ドラ魂キング

相撲発祥の地!歴史のロマンを感じる奈良県「道の駅 かつらぎ」

毎週金曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、西村俊仁アナウンサーがおすすめの道の駅を紹介しています。

2月21日の放送で紹介したのは、奈良県葛城市の「道の駅 かつらぎ」。
充実した飲食スペースが大人気というこの道の駅ですが、なぜか相撲にまつわるコーナーがあるのだとか。
パーソナリティの安藤渚七が、その理由を尋ねます。

[この番組の画像一覧を見る]

人気の理由

「道の駅 かつらぎ」は、奈良県の中西部に位置する葛城市にある道の駅。葛城インターを降りてすぐという立地の良さも、魅力のひとつです。
コンクリート打ちっぱなしのような近代的な建物が特徴で、地元民からも県外の旅行客からも大人気の道の駅なのだとか。その人気ぶりは、平日の昼間でも駐車場が満車になるほど。

西村「土日に満車になる道の駅はよくあるけど、平日に満車になる道の駅は正直初めてです」

何分か待ってようやく入れたそうですが、その後もひっきりなしに車がやってきて驚いたという西村。

西村「施設に入って人気の理由がわかりました。それはフードコートの充実っぷりなんです」

安藤に写真を見せる西村。

安藤「え?広い!」

ショッピングモールのフードコートの様な広い空間に100席以上のゆったりとした飲食スペースがあり、多種多様な6つのお店が並んでいるとか。
家族や友人同士、大人数で訪れても、それぞれが食べたいものを好きに選んで持ち寄れるようになっています。小さな子ども連れでも安心です。

地元民も多い

「フードコートのラインナップも文句なし」と西村。

西村「食いしん坊も嬉しいラーメンとチャーハンのセットや、地元の野菜いっぱいの健康に配慮した定食、手作りパンに軽食、ジェラートまで、もう何でもあります!」

メニューに幅がありフードコートのようです。

西村「利用している人を見てみると、地元のじいちゃんやおばあちゃんや、ママ会でランチしている奥様達もいて。あとは車で営業してるサラリーマンみたいな方もいて、本当に幅広いんです」

普段使いの店としてランチに通う人も多いとか。地元民からも愛されていることがよくわかります。

そして産直野菜のコーナーも面白かったと続ける西村。西村が訪れた時に見つけたのは、超ビッグサイズの大根。

西村「両手で掴みきれないくらいの直径の、めちゃめちゃデカい大根とかいろいろありました!」

見ているだけでも楽しめる、テーマパークのような道の駅だそうです。

謎の相撲コーナー

そんな「道の駅 かつらぎ」で西村が特に注目したポイントは、インフォメーションコーナーにあるとのこと。

安藤「インフォメーションコーナー?」

あまりピンと来ていない様子の安藤。

西村「グルメも良かったけど、それ以上に面白いと思ったものが、ここのインフォメーションにはあって。なぜか相撲コーナーがあるんです」

安藤「え、なに?相撲?」

大正や昭和初期の相撲雑誌が陳列されていたり、相撲にまつわるさまざまな書物や写真、トロフィーなどが飾られていたとか。
いったいなぜでしょうか?

日本最古の歴史書より

西村「実は葛城市は、相撲発祥の地なんです」

安藤「えー!そうなんですか!」

その成り立ちは、あの『日本書紀』に記述があるとのこと。
4世紀初め、怪力の持ち主として知られた当麻蹴速(とうまのけはや)が、同じく力自慢だった出雲国の野見宿禰(のみのすくね)と、当時の天皇の御前で戦ったのがこの地だとか。

そしてこの一番が、国技としての相撲の発祥と言われているそうです。

安藤「どっちが勝ったんでしょう?気になりますね」

西村「それは『日本書紀』を読んでみてください(笑)」

ちなみに戦いは両者譲らずで長きに渡り、結果、当麻蹴速は敗れて命を落としてしまったとのこと。
しかし後世になり、相撲の開祖として歴史に名を刻んだ地元の英雄を偲んで供養塔が建てられ、現在では相撲好きの聖地とも呼ばれているようです。

グルメを満喫するもよし、野菜を買うのもよし、相撲の歴史を感じるもよし、何通りもの楽しみ方ができる「道の駅 かつらぎ」でした。
(吉村)
ドラ魂キング
この記事をで聴く

2025年02月21日16時35分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報

×