2017年8月26日(土)

一石二鳥。ひと手間が本格味「手作り焼豚をつけた冷やし中華」

丹野みどりの よりどりっ! / グルメ

木曜日の「オトナのいろどりっ!」は、関富子先生のお料理レシピ。
毎月のテーマに沿ったレシピを1品ずつご紹介いたします。

8月のテーマは「夏バテ解消!さっぱり料理!」。
今回は「手作り焼豚をつけた冷やし中華」です。

焼豚作りが冷やし中華作りへの道

夏といえば、冷やし中華。この季節、お昼ごはんによく登場しませんか?冷蔵庫にある具材を乗せて、かけ汁をピッと切って、シュッとかける……

しかし、そこにひと手間「自分で焼豚を作るんです」

「ムリッ」即答する丹野みどり。
お肉の部分、ハムで許してくれませんか?

畳み掛けるように関先生、おいしい冷やし中華にするには「私、かけ汁が一番ポイントだと思うの」

ということは、今回、かけ汁も、焼豚も、自分で作るの?

大変かと思いますが、栄養面を考えればスープにもお肉にも栄養満点。だから手作りした方がいい、というわけです。納得ですね、夏の暑さを考えれば確かに自分で作るべきでしょう。

しかも、焼豚を手作りすれば、おいしいかけ汁もできてしまうとか。まさに一石二鳥。
関先生、さっそく作り方を教えてください!

意外と簡単な自作焼豚

まずは、豚バラ肉の塊を買ってきます。それをポンポンポーンと4~5cmにカットします。

あれ?焼豚って、塊肉をタコ糸で縛って、ぐつぐつ煮るんじゃないの?
実はあらかじめ切った方が火が早く通りますし、表面積が大きくなって、肉の旨みやダシも早く出るのです。
カットした豚肉にひたひたぐらいのお水を入れて、ネギのぶつ切りとショウガの薄切りを入れて、グツグツグツグツ煮込みます。
ここで水をたくさん入れてしまうと、後のかけ汁が不味くなります。
濃厚なスープを作るために、お肉に対してひたひたぐらいのお水の量にしましょう。

煮込む時間は10~15分。案外短い?
それもそのはず、塊肉の1/3の時間で済んでしまいます。これもお肉を切っているおかげなんですね。

煮汁を冷やし中華のスープに

煮込んだらお肉を取り出して、汁の中のネギとショウガを”ほかります”、つまり捨ててください。

4人分のかけ汁を作るので、煮汁を2カップ取り出します。そこに、お醤油とお砂糖を結構多め、大さじ6杯ずつ加えます。そしてお酢を大さじ4杯。それから絶対にお塩を加えてください。味を引き締めます。
あとは冷やせば、おいしいスープのできあがりです。

焼豚を作る時にできる煮汁を使うから、おいしい冷やし中華のかけ汁ができあがるんですね。
これは両方手作りするしかありません!

冷やし中華は豪華ディナー

さて、おいしい焼豚まであと一歩。

フライパンに煮豚を並べ、表面に焼き色をつけます。
ラードを入れてもいいですし、もともと豚バラ肉は脂を持っているので、油を引かなくても構いません。

こんがり焼けたら、ネギとショウガをちょっと入れて、味を含ませます。そこにお砂糖とお酒を入れて、豚の煮汁も余っていたらそれも入れます。
そして、5分ほど炒めつけるように甘く煮ます。お醤油を加えて、汁がこってりしたら、焼豚のできあがりです。
ネギとショウガは、あれば入れてください。なくても構いません。

では、麺をボイルしましょう。たっぷりのお湯にバサッと入れて、沸騰したら差し水を1回くらいします。
そしたら麺をあげて、よーく洗って洗って洗って洗ってちょっとごま油をまぶします。
ごま油をまぶすことで、麺が油でコーティングされ、麺同士が引っ付きにくくなり、伸びにくくもなります。さらに香りもつきますよ。

それでは、麺の上に具材を乗せていきます。今回はトマトを切って、キュウリを切って、薄焼きタマゴを作って、それにちくわも並べます。
「ちくわは量増しにいいんですよ」と関先生。「確かに」と丹野みどりも納得です。

ですが、実は具材はなくてもいいんです。
なぜなら「お肉」というすっごいメインの食材があるから!
上からかけ汁をかけて完成です。

自分で作った甲斐がある多幸感

さて、いただきます。

まずは焼豚から一口食べた丹野。「ハムではいけませんね…」ポツリと漏らします。
冷やし中華の上に乗せるだけではもったいない!立派な一品料理です。
炒めているので、角煮よりも香ばしくてコクがある。一風変わった角煮という感じです。からしをつけたらおつまみによさそうですね。

そして、冷やし中華。
お昼は簡単に、なんて言っていられません。この味は十分メインの夕食になります。

さらに関先生のワンポイント。かけ汁に甘酒を入れるとさらに美味しくなるんです。
甘酒にはアミノ酸が含まれているので、コクが出て美味しくなります。
それに疲れも取れるので、夏の料理にぴったり。

そして「今の私にぴったりですね」
関先生と収録をした時、風邪を引いていた丹野みどり。

夏には疲労回復の「甘酒入り手作り焼豚の冷やし中華」料理名が長くなっちゃいましたが、ぜひお試しあれ!

材料とレシピ

*冷やし中華*
【材料】
・生中華そば 4玉
・ごま油 大さじ1

具材
・きゅうり 1本
・トマト 1個
・卵(塩・酒・油) 2個
・ちくわ 2本
・レモン、紅ショウガ お好みで

かけ汁
・湯(焼豚を同時に作る場合は煮汁) 2カップ
・砂糖 大さじ6
・醤油 大さじ6
・酢 大さじ4~
・塩 少々
・甘酒 大さじ2
・ごま油、うまみ調味料 お好みで
【作り方】
① 深鍋にたっぷりの湯を沸かし、麺をほぐし入れ箸でかき混ぜ、再び沸騰してきたら差し水をする。火を弱め、好みの硬さに茹で汁にとり、よくもみ洗いしてザルにあげ、ごま油をまぶす。
② きゅうりは板ずりして千切り、トマトは湯むきにしてくし形に切る。卵は薄焼き卵にし千切り、ちくわは斜めに切る。
③ かけ汁は鍋に合わせて軽く煮立て、味を整え火から下ろす。甘酒、ごま油を入れ、香りをつけ冷ましておく。
④ 中華皿に①の麺を盛り、②の具を放射線状に飾り、③のかけ汁を注ぎ、レモンと紅ショウガをあしらう… できあがり。

*焼き豚*
【材料】
・豚肉(バラ肉) 200g
[A]・水 3カップ
・ねぎ 1本
・生姜 親指大
・ラード 大さじ2
[B]・ねぎ 大さじ3
・生姜 大さじ1
[C]・茹で汁 大さじ3
・酒 大さじ3
・ザラメ 大さじ3
[D]・醤油 大さじ3
・塩  少々
【作り方】
① バラ肉は4~5cmに切る。
② [A]のねぎは5cmくらいの長さにブツ切りにし、押しつぶしておく。生姜は薄く切る。
③ 鍋に3カップくらいの水を入れ、①も②も入れ、火にかける。沸騰するまで強火にして、その後弱火にして、中まで火を通す。(10~15分ほど煮る)
④ 炒め鍋にラードを熱し、③の肉は表面に焦げ色が付くまで転がしながら焼く。ここにみじん切りにした[B]のねぎと生姜を入れ、香りをつける。
⑤ ④に[C]を入れ、弱火で3~4分煮て、まずは甘味を含ませる。次に[D]を入れ、汁気がなくなる寸前まで火加減に注意しながら煮詰めていく(5分くらい)。
⑥ 十分に味がなじんだら… できあがり。
(榊原)

アーカイブス

同じカテゴリー

|
facebook twitter hatebu line