今季は韓国プロ野球チームの起亜タイガースでバッテリーコーチを務める元中日ドラゴンズの中村武志さんが、3月18日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。
古巣・ドラゴンズのことやドジャースの大谷翔平選手の話題を、ダイノジの大谷ノブ彦、加藤里奈と語ります。
韓国の大谷フィーバー
20日にメジャーリーグの開幕戦、ドジャース対パドレス戦が韓国で行われます。
大谷翔平選手が所属するドジャースが韓国に到着。
18日に韓国代表とエキシビジョンゲームを開催して勝利。大谷選手は2打席とも三振でした。
中村さんによると、韓国では大谷フィーバーが起きている模様です。
中村「ちょっとすごいですね。国民的行事みたいになってます。もしかしたら来年からは祭日になるかもわかんない」
大谷選手は別格
大谷フィーバーは一般の人だけではなく、プロ野球選手にも広がっているそうです。
エキシビジョンゲームでは、韓国の選手たちの大谷選手を見る目が違ったとか。
中村「大谷選手のドラマを見てるような別の感覚で見てますね、僕らは。うわー空振りした、三振したって大騒ぎですよ」
中村さん、チームメイトから山本由伸投手の質問はされても、大谷選手のことは全く聞かれないそうです。
中村「ランクが違うんでしょうね。『大谷選手のことはお前に聞いてもしょうがねえだろう』って、ホントにそんな感じですよ」
二軍は開幕絶好調
大谷「こちらは中日ドラゴンズ二軍が絶好調です」
中村「二軍は監督が気合入ってる。なおかつ育成もうまい。一樹は若い選手をうまくノセるんですよ」
中日の二軍監督は井上一樹さん。現役時代は勝負強いバッティングをする外野手でした。
ウエスタン・リーグは一足早く15日に開幕。開幕戦は福岡ソフトバンクホークスと対決。中日は3連勝しました。
一軍ではポジション争いが熾烈。三塁では石川昂弥選手と高橋周平選手が共に絶好調。リスナーも気になっているようで、質問が寄せられました。
高橋周平からのLINE
「金曜日、スタメンサードで高橋周平選手が守って打席に立つ時の歓声がすごかったです。やはりファンの皆さんは周平選手が好きなんですねえ」(Aさん)
「高橋周平選手、去年まではレフト方向へ軽く流すバッティングばかりでしたが、今年は本当に強く振っていて、しっかりライト方向へ引っ張っていて、びっくりするぐらいの強い打球でした」(Bさん)
中村さんは、高橋選手の映像は見ていないそうですが、本人からLINEが来たそうです。
中村「ポジションを争っているということがLINEのコメントでもひしひしと伝わってきましたね。力強かったですよ」
サード争いをさせよう
石川選手と高橋選手をどう使うのか?中村さんと大谷の話はさらに具体的な案へ。
大谷「これ、両方使うんだったら、周平選手がセカンドでもいいんじゃないですか?」
中村「そこなんですよね。僕は石川昂弥と高橋周平を年間通して勝負させた方がいいと思います」
中村さんはサードで勝負させて、良い方を使っていくという考え。
中村「高橋周平も今年が最後だって気持ちが出てるんで、開幕から争わせた方がいい」
シーズン終盤、優勝争いなどの大事なゲームが続く時はセカンドにするのもあり。まずは開幕からサード争いをさせるというのが中村さんの考えでした。
外野争いはどうなる?
オープン戦で三好大倫選手が大ブレイク。
大谷曰く、福留孝介さんや英智さんが以前から「三好イチオシ」と言っていたそうです。一軍、開幕スタメンという声も出てきています。中村さんが見た三好選手は?
中村「岡林勇希選手にパワーを足したような選手なので、もしかして安定して打つかもわかんないですよ」
大谷「しかも守備範囲も相当広いですよね」
三好選手の、目立たず淡々と野球に臨む姿勢を評価する中村さん。三好選手は、大島洋平選手と同じ外野手。このふたりもどちらを使うかが問題です。
中村「やっぱりねえ、大島選手クラスになると、経験とか実績が本物ですからね。だから開幕では大島選手に出て欲しいですね」
大谷「外野の枠は3人しかないからね」
中村「5人で守ればいい」
大谷「ダメだよ(笑)。野球のルール知らねえんじゃないの?」
中村武志さんと大谷ノブ彦による息の合ったボケとツッコミで終わりました。
(尾関)
ドラ魂キング
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2024年03月18日17時21分~抜粋