ドラ魂キング

観終えたらカウンセリング効果が得られる映画『つんドル』

10月24日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、パーソナリティの三浦優奈が、11月3日公開の映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(監督:穐山茉由)を紹介しました。

アラサーの三浦とカトリーナこと加藤里奈にとっては親近感が湧く内容だそうです。

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タイトルが長い

三浦「最近、よくタイトルが長いのありますよね」 

加藤「あれから流行ったよね。ドラッカーのマネージャーが読んだらみたいなやつ」 

三浦「言えてない」 

加藤が話題に出したのは「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」(監督:田中誠)。
岩崎夏海さん原作の書籍を、前田敦子さん主演で映画化しら2011年の作品です。

三浦が紹介する『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』は、略して『つんドル』だそうです。 

ストーリー

主人公は元アイドルのアラサーの女の子、安希子。
っと幸せな人生を歩んでいると自分に言い聞かせていたのですが、メンタルが弱ってきて会社を辞職します。
仕事なし、男なし、貯金残金10万円の現実にぶち当たります。 

三浦「八方塞がり。これが詰んでる状態ですね」 

元アイドルが詰んだ状態から、友人のアドバイスで一軒家で一人暮らしをしている56歳のサラリーマン、おっさんのササポンと共同生活を始めます。
この生活の中で、安希子が変わっていくというストーリーです。 

アラサー女子が共感した

三浦「人生詰む。いろいろあります。特にアラサー。友人の結婚を素直に喜べなかったり」 

加藤「私がスクロールして飛ばしまくるやつね」 

三浦「やってんなあ」 

加藤「友だち結婚したシューッ。最初の方はいいね押してたんだけど、もうシューッ」 

主人公、安希子も同じく、友人の昇進などを妬んだり、嫉んだり。しかし、こういう目を逸らしたくなるような感情も丁寧に表現されているからこそ共感できたと三浦は言います。 

三浦「私もカトリーナさんも同世代。わかる~みたいな。アラサー以外でも人生の転機、悩み、いろいろあるとおもうんですけど、そんな方にぜひ観て欲しい映画です」 

おっさんがイイ感じ

この映画は、元SDN48のメンバーで、作家としても活動している大木亜希子さんが自身の経験に基づいて執筆したノンフィクション小説が原作。主人公、安希子を演じているのが元乃木坂46の深川麻衣さん。 

加藤「赤の他人のおっさんと住む選択をした人が実際にいるんだ」 

三浦「赤の他人のおっさんっていうのがいいのよ」 

恋人でもない。家族でもない。友達でもない。年齢も違う。この距離感が程よいんだそうです。 

三浦「劣等感のある悩みって、友達に相談しにくかったり、見栄を張っちゃうんだけども、近くの知らんおっさんぐらいだったらしゃべれるじゃん。知らんおっさんも付かず離れずで聞いてくれるわけ」 

主人公の悩みをちゃんと聞いてるようで聞いてなかったり、主人公の悩みにボソッと言うおっさんの言葉も絶妙なんだとか。 

三浦「私も一緒にカウンセリングしてもらってるような感じでした」 

こだわりの演技

おっさんササポンを演じているのがファッションモデルで俳優の井浦新さん。 

加藤「思ったよりカッコいいおっさんだったわ」 

三浦「でもね、この井浦さんがただのおっさんに見えてくるわけ」 

ただのおっさんにこだわり、衣装の股引きも特注なんだそうです。映画の中の井浦さんはイイ感じにどこにでもいそうなおっさんになっているんだとか。最後に三浦の感想です。 

三浦「これ観ていて、明日を元気に生きようというのではなくて、明日も普通に日常を何事もなく過ごせたら、と思える映画です。みなさん、ぜひ観ていただければと思います」 

三浦優奈が、11月3日、金曜日公開の映画『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』を紹介しました。 
(尾関) 
 
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2023年10月24日16時33分~抜粋

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