ドラ魂キング

中日OB・牛島和彦が明かす、ビジターゲームで心掛けたこと

10月22日、元中日ドラゴンズ投手で野球解説者の牛島和彦さんが、CBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。

リスナーの質問に対し、現役時代を振り返りビジターで投げる心構えを、加藤里奈と三浦優奈を前に解説しました。

[この番組の画像一覧を見る]

井上一樹新監督の印象

「牛島さんから見た井上新監督の印象は?」(Aさん)

かつて監督として横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)を率いた牛島さん、この質問に意外な回答。

牛島「まだ監督として見てないから」

井上監督は1989年にドラフト2位で投手として中日に入団。
牛島さんはロッテへ移籍しましたが、実は井上監督の入団前、鹿児島で一緒にご飯を食べたことがあるそうです。

牛島「彼が高校生で学生服着てね。その時のイメージが残ってるから。その彼が中日に入って、ピッチャーから野手になって活躍して、やっと監督になったか。そんな見方してるんですよ」

牛島さんも井上監督も、ドラゴンズの同じ人からスカウトされたそうです。

牛島「スカウトが一緒なんで兄弟分みたいなもんです。何か役に立つことあればって思ってますし、どんな野球するんだろう?みたいな。逆に楽しみにしてます」

ビジターはつらいよ

「今年のドラゴンズ、ビジター勝てなかったですね。ビジターで勝ち星を増やすにはどんな対策が必要ですか?」(Bさん)

牛島「ビジターは難しいですよね。どこの球団でもホームの方が成績いい。ホームって自分の居場所があるんですよ」

ビジターだとホームチームの練習が先で、ビジターチームはその後の練習。
練習後に着替えてすぐノックをして試合開始を迎えるため、精神的に慌ただしいそうです。

牛島さんが現役時代はさらに過酷なこともあったそうです。

牛島「僕ロッテ行った時に、日生球場行くとロッカーなくて通路にパイプ椅子でしたもん。それで先発しろですからね(笑)」

日本生命球場は近鉄バファローズ(現・オリックス・バファローズ)の準本拠地で、大阪城公園の近くにあった小さな球場で、1997年に閉場されています。

得点されなければいい

ホームチームには専用のロッカーがありますが、ビジターチームはどうしても精神的に不利。そこで牛島さんは気持ちを切り替えたそうです。

牛島「ホームビジター関係なくピッチャーが点をやれへんかったら勝てないけど負けない。だからビジター行った時ほど勝ちたい気持ちを抑えて、負けないようにしようと投げてました」

「勝たなきゃダメ」ではなく、その場その場で臨機応変に対応していこうという投球の仕方をしたんだとか。

牛島「ピッチャーは勝たなきゃって気持ちが絶対強いんですよ。でも負けないようにしようとするとちょっと楽になりますよ」

短期決戦は集中力

「(横浜DeNA)ベイスターズが下克上を果たし日本シリーズへと駒を進めました。その集中力とここ一番での勝負の力強い打撃。ペナントレースとポストシーズンでは違うんですか?」(Cさん)

牛島「ペナントレースは140試合と長いけど、短期決戦ですからチームの集中力です」

次の塁に進めるバッティングが確実にできるかなど、集中力が上手く繋がったチームに点が入るんだそうです。

牛島「短期決戦は流れを放してしまうと戻ってこないんで絶対流れを放さない。好きな男を捕まえたら放さないみたいなことと一緒です」

女性ファンにもわかりやすく解説する牛島和彦さんでした。 
(尾関)
 
ドラ魂キング
この記事をで聴く

2024年10月22日18時27分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報