韓国プロ野球チーム・起亜タイガースでバッテリーコーチを務める、元中日ドラゴンズの中村武志さんが、2月26日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)に出演。
ダイノジの大谷ノブ彦、加藤里奈と、リスナーからの質問に冗談交じりに応えていきました。
OB戦は誰が出る?
「中日ドラゴンズのOB会長になった小松辰雄さんが、今年はドラゴンズOB戦を開催すると語っていました。レジェンドたちが集まるOB戦、私はめちゃくちゃ期待しています」(Aさん)
小松さんは、ケン・モッカさん、ゲーリー・レーシッチさん、アロンゾ・パウエルさん、郭源治さん、宣銅烈(ソン・ドンヨル)さんも呼びたいと話していたそうです。
「あれ?その時代に一番活躍したレジェンドのキャッチャーはどなたでしたっけ?中村武志さんですよ。そんな大事な時に日本にいないの?」(Aさん)
「有給休暇を使って参加して」と求めるリスナー。
中村「もちろんバンテリンドームを使うんですよね。じゃあリモートでダメですか?」
大谷「ダメだよ(笑)」
バックスクリーンに映りながら解説すると提案した中村さんですが、それは無理。
「もうちょっと寒い時期なら僕も参加できたのに」と悔しがりました。
韓国野球開幕
起亜タイガースはオーストラリアから沖縄に移動してキャンプ中。韓国のプロ野球事情にリスナーも興味津々です。
「久々の日本はいかがですか?少しは自宅に戻れるような休暇はあったんでしょうか?」(Bさん)
中村「今のところ名古屋には戻れないですね。日程的には密でバタバタしてます」
3月5日まで沖縄でキャンプ。9日からは韓国でオープン戦開始。日本より一週間早く開幕します。
中村さんは韓国で住む家にすらまだ足を運べてないとか。
大谷「行ってみたら、ないかもしれない(笑)」
中村「ちょっと心配です」
やっぱり、みんなアレが好き
「韓国の選手たちが好きな日本料理はあるんでしょうか?」(Cさん)
中村「まず日本のカレー。日本のトンカツ。あと焼肉」
韓国のカレーは黄色くて味が薄く、トンカツはカツが薄いそうです。そして焼肉は食べ方が違うそうです。
日本の焼肉はタレにつけて食べますが、韓国では豚肉以外、塩コショウで食べるとか。
中村「日本の焼肉はタレにつけてて、甘み、辛み、味が濃厚で人気はありますよね」
さらにダントツで人気の食べ物が。
中村「とんこつラーメン。今年の中日みたいにぶっちぎってますよ」
大谷「どっちによ(笑)」
中村「そこはちょっとね」
大谷「やっぱ、みんな日本のラーメン食べたい」
中村「みんな殴り合いしながら食べてます。店の麺が売り切れるんじゃないかというぐらいぶっちぎりです」
大谷「韓国って家で作るの袋麺なんだよね。お店もあれが出てきますもんね」
日本のラーメン屋では生麺を使いますが、韓国では店でも基本インスタントラーメンだそうです。
怪我対策は大違い
「ドラゴンズはリハビリ中の選手が多いです。起亜タイガースでは怪我をしないようなトレーニング方法をしているのでしょうか?」(Dさん)
中村「韓国は、日本のように怪我をする前に違和感で休む選手が多いので、大怪我にはならない。球団の方針でしょうね」
日本では選手が我慢してしまいます。特にふるいにかけられている選手ほど我慢しがちとか。
例えば韓国では、朝起きて、首が張ってるとか腰が痛いという時点でトレーナーに報告。その時点でトレーナーが練習をストップさせるそうです。
中村「だから1時間とか半日で治る選手とかが多いんです。それはそれでいいんでしょうけど、韓国と日本、どっちがいいかはわかんないですよ」
起亜タイガースは何位?
大谷「中村さんが現役の時は、違和感があっても無理して出てました?」
中村「『違和感』って僕らの時代にはなかった言葉です。たぶん平成15年ぐらいからですよね」
中村さん曰く、「違和感」という言葉は昭和の時代にはなく、突然出てきた言葉なんだそうです。中村さんの現役時代は「できるか、できないか」「白か黒か」のどちらかしかなかったと言います。
中村「我々の時代は、ちょっと痛いなと報告に行って監督の顔を見ると治っちゃうんですね。お医者さんいらずでした(笑)」
この時代の監督は燃える男・星野仙一さんでした。
最後に大谷からこの質問。
大谷「韓国のメディアでは言えないと思いますが、ぶっちゃけ起亜タイガースは今年何位ぐらいですか?」
中村「たぶん優勝するんじゃないですか?打てるチームなのでワクワクしながら見られると思います」
中村さんの韓国プロ野球予想、優勝は起亜タイガース。韓国メディアも注目してるのでしょうか?
(尾関)
ドラ魂キング
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2024年02月26日17時18分~抜粋