2017年9月13日(水)

“残像拳”はできても柔軟体操はできない?加藤清正の筋肉体操

名古屋おもてなし武将隊 戦国音絵巻 / エンタメ

400年前より現代に蘇った戦国武将の集団・名古屋おもてなし武将隊が、ラジオ界の天下一を目指す番組。
9/11の出陣は、加藤清正、前田慶次、陣笠隊の足軽・なつでした。

今回はシュールな企画「加藤清正の筋肉体操」。
戦国時代には日々の鍛錬で頑強な肉体を作り、現世では筋トレに余念がない“筋肉武将”こと清正が、リスナーの願いに沿う肉体に改造する術を伝授するというものです。

一部のマニアだけに好評の企画

こういうシュールでコアでマニアックな企画は、一般の方々には理解が得られにくいのですが、一部の熱狂的なファンが付くものでございまして。
こんな矢文(メール)が何通も届く有様です。

「筋肉体操をやって頂き、ありがとうございます!ずっと待ってました!早くムキムキになりたいです!」

「筋肉体操、5回目の放送おめでとうございます!昨日スマホを落として画面がバキバキに割れてしまい、少しヘコんでたのですが、筋肉体操を聴ける喜びでどうでもよくなりました。むしろ更にバキバキにしようと思います!」

何だかカルトな様相を呈してまいりました。そんなはやる気持ちは筋肉体操でほぐしていきましょう。

まずは、“帰蝶(きちょう)”と名乗るリスナーからの矢文です。
その名を聞いて、驚きおののく清正と慶次。

それもそのはず、帰蝶とは、戦国時代の英雄・織田信長の正室(本妻)なのですから。
美濃国(岐阜県)の武将・斎藤道三の娘であることから“濃姫(のうひめ)”とも呼ばれています。

まさか、そんな高貴なお方から矢文が!?スタジオに一瞬緊張が走りましたが…。

帰蝶からの矢文「こんばんは。私は中学生です」

なんと、本人ではありませんでした。単なるラジオネーム(ペンネーム)でした。まあ、そりゃそうでしょうね。

大縄跳びがうまくなるには?

改めまして、矢文の続きを陣笠隊・なつが読み上げます。
「…体育大会で大縄跳びをやるんです。30回が目標ですが、今の時点では13回が限界です。どうしたら30回跳べますか?」

これに対し清正が答えます。
「跳ぶとなったら、太もも辺りがバネになる。そこをしっかり鍛えておけば軽く跳べるはず。此度(こたび)指南いたすのは、現世でいう『ジャンピングスクワット』なるもの。やって参ろうぞ!」

まずは、両足を肩幅に広げて立ちます。
胸を張り、背筋をまっすぐ伸ばします。
そのままヒザを曲げて腰を落としていきます。ここは普通のスクワットの要領です。

太ももが床と平行になったら、ヒザを伸ばし床をつま先で蹴り上げ、垂直に跳びます。
これを繰り返します。

ただ、清正の場合はちょっとアレンジされているようで、ジャンプは2回します。
ググッと深く腰を落とし、ピョーン、ピョンと軽く跳ぶ。
「これを最低50回やってもらおうか」と清正。これはかなりキツそうです。

さて、この運動で何の効果が得られるでしょうか。
清正「まず、跳躍力が上がる。そして、30回が100回になる。そして、足がキレイになるぅーっ!」

こりゃまた随分と飛躍した、ぶっとんだ解釈ですね。縄跳びだけに。

マンガみたいな特訓

続いての矢文です。
「最近揚げ物に凝っていてよく作るのですが、いつも飛んでくる油で火傷してしまいます。『熱ッ!』ってならないようになりたいです!もしくは、玉ねぎを切る時に涙が出ないようになりたいです!」

こりゃまた油みたいに、あちこちに飛び跳ねて焦点の定まらない相談ですけれども。
そもそも、筋肉を鍛えてどうにかなる問題なのでしょうか。

「泣きそうになるんだったら目を閉じること。心眼、心の目を見開き、玉ねぎを切る」と、清正も筋肉とは関係ない答えを言い出す始末。ていうか危ないので、よい子は目をつむって切っちゃダメですよ。

そこで、今回は玉ねぎ問題の方は泣く泣く目をつむり(2つの意味で)、油ハネを克服する鍛え方を伝授することになりました。
「そんなことできるのか、清正!?スゴイな」と驚く慶次。さて、その方法とは?

清正「此度は『反復横跳び』を指南いたす。自分が立っている所を中央としよう。そこからおよそ3歩分右に移動し、中央に戻り、左に移動し、中央、右、左…と素早く繰り返すというわけである」

小中学校で行なわれるスポーツテストの、敏捷性を測る種目なので、これは大多数の人がイメージできる動きですね。

ただそれはいいとして、これで俊敏さを鍛えてハネた油を避けるというのは、さすがに難しいのでは?もはや、動きが速すぎて残像が見える“残像拳”という技が登場する、『ドラゴンボール』の世界なのでは?

そんな疑問をよそに、この運動で何の効果が得られるか説明する清正。
「太ももやヒラメ筋などが鍛えられる。更に、油を避けて火傷をせずにおいしい揚げ物が作れる。そして笑顔になれる。更に、次も食べたいって思えるぅーっ!」

“かめはめ波”をぶっ放すような力技で、強引にまとめてしまうのでした。

柔軟体操で柔軟な発想

最後の矢文です。
「私は相撲を見るのが好きです。力士のように四股(しこ)を踏んでみたいと思いチャレンジしましたが、足が開かないわ、上がらないわ、片足でバランスが取れないわで、全くできませんでした。四股を上手に踏めるような筋肉体操をご指南ください」

「まずは足を開かんといかんということで、此度は『ストレッチ』なるものを教えて参ろう」と語る清正に対し、慶次が「柔軟体操ということか?清正が柔軟を教えるのか!?」となぜかうろたえます。

早速、地面に開脚して座り、なつに背中を押してもらう清正。よくあるストレッチです。ところが…。

「ああーッぁぁぁッ…。うううっうぐぅ…。な、なつ、なつ、も、もういい、もういいッ…うおぅ…もう折れそうじゃあ…」

どうやら、現世に蘇ってからの清正は、柔軟がたいそう苦手なようです。慶次が心配したのもうなずけます。
だったら初めからこんな矢文を選ばなければよかったのにと思うのですが。

「これは反面教師でもある!わしにもできる事とできない事がある!これから共に進んで参ろう」と、あえて自分の醜態をさらすことで、克服しようという気持ちを高めてやろうとしたのだと主張する清正。
なるほど、体は硬くても発想は柔軟なのですね。

ただの偶然だとは思うけど

コーナーのシメはおなじみ、シュールの集大成。清正が独りだけでやる筋肉しりとりです。
今回の頭文字は、加藤清正の加藤の「う」です。

「う、売り子。こ、格子。し、出仕停止。し、し、鹿。か、か…下腿二頭筋!」

下腿二頭筋(かたいにとうきん)とは、ふくらはぎ辺りの筋肉です。
清正の体が硬いのと、下腿とを掛けたのかどうかは、ご想像におまかせします。
(岡戸孝宏)

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