー ユンカー選手など、ケガ人の増加が今後にどう影響するのかが心配です。
さらに15日に行われたJ1第6節アウェイ・味の素スタジアムの東京ヴェルディ戦は、1-2で敗戦。
5節時点で16位のヴェルディに痛恨の逆転負け。クラブワーストタイとなる開幕6戦未勝利となっています。
(葉月智世)
城所あゆねのグランパスタイム
この記事をで聴く
2025年03月14日21時05分~抜粋