2017年7月2日(日)

江戸前寿司と縁深い知多半島で「知多前すし」を食す

レポートドライバー / グルメ

寿司といえば「江戸前寿司」。では「知多前すし」はご存知でしょうか?
実はとっても歴史の深い、知多半島と寿司の関係。

そんな知多半島を拠点にした「知多前すしプロジェクト」が地元の方たちによって始まっています。
CBCラジオレポートドライバーの石坂窓花が大府市までお邪魔しました。

知多前すしプロジェクトとは

プロジェクトに参加されている伊藤悦子さん、寿司割烹 なだか店主の柿原誠太郎さんにお話を伺いました。

知多半島を訪れた国内の観光客はもちろん、海外からの観光客にも知多半島の恵みを是非味わって頂きたい、ということだそうです。

というのも、知多半島には「日本の玄関」として中部国際空港があります。
地元の知多をそのまま通り過ぎてしまうのではなく「日本の味を味わってほしい!」「地元にも目を向けてもらおう!」という思いから始まったのが「知多前すしプロジェクト」なのです。

知多半島と江戸前寿司の意外な関係

そもそも知多半島は、寿司との歴史が深い地域なのです。
実は江戸前寿司が流行した背景に、知多半島の粕酢が大きな役割を果たしていたというのです。

当時の江戸では「早ずし」と呼ばれる、寿司ダネと酢飯を握る料理が流行の兆しを見せていました。今の握り寿司の原形ですね。
しかし使用されていた米酢は高価な代物でした。

そこで、半田の造り酒屋だったミツカン初代の中野又左衛門は、酒粕を原料とした安価で寿司によく合う粕酢作りに乗り出し、見事開発に成功します。その粕酢を江戸で販売したことから江戸前寿司ブームが起こったと言われています。

もともと知多半島周辺にはこうした醸造業も栄えていて、お醤油やお酒、そして伊勢湾と三河湾という漁場もあり、寿司作りにはもってこいの場所なのです。
当時知多半島の半田側では、この江戸前スタイルの寿司が食されていたそうです。

知多の恵みはすべてネタに

さて、話を「知多前すし」に戻します。

具体的にどんなものを「知多前すし」と呼ぶのかというと、ネタはもちろん地元産、また醤油やみりんなどの調味料も地元の物を使用した寿司とのことです。

ネタは魚介類だけに捉われず「知多産」にとことんこだわり、大府市で育った黒毛和牛、地元で採れた野菜やフルーツもネタとして使うそうですよ。

ネタ開発はまだまだ今も試行錯誤を重ねているそうです。

そして器にもこだわりが。極力、地元の常滑焼きを使っているそうです。
寿司割烹 なだかさんの「知多前すし」は…

今が旬のキスや、アナゴ、車海老など、そして大府の黒毛和牛。

牛肉は熱した石で焼いて寿司にします。
上品な常滑焼きの器を使ったこのワンプレートで、目・耳・口から知多の魅力を存分に楽しめます。

知多の恵みを寿司という形で広めていく、古くて新しいこの試み。
知多半島へお越しの際は、是非皆さんにも味わって頂きたいです。
(石坂窓花)


「寿司割烹 なだか」
愛知県大府市横根町名高山12
営業時間 11時~14時/17時~22時
定休日  毎週水曜日・第3火曜日

この記事の radiko.jp
facebook twitter hatebu line

レポートドライバー

アーカイブス

同じカテゴリー

|
facebook twitter hatebu line