2017年10月25日(水)

自撮りのブレも失恋も、筋肉体操で全て解決!?

名古屋おもてなし武将隊 戦国音絵巻 / エンタメ

400年前より現代に蘇った戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊が、ラジオ界の天下一を目指す番組『戦国音絵巻』。
10/23の出陣は、織田信長、加藤清正、陣笠隊の足軽・哉太郎でした。

今回はシュールな企画「加藤清正の筋肉体操」の模様をお届けします。
戦国時代には日々の鍛錬で頑強な肉体を作り、現世では筋トレに余念がない“筋肉武将”こと清正が、リスナーの願いに沿う肉体に改造する術を伝授するというものです。

本気で行きマッスル!

今回で第6回を迎えるこのコーナーですが、信長と哉太郎は初めての参加となります。
ごく一部のマニアにしかウケていない筋肉体操ワールドを、果たして彼らは受け入れられるのでしょうか?

では、えまき~(音絵巻リスナー)からの願いを紹介していきましょう。
最初はAさんからの矢文(メール)です。

Aさん「自撮りしようとすると、どうしても写真がブレッブレになってしまいます。自撮りがうまくできるようになるには、どうすればいいか教えてください!」

「そんなの、棒を使え、棒を」と言い放つ信長。
武将隊は普段、名古屋城で観光客をおもてなししているので、“自撮り棒”を使っているところをよく見ているのでしょう。
しかし、自撮り棒を使えない場合も多いので、やはりここは、からくり機(スマホ・ケータイ)を直接手に取り、掲げた時に腕がプルプル震えないよう、腕力を鍛えることになりました。

そこで清正がAさんに授けた鍛錬法は、名付けて「僧帽筋(そうぼうきん)体操」。

僧帽筋とは、背中の大部分を占める筋肉です。首から両肩、そして背中の真ん中辺りまでを覆っていて、大雑把に言えばひし形になっています。ここを鍛えれば肩が強くなり腕を上げるのが楽になるということです。

「本気で行きマッスル!さあ、まずは皆々、腕立て伏せの格好になってくれ。そして、体を上げ申す。そして、頭を体の内側にしまい込み、そこから腕立て伏せの要領で体を動かしていく。ということで、わしもやって参る」

そう言って清正は、テレビCMなどでおなじみのディスコ音楽『The Hustle(ハッスル)』のメロディーに乗せて、実際にスタジオ内でやって見せます。ラジオなので見えませんが。

恐怖のシステム

えまき~に伝わりやすいよう、信長がその様子を実況してくれました。
「普通はな、腕立て伏せというのはアゴと胸が地面に着く形になるんじゃが、これは脳天を地面に着ける形になっておる。…頭に血が上るじゃろ。顔が真っ赤!」

生まれたての仔馬が、なんとか立とうと踏ん張っているような体勢から、土下座するような感じでしょうか。これはかなり効きそうです。
注意点は、頭をぶつけないように、地面ギリギリで止めること。鍛錬に慣れてない人は、まずは1日10回でもよし。もしうまくできないなら、ヒザを地面に着けてやっても効果があるそうです。

清正「この体操によって、しっかりと写真を撮ることができる!」
哉太郎「からの?」
清正「からの!?…からの、からの!うーーーん、キレイに撮れる!」
哉太郎「ということは?」
清正「ということは!?…ということは、ということは、えー、多くの者が写真を見て笑顔になれるって思えるうーっ!」

一瞬静まり返るスタジオ。
間を置いて、景気のいいBGMが流れてきました。
このコーナーの怖いところは、哉太郎からのムチャブリがあるのと、うまいシメ方じゃないと軍師(ディレクター)が許してくれないところ。景気のいいBGMは合否判定。これが流れないと次に進めないのです。清正ドキドキです。

走れ!走れ!走れ!

Bさんからの矢文「失恋から立ち直る筋肉体操を教えてくだされ…」

これは心の問題。筋肉でどうにかなるものなんでしょうか?

「失恋の痛手を忘れることが大事でございます。忘れるにはどうすれば良いか?何かに集中して、一心不乱になることじゃ!ゆえに、此度(こたび)指南いたすのは、『全力疾走』!本気で行きマッスル!」

そう言って清正が“その場走り”を始めました。カチャカチャと甲冑がこすれた音が鳴り響きます。
「ただ走るって、もはや筋肉体操でも何でもないじゃん!」というツッコミはこの際置いておきましょう。

ひたすら走って走って走って、「もう番組のことも忘れてしまいそうじゃ!」と叫ぶ清正。
さんざん走った後、腰を落ち着けます。

清正「走ることによって、忘れられる」
哉太郎「ということは?」
清正「忘れることによって、元気になる」
哉太郎「ということで?」
清正「走る速度も上がる」
哉太郎「すると?」
清正「新たな出会いがあると思えるうーっ!」

しーん。

哉太郎「ということは?」
清正「人生が豊かになると思えるうーっ!」

しーん。

合格が出ません。焦る清正。
そこへ、ニュース速報が入りました。前日の衆議院選挙でまだ当落が決まっていなかった候補者の、結果速報です。
ニューススタジオでアナウンサーが30秒ほどニュースを読み上げた後、マイクが音絵巻のスタジオに戻ります。

疾走、迷走、暴走

「さあ、では哉太郎や。最後にもう一通ぐらい矢文を読んで参ろうか」と、清正が進めようとしたところ…。

「待て待て待て、先程の矢文がまだ終わっとらんぞ?何を勝手に終わらせておるんじゃ!」と信長が斬り込みます。「軍師も『何で逃げてるんですか』と怒っておるぞ」

どうやら清正、うっかり忘れてしまっていたようです。走るとイヤなことを忘れるというのは本当なのかも?

清正「走ることによって、脚力が上がる。それによって、人気が出て出会いがある。そうすると、人生が豊かになると思えるうーっ!」

…しばしの静寂の後、景気のいいBGMが流れてきました。

「いやあ、ハラハラするのう~。最後に最後に、一通だけやって参るか」と清正は言いますが、もうすぐ番組エンディングの時間です。残り時間のことも忘れてしまっていたようです。清正の場合、走ると大事なことも忘れてしまうのかも?

コーナーのシメはおなじみ、清正が独りだけでやる筋肉しりとりです。
今回の頭文字は、哉太郎の「う」です。

「う、馬。ま、まきびし。し、鍾馗(しょうき)。き、京都。と、橈側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん)!」

これは、前腕の手のひら側の、ヒジから手首にかけての筋肉です。
最後まで独自のマニアックな世界観を突っ走る、清正なのでした。
(岡戸孝宏)

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