2017年6月14日(水)

千利休に愛されたい?織田信長と徳川家康

名古屋おもてなし武将隊 戦国音絵巻 / エンタメ

400年前より現代に蘇った戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊が、ラジオ界の天下一を目指す番組。
今回の出陣は、織田信長、徳川家康、陣笠隊の足軽・なつです。

本日の週替わり企画は、約2ヶ月ぶりの『第六天魔王の戦国大ギリ』。第六天魔王こと信長による大喜利です。

利休が愛したラッキーウィーク

この番組の恒例企画として『武士語変換』というものがあります。現代の言葉を、戦国時代っぽく言い換える企画で、この日のお題は「プレミアム」でした。

CBCラジオでは6/12(月)から6/18(日)までの一週間、『CBCラジオ ラッキーウィーク ~ラジオを聴いてプレミアムなひとときを~』を開催しています。
“プレミアム”をキーワードに、高級ホテル宿泊や豪華ディナークルーズ、高級和食会席、ナゴヤドーム内のVIPルームご招待などのプレゼントが当たるというもの。

そこで、「プレミアム」を武士語変換することになったのです。
して、信長が提案したのが「利休が愛した」。

「利休が愛した扇」「利休が愛した茶器」。これが頭に付いていれば、上質なモノだと一発で分かるといいます。
家康やなつも思わず納得して唸ってしまうほど。

戦国時代、信長や秀吉に仕えた茶人・千利休。“粋で風流”の第一人者です。今で言えばセレブ、ファッションリーダー的存在。もし利休がインスタグラムに、お気に入りの茶菓子スイーツの画像を上げたら、たちまちその店は行列ができるでしょう。

「利休が愛したマリオットアソシアホテル」と言うと、ちょっと違和感は出てしまいますが、意味合いとしてはピッタリ。すっかり信長自身も気に入ってしまうのでした。

利休が愛した戦国大ギリ

そんなことを踏まえつつ、タイトルコールを信長が叫びます。

「利休が愛した、戦国大ギリーッ!」

「違う、違う、違う、違ーう!」すかさずツッコむ家康。「第六天魔王の戦国大ギリ!利休が愛した、ではないですぞ!確かにプレミアム感はありますがな」

「採点するのはわしじゃが、ちょっと離れた所から利休が見とって、『うーむ、これは良きものですな』と」

…はしゃぎ気味の信長はひとまず置いといて、コーナー説明をしましょう。
リスナーから矢文(メール)で送られてきた大喜利の解答に対し、信長が「大斬り」「中斬り」「小斬り」の三段階に分けて評価します。斬撃が大きいほど優秀作品です。

そして今回のお題はこちら。
「信長様と家康様が手を組んだ清洲同盟。この清洲同盟が20年も続いた意外な理由とは?」

1560年、桶狭間の戦いで今川義元を討った信長。今川氏の元にいた家康は反今川に転じ、信長との接近を図ります。
一方、信長も美濃の斎藤氏に対抗するため、家康の協力を求めることに。
こうして1562年、信長の居城・清洲城にて、信長と家康による軍事同盟が結ばれました。この清洲同盟は、1582年本能寺の変で信長が没するまで、20年間も続きました。これは裏切りが横行していた戦国時代では異例なことなのです。

利休が愛した清洲同盟

「清洲同盟が20年も続いた理由とは?」
このお題が発表されるや否や、信長がうっかり反応します。

「利休が愛したから」

「キラーンザシュッ!」
つられて大斬りの効果音をうっかり出してしまった軍師(ディレクター)。

それを受けて「自己採点でも大斬りじゃな。このネタが今日一番やもしれん。わっはっは!」と信長すっかりご満悦。

「信長殿!おひとりで楽しむのやめてくだされ!よくわからん空気感ですぞ!」暴走する信長をいさめる家康。

しかしそんなことなどお構いなく、腹を抱えて笑う信長。「あーはっはっはっ!今日は楽しいぞーっ!」

自分の出したお題に、自分で答えて、自分で爆笑。これでは自給自足です。いや、利休自足です。

利休が愛したギネス記録

それでは、リスナーからの解答をいくつか紹介していきましょう。

Aさん「長く続いた同盟ということで、ギネス記録に載りたかったから」

信長「大斬り!同盟の理由が記録を狙いたいためという、内容が無いところがええな」
家康「まさか、内容の無さの度合いでござるか!?ゆえに、利休殿が愛した?」
信長「そう、利休が愛した…。ああ、質素でわび・さびが利いてるということか?深読みし過ぎじゃーっ!」

そんなやり取りの後、「これええな。記録に残したいがために仲良くすると。ああ、これを義昭に言えばよかったな」と悔やむ信長。
室町幕府第15代将軍・足利義昭と対立し、苦労していた頃を思い出すのでした。まあ、当時はギネス記録なんて概念はなかったでしょうけど。

利休が愛した死んだ目

Bさん「『まあまあ居心地良いし、他に相手いないし、今更新しい人っていうのもねー』と、お互いに倦怠期カップルの思考回路だったから」

信長「うーん!中斬り!そうじゃな。どっち目線の意見なんじゃろうな」
家康「おそらく、わしが現世でいうところの“キープちゃん”ですな」
信長「そんな言葉があるのか!?」
家康「左様ですな。『とりあえず取っておこーう。それすなわち徳川次郎三郎キープちゃん家康であーる』」

いきなり何か変な、ロボットみたいなキャラ声で話し出す家康。

信長「なんじゃその、何とも言えない顔で言うておるのは。伝わりづらいなあ。何て言うんじゃろ。“死んだ目”?」
家康「利休の愛した、死んだ目でござる」
信長「おっ、それなら良きものじゃな。…違うわ!」

全く中身のない、無意味なくだらない会話なんですが、利休はこの中からもわび・さびの奥深さを見出せるのでしょうか。

家康が愛した八丁味噌

Cさん「5年継続ごとに八丁味噌がもらえたから」

信長「大斬り!…何やら、現世でいうところのからくり機(ケータイ)の契約更新のような。〇年続けたらこれもらえるぞ、と」

確かに、継続特典は惹かれますね。

信長「八丁味噌の蔵は、現世でも日の本に2つしかないと」
家康「左様ですな。それが両方とも我が領地・岡崎にあり申す」
信長「ゆえに八丁味噌は次郎三郎(家康)が独占しとったんじゃ。これはそういうことを色々知っておるからこそできる解答じゃな」

岡崎城から西へ八丁(約870m)の距離で作られていたことから名づけられた八丁味噌。
現在、まるや八丁味噌とカクキューの2社だけが製造しています。
戦国時代の知識を使い、戦国武将への愛を感じさせた点が信長に気に入られ、見事このネタが最優秀作品に選ばれました。

利休だけでなく、リスナーからも愛される番組を、これからも届けてくれることでしょう。
(岡戸孝宏)

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