元中日ドラゴンズ選手の英智さんが、11月7日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演。
野球に関することはもちろん、おしゃれやグルメなど、リスナーからのさまざまな質問に丁寧に答えていきました。
インすべきか?せざるべきか?
まずはファッションについての質問です。
「最近、上下ともデニムで出かけることが多いんですけど、中に着ているロンTはインした方がいいですか?」(Aさん)
英智「これは個人の匙加減。昔は出すぎてるとみっともないなと思いましたけど、今は敢えて長めのものをチョイスする方もいますからね」
インする、しないはお好みでどうぞ、ということです。
常にリラックス
続いては野球の守備について。
「草野球で外野の守備の待ち時間が長いと身体が固まってきてしまいます。どんな姿勢で待てば、打球が来た時に対応できますか?」(Bさん)
英智「外野手は出番が短くて待ち時間の方が多い役者なんです」
リラックスする動きをたまに入れると身体の固まりを抑えられるそうです。
元中日の浅尾投手や吉見投手は、肩の力を抜いて、ジャンプに合わせて身体を動かしていたようです。
英智「好きな音楽でも頭の中で巡らせながら、リズム取りながら少し動いてればいいと思います」
フェンスと風との付き合い方
「スポーツ新聞の記事で、戦力外になった伊藤康祐選手が『フェンスと会話しなさい』『風と会話しなさい』と、英智さんからのアドバイスを語っていました。風やフェンスとはどんな会話ができるのですか?」(Cさん)
バンテリンドームとナゴヤ球場は慣れ親しんでいるので、フェンスの堅さや跳ね返り具合はわかっていますが、他の球場に行った時にそれを確かめることが「フェンスと会話する」ことだそうです。
英智「実際に肌で触れてその感触を感じてみると、意外にフェンスから、このぐらい硬いんだよっていう声が聞こえてきます」
風の場合は「風が強くてフライを落としそうだ」と思った瞬間からマイナスになるので、その風が自分にとってプラスだと信じることが重要なんだそうです。
英智「自分に味方につけるような考え方から始めれば、ホームランになりかけたのが戻って来たりして、風が語りかけてきてくれると思います」
守備位置を俯瞰して見る
さらに守備に関する意外な練習方法を語る英智さん。
英智「ふざけてるわけじゃないんですけど、テレビゲームで練習するのもいいんですよね」
ゲーム内で自分が使っている選手を、風を先読みして落下地点に動かしてみたり、俯瞰してコントローラーを動かしたりと、ゲームと現実を結びつけて考えると落下点がわかりやすくなるとか。
英智「バンテリンドーム、東京ドームの一番上の天井のカメラから自分を見てるような感じで、自分自身のコントローラーを操ってましたね」
打球の匂いを嗅げ
スポーツ新聞の記事には「打球の匂い」という言葉も出ていました。次はズバリこの質問。
「打球の匂い、どんな匂いがするんでしょうか?」(Dさん)
英智「飛んで来たボールだけ見てたら、その変化には対応できませんから、どういうふうにバッターが打ったのかを一瞬で見極めることです」
バッターの動きが、打ったボールの動き方に繋がってくるそうです。
英智「最初の打ったそのしぐさ、それが大事なので見逃さないようにしていってもらいたいですよね」
日本シリーズ第7戦で、阪神の大山選手が三塁線に打った強烈なライナーを、オリックスの宗選手が横に飛んでキャッチしました。
英智「宗選手も一緒にウインターリーグ行ってましたが、いい選手になりましたね。素晴らしいプレーをしてましたね」
相手の話の匂いを嗅げ?
最後に季節にちなんだ質問。
「鍋料理の具材で欠かせない具は何でしょうか?」(Eさん)
英智「僕はゴボウが好きなんですよね。味に深みが出るというか。入ってるとスープ飲んだ時に味わい深さを感じる。まさに自分がプレイヤーとしてグラウンドに出る時の役割みたいな…誰がやねん(笑)」
落ち着いた雰囲気で話す英智からまさかのひとりノリツッコミ。ノリツッコミの「匂い」を嗅いでいないと対応できないナイスプレーに、スタジオが笑いに包まれます。
英智「メインにはならないんですけど、入れとくと、後々染み込んで美味しい野菜になるんで、ゴボウは入れて欲しいなと思います」
お鍋には英智さんのことを思いながらゴボウを入れてください。
(尾関)
ドラ魂キング
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2023年11月07日18時17分~抜粋