ドラ魂キング

どうなる中日ドラゴンズ…ベテラン選手の新加入がチームに与える影響

巨人から自由契約となっていた中田翔選手が、12月2日に中日ドラゴンズとの初交渉に臨み、4日に入団が正式に決まったと報じられました。

4日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』には、中日OBで野球評論家の中村武志さんが、ダイノジの大谷ノブ彦と、選手が新加入する影響について語ります。

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前巨人・中田翔選手獲得で勝てる?

「新聞報道で、中日ドラゴンズは中田翔選手に、日ハム時代と同じ背番号6を用意していたり、2年6億円に出来高最高で1億円提示するとありました。活躍を期待したいと思います」(Aさん)

大谷「中田選手の獲得、どうですか?」

中村「そのまま力を出してくれればすごいですが、これはやってみないと正直分かりません」

準備段階の長打力・得点力不足を補う大型補強で、フロントと現場の来季に向けての意気込みは感じられるそうです。

中田選手の今シーズンの打率は、東京ドームは120打席で2割6分7厘、打点19。バンテリンドームでは25打席で3割2分、打点7。

ホームとビジターなので一概に比較はできませんが、バンテリンドームではいい成績を残しています。

中田選手加入の影響は?

大谷「中田選手が来たことによって他の選手への影響、例えば心理的な影響は結構大きいですよね?」

中村「今日、俺に言わせますね。俺が悪者になればいいということですか?」

大谷「こいつわかってる(笑)」

中村「あそこまでの選手なのでね、今年出てきた若い選手が委縮する可能性も、ないことはないです」

大谷「中田選手が来ることで他の選手が委縮する可能性がある。ここは切り取りの記事になりそうですねえ(笑)」

もちろん「中田選手から良い部分を盗めるチャンスもある」と付け加える中村さん。

大物のおかげ?

中田選手の加入でチームが変わる可能性を、阪神タイガースの例を出して尋ねた大谷。
2003年に阪神タイガースの当時の監督、星野仙一さんは広島カープから金本知憲選手を獲得。
するとチームの雰囲気が、戦う集団に変わったといいます。

中村「チーム成績が上がった。そこだけですよ」

成績が上がったから、金本選手の加入のおかげと言われるだけと続けます。

中村「想像してみてくださいよ。すごい大物を取って成績が悪かったら、もう言われることはわかるじゃないですか?でも、そこを気にしてたら何もできません」

中田選手加入は若手のため

オフのドラゴンズをチェックして、ブライト健太選手、鵜飼航丞選手、濱将乃介選手の成長を確認している大谷は「中田選手の加入は、若手が躍動していくためのエッセンスでいい」と発言。

大谷「阪神とオリックス、強いチームって育成に成功したチームです。だからドラゴンズもベテランの加入で強くなって、最後は成長した結果が来て欲しいんです」

中田選手の加入は、若手の成長の一環のひとつと考える大谷。中田選手がいる間に若手が育つことを期待しているようです。

強くなるために獲得したベテラン選手。しかし一軍で使い続けてしまうと若手の成長を妨げる課題も生まれてしまいます。

斬新なベテラン起用法

若手の起用が滞る問題について、画期的な解決案がリスナーから寄せられていました。

「一塁手たくさんいますねえ。渋滞です。良い起用法を考えました」(Bさん)


「ベテランは休ませて使う」と続けるBさん。1回から5回で中田選手。6回から9回を中島宏之選手かビシエド選手。休みの選手を代打待機するのもありなんだとか。

「もちろん調子のいい選手を先発で使うのもいいと思います。これなら中島選手の2000本安打も現実味を帯びてきます。本当はセ・リーグも早くDHを導入すれば全て解決するんですよね」(Bさん)

大谷「だから交流戦が楽しみだよね」

中には「ドラゴンズだけでもDH制を使ってほしい」という変な要望もありました。

大谷「何で中日だけなんだよ(笑)」

中村「中島選手の加入はたぶん代打がメインになると思います。ここは大ヒット作だと思います」

元ジャイアンツのベテラン中島選手の獲得を評価する中村さんです。

ドラゴンズに必要な強み

中村さんが中島選手を評価する理由は、勝負強さと選球眼の良さにあるそうです。

大谷「風の噂で。都市伝説じゃないですよね?」

中村「中島選手は簡単にアウトにならない。かといって初球から見ていくこともなく、来たボールはちゃんと打ちに行く」

中島選手はカウントによって自分の考え方を変えられるバッターだそうです。さらに、ここで1点欲しい時にランナーを返すバッティングができるとか。

大谷「凡打にしても、意味のある凡打が打てるんだ」

中村「そうなんですよ。簡単に終わらない。さすがに今からレギュラーというのはちょっときついかもわかんないけど、レギュラー以上の活躍はするんじゃないですか?」

大谷「へえ~、中村さんの野球トークはたまに当たるからなあ(笑)」

感心する大谷ノブ彦ですが、ただのトークではなく中村武志さんは野球評論家です。 
(尾関)

 
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2023年12月04日17時04分~抜粋

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