ドラ魂キング

レモンより酸っぱい?玄人好みの北海道 川湯温泉

6月27日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)では、榊原悠介アナウンサーが北海道弟子屈(てしかが)町の川湯温泉を紹介しました。

3度も足を運んだというお気に入りの温泉。一体、どんな温泉なのでしょうか?

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川湯温泉へは飛行機で

川湯温泉へは女満別空港、釧路空港、中標津空港からアクセス可能。
名古屋からであれば、今の季節は中部国際空港から女満別空港に直行便が出ているそうです。

直行便であれば、1日1往復で所要時間およそ2時間。
朝一番で行きたい場合は、千歳空港まで行き、千歳からプロペラ機で釧路、あるいは中標津に向かうことになります。

中部国際空港から乗り換え含めると3~5時間。
どちらを選ぶかは、皆さんの旅行プランと合わせて選んでください。

榊原アナは空港から川湯温泉まではレンタカーを利用。女満別空港と中標津空港からはおよそ1時間、釧路空港からは1時間40分程度だとか。

レモンより酸っぱい

榊原「川湯温泉は摩周湖とか屈斜路湖とかの辺りです。なかなか玄人好みなところだと思います」

大きな特徴はpH1.7の強酸性。ちなみにpH7が中性で、レモンがpH2.1。つまり川湯温泉はレモンより酸が強いのです。

この酸の強さは、釘を浸けておくと1週間ほどで溶けてしまうほど。川湯温泉にはボロボロになった実物が展示してあったとか。
うっかり時計やアクセサリーをしたまま入るのは要注意です。

酸性が強すぎるため、この辺りの地域では、冷蔵庫などの家電は3年ぐらいでダメになるそうです。

泉質は硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型)。硫黄成分とも化合しているので強い硫黄の香りもするそうです。

榊原「強酸性ですから、お湯に浸かるとピリピリするんですよ。ささくれがあったり傷口があると結構沁みます。沁みるのは殺菌作用が働いているとも言えます」

榊原家と川湯温泉

温泉に行くと5回は入るという榊原アナ。
チェックインして1回。夕食後に1回。寝る前に1回。朝起きて朝風呂で1回。朝ごはんを食べてチェックアウト前にもう1回。

川湯温泉は5回も入ると、帰ってからも硫黄の匂いが身体からなかなか取れないそうです。

榊原「この川湯温泉になぜ3回も行ったかと言うと、私、この土地にご縁がありまして」

榊原の祖父が1980年代に、原野商法で弟子屈町辺りの土地を購入したそうです。
原野商法とは、値上がりの見込みのない山林や原野を、将来値上がりすると偽って勧誘して購入させる手口で、当時は被害が多発して社会問題となりました。

ちなみに近年は、原野商法で勝った土地を買い取ると偽って、新たに土地を購入させられる二次被害が発生しています。

弟子屈LOVE

小学生の時に、北海道に土地があることを知った榊原は、社会人になってその場所に行ってみました。

榊原「きっかけは、ちょっとアレなものはあるんですが、実際に尋ねてみて弟子屈が大好きになったので、毎年ふるさと納税をしています。勝手に愛着を持って、もう3回も行ってしまった」

川湯温泉は廃墟もあってかなり寂れているそうですが、昨年リゾート会社が進出したことをきっかけに、川湯温泉自体も再生に向けたプロジェクトが動き出したそうです。

榊原「数年後、かつての賑わいを取り戻す日がやってくるかもしれない。ひなびた雰囲気が好きな人は、 行くなら今がいいかもしれませんよ」
(尾関)
 
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2024年06月27日16時34分~抜粋

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