ドラ魂キング

源泉浴槽を作る心意気。神戸市都心の朝日温泉

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。

7月20日の放送で紹介したのは、兵庫県神戸市の天然温泉「朝日温泉」。
狭いながらも源泉の浴槽があることに感動したという高田アナが、その魅力を語ります。

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朝日温泉への道

高田「朝日温泉は兵庫県神戸市兵庫区、神戸市のど真ん中にあります。こんなところにかけ流しの温泉があるの?という温泉です」 

名古屋の中心部から201キロ。クルマであれば所要時間は2時間56分。街中にしては駐車場が結構あるそうなので安心です。 

また公共交通機関では、新大阪まで新幹線で行って、JR神戸線に乗り換え。神戸駅から徒歩で1キロほどで、名古屋駅からの所要時間は2時間14分。 
新幹線で新神戸まで行ってしまうとかえって不便になるので、新大阪で乗り換えの方がいいとのこと。

なおJR山陽線(神戸線)では神戸駅と兵庫駅の中間ぐらい。JRの線路から非常に近いところにあるそうです。 

味のある銭湯

朝日温泉はいわゆる銭湯で、ジェットバスや有料のサウナもあり、その中にかけ流しの源泉浴槽があり、夜の11時まで入浴できるそうです。 

高田「施設はそんなに新しくないんですが味のある銭湯です」

見かけは1970年代後半の探偵ドラマに出てきそうな雰囲気という朝日温泉。 
街中なので敷地はそれほど大きくなく、都会の銭湯のように入ってすぐ階段で2階の番台に上がる作り。
450円払って中に入り、そのまま脱衣場へ。脱衣場で裸になっても、浴場は3階にあるそうです 。

ちなみに高田アナが確認したのは男湯だけで、女湯については「行って確かめてください」とのこと。 

風呂場は思いの外広く、洗い場のスペースもあります。
銭湯なので、タオル、石鹸、シャンプーは各自持っていく必要があります。 

番台では石鹸、シャンプーなど個別に売られていますが、お風呂用品がまとまった「手ぶらセット」や、下着、靴下まで売られているので出張帰りなどにも利用しやすそうです。 

源泉浴槽が人気

高田「こんな街のど真ん中に温泉があるの?というイメージですが、一番奥の窓際のところに小さい源泉浴槽があります。
しかも、ここは加水、加温、消毒なしという三拍子揃ったかけ流しです」 

源泉の温度は、加温していないため31度と低め。入ると若干冷たいと感じるそうですが、入っていると徐々に身体が温まってきて、いつまでも入っていられるんだとか。 

泉質は弱アルカリ性の単純温泉。色は薄っすらと黒とか黄色がかったような濁り湯。温泉の中には湯の花も多いそうです。 

湯の花というと白いひらひらしたものをイメージしがちですが、ここの湯の花は黒や灰色だったそうです。
湯の香りは木や土に近いモール臭と呼ばれるタイプで、肌にはしっとりとのこと。 

心意気がニクイ

高田「3人も入れば一杯ですが、狭いながらもかけ流しの浴槽を作る。この心意気ですよ」 

温泉マニアの高田アナ、言葉に思わず力が入ります。
源泉浴槽は人気で、順番待ちの人もいるそうです。入る際には譲り合いを。 

「31度というと、三重県の榊原温泉の源泉浴槽と同じぐらいです。温泉好きな方からすると、ああ~あんな感じね、とわかると思います」 

「あんな感じ」がわかる人がどれぐらいいるかは疑問です。 

湯は最高だが初心者には?

もちろん加温している温泉の浴槽もありますが、こちらはかけ流しではなくて循環の温泉だそうです。
普通の温泉で温まって源泉浴槽に入る、これを繰り返すといつまでも入っていられるんだとか。 

しかし源泉浴槽は人気だそうで、順番待ちもあるようです。そこは察して譲り合って入ってください。 

神戸は観光客の多い場所ですが、朝日温泉は地元の人が多く、いつ行っても混んでいるそうです。そのため、ある程度覚悟して行った方がいいとのこと。 

高田「正直、そんなに奇麗な施設ではありませんので、初心者には若干ハードルが高いかな。施設の奇麗さと湯の良さは反比例する私の理論を体現しているかのような銭湯です」 

温泉初心者はある程度覚悟して行ってください。
(尾関) 
 
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2023年07月20日16時34分~抜粋

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