ドラ魂キング

世界に一枚しかない尊さ。南ペルシア遊牧民の手作り絨毯「ギャッベ」

最近、ラグの一種である「ギャッベ」が注目を集めています。手織りのため、同じデザインがないという価値の高さも人気の理由とか。

10月17日放送の『ドラ魂キング』(CBCラジオ)では、パーソナリティの三浦優奈が加藤里奈にこの「ギャッベ」について紹介します。

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ギャッベの魅力

加藤「完全にキャベツっぽい字面だから食べ物だと思ってた。新種のキャベツみたいな。優奈ちゃんが気になってしょうがないキャベツ」 

三浦「ギャッベは絨毯とかラグの一種で、南ペルシアの遊牧民によって織り続けられているという手織りの絨毯のことなんですよ」 

ギャッベは、イラン南西部、ファールス州の遊牧民、カシュガイ族の女性が家族の幸せを願って織る絨毯。伝統と歴史があるのはもちろん、一点一点手織りなので同じデザインがありません。 

三浦「世界に一枚しかないという価値がたまらないんです」 

最近では日本のインテリアショップでも徐々に販売数が増えているようですが、一点ものなのでその時の出会いを逃すと手に入りません。 

三浦「いいなと思ったらその出会いを大切にしてください」 

ギャッベは育つ?

過酷な大地でテントで暮らす遊牧民の生活の道具「ギャッベ」。
1~3cmほどあるフカフカの毛足の長い絨毯を敷くことで寒さ暑さを凌げるそうです。それゆえに厚みもあって耐久性が高いとか。 

素材は天然ウール100%で全て草木染め。羊毛は油分を多く含んでいるので撥水性もあり、汚れもはじきやすいということです。 

その耐久性の高さは、家族三世代に渡って使われることもあるほどだとか。

三浦「ブーツやレザーのカバンとかの革を育てたり、デニムを育てるのが好きなんです。一個のものをずっと使うのが大好きな人にはたまらない絨毯なわけですよ」 

どんな色や柄がある?

ギャッベは羊毛なので白いものが多いそうですが、草木染めによりデニム系の藍色っぽいもの、赤っぽいものなどさまざまなカラーがあるとか。
柄のモチーフは木やラクダ、羊など遊牧民の生活の中にあるものです。

このモチーフにはそれぞれ意味があるそうです。

例えば木のモチーフにはこどもの成長や健康への願い。
ジグザグに織られているのは水を表現していて、水への感謝。 
そしてラクダのモチーフは成功、富を象徴し、遊牧で移動した先でも成功できるようにという願いも込められているそうです。 

三浦家、お買い上げ?

加藤「いま検索してみたら、あるメーカーのやつは100年以上長持ちする耐久性って出てる。そんなに生きられないけどそれぐらいもつんだ」 

三浦「だから三世代で楽しめる。ということは、お値段はお安くはないんです」 

バスマットぐらいのサイズで数万円、リビングに敷くくらい大きいサイズだと数十万円台以上だそうです。 

加藤「三浦家では持ってるんですか?」 

三浦「すんごい欲しくって。安いものではないので、実際家に持って来てくれたのね」 

店で展示してあるのを見るのと、実際に家の中に敷いてみるのとでは絨毯の表情が違うということで、持ってきてもらって敷いてみたそうですが…。

三浦「高いっすね(笑)」

今は「ギャッべ風」の商品もあるようですが、一度本物を手に取ってみてください。 
(尾関) 
 
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2023年10月17日16時33分~抜粋

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