ドラ魂キング

初心者にもおススメのレトロな温泉街。長野県上田市 別所温泉

全国各地の温泉を訪れるのが趣味のCBCアナウンサー・高田寛之。

7月6日、自身が担当するCBCラジオ『ドラ魂キング』で紹介したのは、長野県上田市にある別所温泉。

高田アナが入ったのは共同浴場「大師湯」とのことですが、建物を見ただけで温泉マニアのセンサーが激しく反応したそうです。
いったいどんな温泉だったのでしょう。

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別所温泉への道

長野県でも大きな温泉街として知られる別所温泉へは、名古屋の中心部から、車で中央自動車道岡谷インターチェンジを経由して243キロで、所要時間は3時間30分。 

公共交通機関では、JR名古屋駅から特急しなのに乗って篠ノ井駅まで行き、さらにしなの鉄道に乗り換えて上田まで。上田駅から上田電鉄別所線に乗り換えると終点が別所温泉駅です。 

温泉街の真ん中にある駅なので、温泉巡りには便利ですが、名古屋駅からの所要時間は5時間ほどかかるそうなので、急ぐ方には車がおススメです。 

レトロな雰囲気

「あちらこちらに大きなホテルもありまして、大きな温泉街という印象です。夜歩くとスナックから歌声が聞こえて来たり、なんとなく懐かしい感じもするところです」 

概ね好印象という高田アナですが、昨今の大きな温泉街にも見られる、廃業して廃墟になってしまったホテルがあり、寂しさも覚えたそうです。 

別所温泉には「大湯」「石湯」「大師湯」という3つの共同浴場があります。
大湯と石湯は比較的建物が新しいのですが、かけ流しではないそうです。

今回高田が紹介するのは、唯一のかけ流し温泉の大師湯です。 

「夜だったもんですから、場所もよくわからず行ったんですが、なんとか辿り着きました」 

高田センサーが反応

大師湯の由来を調べてみると、天長2年(825年)、比叡山延暦寺座主の円仁慈覚大師が北向観音堂を建立のため逗留していた際に好んで入ったため、この名がついたそうです。 
昼間に行く人は大師湯と合わせて北向観音にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

その大師湯、他の共同浴場と違って古い建物。よく言えば「歴史を感じる小さな湯処」だそうです。 

「『湯の良さと建物の奇麗さは反比例する』という私の経験上、めちゃめちゃ高田センサーが振れてましたね」 

小さいのに大人気

入浴料200円を払って中に入った高田アナ。 

「本当に狭い脱衣場ですよ。すれ違うのも大変なぐらい。もちろん鍵のかかるロッカーもありません」 

服を脱いでガラガラガラッと浴場へ。浴槽は、家庭の浴槽をちょっと大きくしたような感じで、3人も入ればいっぱいという大きさだそうです。洗い場も3人分しかありません。 

「だから6人いたら一杯なんですが、ここは人気があるからすごいのよ。特に地元の方がよくいらっしゃいました」 

いつも満員御礼?

気になるお湯は無色透明でやや熱め。
かけ流しは大量ではないものの、加水加温なしの温泉マニアには嬉しいお湯。泉質は単純硫黄温泉だそうです。

「ゆで卵の香りでむせ返ることはないです。初心者でも入れる癖のないお湯だと思います。人気のところですから、どんどこ人が集まってきます。譲り合って入ってください」 

高田が行った時には、洗い場に3人、浴槽に3人。あとは立って待つしかないという満員御礼の状況だったそうです。 

洗い場にはシャンプー、石鹸などのアメニティはありませんので、忘れずに持参してください。 

閉館時間には注意

営業時間は、ホームページなどで「夜10時まで」となっていますが、高田アナによれば要注意とのこと。 

「勘違いしちゃいけません。夜の10時に窓も扉も何もかも閉めて真っ暗にするっていうことですから。だから10時までは入っていられませんので気をつけてください」 

他の共同浴場「大湯」に足を運んだ高田アナ。
こちらは前述の通りかけ流しではありませんが、露天風呂もあり、ゆったりと広かったそうです。

「広い温泉街ですので、あちこち見て回って、自分だけの当たりの旅館を見つけるのもいいかもしれません」と締めた高田アナでした。 
(尾関) 
 
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2023年07月06日16時31分~抜粋

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