2017年5月17日(水)

シュールすぎて肉離れ?加藤清正の筋肉体操

名古屋おもてなし武将隊 戦国音絵巻 / エンタメ

400年前より現代に蘇った戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。
本日の“出陣”は、加藤清正、前田慶次、陣笠隊の足軽・一之助です。

今回はややシュールな企画『加藤清正の筋肉体操』の模様をお届けします。
戦国時代には日々鍛錬にいそしみ頑強な肉体を作り上げ、現世では筋トレに余念がない“筋肉武将”こと清正が、リスナーの願望を叶えられるような肉体に改造する術を伝授するというもの。

まずはかかとを上げて腓腹筋の運動

まずは、Aさんからの矢文(メール)です。
「朝の満員電車でも、立ったまま寝られるようになりたい」

初っ端からトリッキーな願望ですが、清正は真摯に答えます。
「立って体を支えるのに大事な部分は、足。特に現世の者は『ふくらはぎが痛い・凝る・張る』という経験が多いのでは?」

という訳で、ふくらはぎ=腓腹筋(ひふくきん)を鍛えていきましょう。

「さあ、足を肩幅ほどに開いて、立ってみてくれ。そして、その場で背伸びをしつつ、爪先立ちになり申す。重力が足の親指にあるようにして、そこからゆっくりとかかとを下ろす。そしてまたもう一度かかとをグッと上げていく。参るぞ!ひぃ、ふぅ、…」

テレビCMなどでおなじみのディスコ音楽『The Hustle(ハッスル)』のメロディーに乗せて、いわゆる“かかと上げ下げ運動”をする、清正と慶次。

「ひぃ、ふぅ…これ、息を吐きながらやるのか?清正」

「全ての運動はな、ひぃふぅと息を吐くのが大事なのだ」

ちなみに「ひぃ、ふぅ」とは「いち、に」の意味です。「ヒッ、ヒッ、フー」のラマーズ法ではありません。

一石五鳥?の効果

「小さい筋肉はたくさん数をこなした方がよい。ゆえに、30~100回くらいやった方がよいのだが、こたびは時間の都合により、10回ほどにいたそう」
そう言う清正に対し、10回でも相当効くと感心する慶次。

「これでしっかり鍛えておけば、足で支えて“立ち寝”ができる。それだけではない。長時間歩くのにも役立つやもしれん。もしかしたら走るのも速くなるやも」
なんと、相乗効果も期待できそうだと、清正が言います。
俄然、盛り上がる慶次と一之助。

慶次「おっ、一石二鳥!なんなら、足も細くなって女子(おなご)には一石三鳥!」
一之助「おっ!更に!」
慶次「更に!?えーと、えーとぉ…歩くのも速くなる!一石四鳥!」
一之助「からの!」
慶次「えー!?あとは、あとは~?」
清正「あとは、あとは、あとは~、強くなる!」

ザキヤマばりのムチャブリをする一之助のおかげで、みごと一石五鳥となりました。
ただ正直、「歩くのも速くなる」は走るのとかぶっているし、「強くなる」はあまりにも大雑把すぎると思うのですが…。

寝る筋肉は育つ

続いての矢文です。
「会議中にうつらうつらして、突然ガクッと頭が下がらないようにしたいです」

頭を支える首を鍛えればいいんじゃないかと思うのは素人。鍛えるべきは、背筋だと清正が主張します。
上半身を支える重要な筋肉のひとつ・背筋。特に広背筋(こうはいきん)は人体の中で最も大きい面積を持つ筋肉です。
ここをしっかり鍛えれば、背筋をピンとすることができ、頭部を支えながら寝られるというのです。

「さっきから寝ることが大事になってきとるが大丈夫か?筋トレじゃぞ?」
そんな慶次の心配を吹き飛ばすかのように、清正は諭します。
「筋肉には睡眠も大事なのだ。体を休めている間に筋肉は成長する」

そうです。睡眠中は筋肉の回復・発達に必要な成長ホルモンが、一番分泌されやすいのです。筋トレで傷ついた筋肉を回復させ強化する、重要なメンテナンス期間なのです。
ですから、寝るために筋肉を鍛えるのは間違いではないのです。…まあ、正しくもないんですけれど。

それはさておき、背中を鍛えていきましょう。

己の限界を知るべし

「さあ、まずは床にうつ伏せになり、頭の横辺りに手を添えてくれ。背中に力を入れながら、上体を反って頭を持ち上げる。さあ、そこで一時停止。背筋の緊張が解けないように、ゆっくりと頭を下ろす。これをゆっくりと繰り返す」
実際に床に寝そべり、いわゆるエビ反りで背筋運動をする清正。

「コツとしては、足を少し上げてやるとより効く。しかしながらこれは、あまり反りすぎると腰を痛めてしまうかもしれんで、程よく自分の限界を見定めること。自分の体を知るのも、鍛錬には大事なことなのだ」
そして、速さは求めず、ゆっくりやることでより効果が出るという説明も。いわゆるスロートレーニングですね。

筋肉体操ハイ

実演を終え席に戻る清正に、一之助が一言。
「これで会議中も周りにバレずに寝られると」

清正「寝られる。…いや、寝るな!しっかりと会議を聞いてくれ。背筋をピンとして聞いてたら『この者はやる気がある』と上司に思われる。相乗効果だ」

慶次「おっ!これは武功があがる(仕事で良い評価がもらえる)かもしれん、一石二鳥!」
一之助「更に!」
清正「更に!?更に、更に、賢く見える!」
一之助「更に!」
慶次「更に、更に、更に、目も良くなる!」
一之助「もう一丁!」
清正「更に、更に、更に、メガネも似合うようになる!」
慶次「更に、お尻も小さくなる!」

一石何鳥か分からないほど、いいことばかりの筋肉体操だと、自画自賛する清正たちでありました。

「目も良くなる」の根拠がさっぱり不明だとか、目が良いのになぜ「メガネが似合う」のとか、「お尻が小さくなる」なんてありがちな美容効果を適当に言ってるだけじゃんとか、そんな細かい事はもう気にしない3人。
ランナーズ・ハイならぬ筋肉体操ハイですね。

笑顔がまぶしいの意味が違う

さて、最後の矢文です。
「私は初対面の人と話すのが苦手です。上手く話せるようになりたいです」

初めてしゃべる相手に対しては、明るい表情の方が好印象ではないかと語る清正。
命を懸けた戦場や、厳しい上下関係などの中で、常に精悍な表情を保たなければならなかった戦国武将ですが、現世では豊かな表情が不可欠ということで、鍛えるのはそのものズバリ、表情筋です。

「あ・え・い・う・え・お・あ・お」

清正が一文字言うごとに、慶次と一之助が続けて言う発声練習。英語の授業の“リピート・アフター・ミー”ですね。

これを、顔がピクピクとひきつるくらいにやろうと話す清正。「あ」は思いっきり口を大きく開き、「え」は「えぇーっ!!」と大げさに驚く(マスオさんのように)。
普段から大げさにやっておけば、いざ接する際、程良い感じになるといいます。

笑顔がまぶしくて好印象。これはまさに、清正の主君・豊臣秀吉。人の心を掴む利点が生まれる。一石二鳥です。

一之助「更に!」
清正「更に、に、人気も出る!」
一之助「もう一声!」
慶次「しわが無くなる!」
一之助「更にもう一声!」
清正「目から光が出てピーッて、光線が出る!」

もう何でもありです。

やりすぎはケガの素?

最後は“筋肉尻取り”で締めます。お題は清正の「き」。
ここから清正1人で尻取りをし、筋肉の名称までたどりついたら終わりです。
「清州、すもも、毛布、腹筋!」

最後までシュールな企画でした。肉離れ(リスナー離れ)にならず、心のほぐしになる事を祈ります。
(岡戸孝宏)

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