2017年5月16日(火)

怒髪天・増子直純、役者に挑戦するも変わらぬ覚悟

小堀勝啓の新栄トークジャンボリー / エンタメ

5/14放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に、JAPANESE R&E(リズム&演歌)を標榜するロックバンド”怒髪天”の増子直純さんが出演。

同じ北海道出身という縁でほぼ毎年小堀の番組へ出演する増子さん、今回も北海道ネタで盛り上がりました。

北海道弁で「こわくてこわくて」

5/24にニューシングル「赤ら月」(同時収録曲「恋ノ猛毒果実」「愛のおとしまえ」)をリリースする怒髪天。
このリード曲「赤ら月」のミュージックビデオがとにかく笑えるという小堀。内容は昭和の任侠や青春映画風のストーリー仕立て。以前ライブを撮ってもらった監督の直訴だったそうです。

「どうしてもやらしてくれ!と、すごい熱意を持ってきてくれて。こういうのを撮りたいんですと、台本と絵コンテを結構な量持ってきて。面白いのは分かったし、すごくこれやりたいけど、空き日が1日しかないんだよ。1日でこれで撮れるのか?って聞いたら、もう絶対撮りますってね。結局、長野県で朝5時起きですよ。5時から日没まででガーッと撮って」

それを聞いた小堀も「1日で撮ったの?!映画みたいな作りだから何日もかかったかなと」と驚きます。

「いや、もうカット割りも全部決め打ちで。すごく手際は良くて丸一日ですよね。ヘロヘロでしたね」

ここで小堀が「北海道弁で言うと、やー、もうこわくて、こわくて」と挟みます。

「ホントこわかったですね。立ち回りみたいなところがあって、狭い路地の所で日本刀持って、向き合ってグルグル回るんですけど。中腰で、刀構えたまま回るなんて普段やらないんで、もう次の日、腕はパンパンだし、足はガクガクだし」

ちなみに北海道弁で言う「こわい」は「疲れる」との意味です。こわかった甲斐があって熱いビデオになっています。

セリフを覚えるのが大変

ここで話題は増子さんのソロ活動へ。
増子さんは昨年公演された宮藤官九郎作・演出の舞台『サンバイザー兄弟』に出演。しかも俳優の瑛太さんとのW主演だったのです。
小堀が「ギャグ満載の宮藤官九郎ワールド。さらに音楽満載で。もっと増子さんは、音楽、歌に特化した部分の分量かと思ったら芝居が凄い!」と感想を伝えます。

「もう2時間半ぐらい出ずっぱりでしたね。あれ、セリフを覚えるのが大変でしたね。アドリブなんて効かせてる場合じゃないですから。もう大変でしたけど、楽しかったですね。学校みたいでした。稽古始まってから最終公演まで3カ月間ずーっと一緒ですから。そういうふうに、やってきたことって学校ぐらいしかなかったんで」

瑛太直伝の”芝居のルール”

この舞台『サンバイザー兄弟』で、瑛太さんから教わったことがあるとか。

「会話してるじゃないですか。なんとかだよな、なんとかだよなって言われたら、ウンウンってこう、相槌打っちゃうじゃないですか。あれはジェスチャーだけで声出しちゃダメですよって。それは、ウンウンって言うとお客さんの耳がそっちも行っちゃうから。
知らないで、最初の頃は全部、ウンウン、オーオーーって言ってましたからね。むしろ言った方がいいんだろうと思って。ダメでした(苦笑)」

舞台となるとお客さんの耳の動きまで考えなければならないそうです。

ピアノを弾いているのはあの女優

『サンバイザー兄弟』は音楽も満載。怒髪天のギタリスト・上原子友康も参加しています。

小堀「いい曲だなあと思うのが何曲もあって、その中でも一番の目頭ウルウルの曲が『赤ら月』の中に収録されてます」

この曲は今回のシングル3曲目に収録された「愛のおとしまえ」。

「ピアノは女優のりょうちゃんが、爪割れて指真っ赤になるぐらい練習して、劇中で弾いてたんですけど。それでレコーディングにも呼んで。せっかく練習したんだから音は残しとこうよって。ぜひぜひって来てくれて」

小堀「りょうさんがちょっとタラコ唇で色っぽくてね」
増子「いやぁ、すごいですよね。女優ってすごいなと思いました」
小堀「いわゆる昭和のエロくささがある。なんか服を着てても」
増子「妖艶です」
話はピアノから色気の方へ行ってしまいました。いずれにしろ、りょうさんのピアノが堪能できる「愛のおとしまえ」は必聴トラックです。

怒髪天の恩返し「恋ノ猛毒果実」

増子が芝居で抜けている間、怒髪天の他のメンバーは、愛媛県のローカルアイドル「ひめキュンフルーツ缶」のツアーに参加していたそうです。

「自分が舞台やってる間、すごくお世話になったんで、ひめキュンのお客さんたちにもすごく優しくしていただいたということで、これは恩返しに1曲作って、ひめキュンがアイドル戦国時代を生き残っていくための武器を手渡したいなと」

その曲が2曲目の「恋ノ猛毒果実」。ひめキュンのメンバーも自分たちの娘のようで良い子たちだったそうです。

東京にバンドやりに出てきたんだから

芝居という新たな体験をした増子に、これからの活動について小堀が尋ねます。

「怒髪天として1日でも長く存在し続けてライブを一本でも多く、1曲でも多く曲つくれるようにっていうことに集中していくでしょうね。他に枝葉として何か面白い挑戦があればその都度やっていくとは思うんですけども。
やっぱり本業っていうか、東京にね、バンドやりに出てきたんだぞっていうことを忘れないように。結構、役者やったりして褒められると、そっちの方が儲かるし、いいじゃないかみたいな(アーティストも)、いますからね」

小堀が「だってあれだけ芝居できると、実際オファー来るでしょ」とさらに質問。

「ありがたいことに来ますね。だけど、それでバンドが疎かになっちゃったら、ホントに東京出てきた意味なくなっちゃうので」

小堀「その覚悟こそ、僕が尊敬してるものがあります。今年こそ紅白で見たい!」と伝えると…
「こっちはいつでもいいんですけどね」と答える増子。オトナの余裕です。

9/23(土)はツアー『怒髪天 GOLD N’ SILVER TOUR “きんは100歳、ぎんも100歳、俺達あわせて200歳”』で、名古屋市今池のボトムラインにやってくる怒髪天。ぜひ生でどうぞ。
(尾関)

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