2017年10月31日(火)

稲垣潤一のデビュー35周年は、まさに「収穫」の年

小堀勝啓の新栄トークジャンボリー / エンタメ

デビュー35周年を迎えた稲垣潤一さんが、10月29日の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。
6年ぶりにリリースしたオリジナルアルバム『HARVEST』の話題から、あの大瀧詠一さんの話まで盛りだくさんのインタビューとなりました。聞き手は小堀勝啓です。

驚きのアルバムジャケット

「まずジャケット写真を見てびっくりしました。いつも、だいたいモノトーンのスーツだったのが、いきなり農村移住したのかって感じです」と小堀。

「”HARVEST”ってことで”収穫”という意味ですよね。僕、稲垣でしょ。稲つながりで、まさに稲穂を抱えてるというジャケットにしたいってリクエストしたら、誰も反対する者がいなくて」と稲垣さん。

青空をバックに田んぼの中で、オーバーオールを着た稲垣さんが、稲の束を持っているというジャケットに「ちょっとカントリーな風合いになってて、これはこれで、結構カッコイイです」と小堀。

聴いてもびっくり

「ジャケットにやられたと思いながら、恐る恐る聴いたら、いきなり1曲目『どうせ始まらない』から、ド~っとびっくり」(小堀)

「まさに、たわわに実った楽曲を収穫したというアルバムになってると思うんですね。6年間、ちょっと皆様にお待たせしたっていうことはありますけども、オリジナル楽曲を首を長くして待ってましたっていう方もいらっしゃったようで」(稲垣)

「デュエットの帝王」と言われて、いろんな女性と歌いまくりの稲垣さん、今回は大ベテランの水谷千重子先生とのデュエット。しかも1曲目。

水谷千重子とは、様々なキャラクターに扮するお笑いタレント友近さんに非常に近い、近すぎる歌手。

「曲がもう歌謡曲ど真ん中の、いまあまり聞かない感じ」と言う稲垣さんですが、それを稲垣潤一というアーティストの手にかかると妙にモダンになります。
「あたかも大滝詠一さんが音頭をやると妙にポップになる、その匂いがありますよ」と小堀。

池袋のスナックで収録

話題はミュージックビデオに。
「都内の池袋にあるスナックで収録したんですよ」と稲垣さん。

いかにも久しぶりに会う二人がカウンター越しに…というもの。凄く良い演技をしています。

「演技は全然ダメですね。映画も何本か出たことありますけど、好きではないですね。そこまで行ってないですね。やっぱり映画は大変です」(稲垣)

数多のライブをこなし、演技はお手の物という気もするのですが、「僕にとっては別物ですね」という答え。
このミュージックビデオ、未見の方はぜひご覧ください。

大瀧詠一さんへのオマージュ

アルバム2曲目、ダイハツのCMソングに起用された「夕焼けは、君のキャンバス」については意外な話が。

「あれは大瀧さんへのオマージュ作品ですね。もう最初、曲調を聴いた時に感じました。スタッフの皆さんも、そういう思いで作り上げた曲です」

先に小堀からもその名が出た大瀧詠一さん。日本のポップスの質を向上させた立役者ですが、2013年に急逝されました。

「大瀧さんも生前お話してた時に、稲垣さんの話とかチラッと出ましたよ」と小堀が大瀧さんとのエピソードを話します。

「大瀧さんには一度だけお会いしたことがあって『稲垣君は伊達藩だよなぁ』って最初言われて。え?伊達藩?そういえば、僕、宮城県仙台市だけどって」と稲垣さん。

ちなみに大瀧さんは岩手県江刺市生まれです。

「それだけの会話だったのですが、後々そのことを大瀧さんと繋がりの強い方に話すと、大瀧さんは南部藩ではなく伊達藩エリアに住んで、僕と同じ伊達藩ルーツだと。そういう風に言いたかったんだって。なんでそん時説明してくんなかったんだろう、って」

これを聞いた小堀は「大瀧さんらしい。自分の中ではわかってるからいいや、みたいな」

南部藩、伊達藩、盛岡藩。東北特有のライバル意識が今もあります。

「オマージュって、映画でも音楽でもそうですけど、やっぱりその人をどのぐらい気持ちで理解してるかっていうことが出ますね」と小堀。

「僕もそうだけど、この曲を作ったスタッフ人も、みんな大瀧さんの影響を受けている面子です。ですから、大瀧さんの、ある意味DNAを継承していくという、そういう気持ちもあったんです」と稲垣さんは答えます。

売れ線に行かない理由

「82年にデビューですよね。で、35周年ということなんですけどね。自分のバイオグラフィーなんかをたまにチャックすると、自分でビックリしますよね。いろんなことやって、ライブ数も本当によくやったと思いますよ」と振り返る稲垣さん。

あれだけヒット曲があってベストセラーを出し続けると、売れ線だけに行くかな、と思いきや、自分の音楽世界を守り続けてる稲垣さん。

「進化していきたいという思いは強いです。今回、6年ぶりのオリジナルアルバムで、これも一つのHARVESTということがありました」

作詞が問題

「問題は詞なんです。作詞家って考えると、もちろん秋元康君とか、湯川れい子さんという大御所はいらっしゃいます。だけど、それ以外はなかなかいない。今回は河口恭吾君、それと中村泰輔くんという新人で、詞を書くのが初めてという人だったらしんですけど、これがまた素晴らしい詞を書くんですよ。びっくりしましたよ」

中村さんはシンガーソングライターでもあり、以前「kamome」という楽曲を提供してもらっています。その詞が良かったので、今回は作詞のみの依頼をしてみたそうです。

「今までそんな風に詞を書いたことがないって言うんですよ。え?と思って」と言う稲垣さん。
出来たものは「kamome」と同じ人が書いたとは思えない「ワンダー・ハイウェイ」。アルバム7曲目に収録されています。

「だからこれ、収穫って言っていいかわかりませんけど、HARVESTなんですよね。彼がいて、河口君とかがいて出来上がったアルバムと言っても過言ではないですね。」

今回のアルバム『HARVEST』はいろんな意味で、まさに「収穫」があったようです。

高山でホワイトクリスマスを

現在35周年ツアー真っ最中の稲垣さん。来春までツアーは続きますが、その合間にこの中京エリアでクリスマスディナーショーが開催委されます。
12月17日に、岐阜県の高山グリーンホテルです。

「僕のクリスマスソング、何曲かありますけれども、それを披露するというライブで、ディナーショーならではの演出です。ムーディーなクリスマスの一夜にできればいいなと思ってますよ」

高山の方はもちろん、名古屋からでも一泊で大人な夜を楽しむのもいいですね。
(尾関)

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