ドラ魂キング

ホームランテラス問題はこれで解決?OB中村武志の斬新な提案

ドラゴンズファンの間でさまざまな意見が飛び交っているのが、バンテリンドームにホームランテラスを作るべきかどうかということ。
6月4日、NHKのテレビ番組に出演した元監督の落合博満さんが「オレ的には作らない方がいいと思います」と返答したこともあり、再びこの件がファンの間で話題になっています。

5日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、元中日ドラゴンズ捕手で野球解説者の中村武志さんとダイノジの大谷ノブ彦(ダイノジ)が、交流戦の話題とともにこの問題についても語り合います。

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オリックスとの差は?

先週のドラゴンズは3勝3敗。内容的にもう1つ勝てたのではないかと言う中村さん。
現在のドラゴンズは、好調が続くかと思えば続かない、かと言って負けと思ったら勝つという「なんか不思議なチーム」に映っているそうです。

交流戦に突入したそんなドラゴンズに、リスナーから様々な意見が寄せられました。

「オリックス戦の後半2試合ですが、ドラゴンズとの差はワンチャンスをものにできるかどうかだと感じました。
中継ぎでも調子が悪かったら早めに交代。逆に球数が少なかったり調子がよければ回を跨いでもいいのでは?と思ってしまいました」(Aさん)

オリックスとの2戦目。12球団からの白星がかかった松葉投手が5回1安打無失点で交代、その後中継ぎが打たれて敗れてしまいました。
立浪監督は「最初から5回で交代を考えていた」と答えています。

中村「投手の継投は、ある程度プランを立てて臨むんですけど、チーム事情があるので何とも言えません。一番ダメなのは迷っていること」

今回、オリックスは早めの決断でしたが「結果的に勝ったのでよく見える」と話す中村さん。

ちょっとした経験の差

「中日スポーツの吉見一起さんのコラムで、オリックスの宮城大弥投手にあって髙橋宏斗投手に足りないものは『駆け引き』とありました。武志さん、これはどういう意味ですか?」(Bさん)

中村「できることなら一緒に投げて欲しくなかったですね。お二方素晴らしい投手なので、どちらかが負けるのはもったいないと言う」

2人とも侍ジャパンに選出された投手です。
ちなみに吉見さんの言う「駆け引き」の意味は「ちょっとした経験の部分」だと解説する中村さん。髙橋投手は20歳、宮城投手は21歳です。

ホームランテラス問題

広すぎてホームランが出ないバンテリンドーム、ホームランを出やすくするためにホームランテラスは必要か否かの議論が以前から起きています。
この日も、リスナーから様々な意見が寄せられました。

「ホームランテラスはいらないと思います。選手を育てればいいんです」(Cさん)

「ホームランテラス反対です。確かにPayPayドームのようなホームラン量産は魅力的ですが、12球団で一番ホームランが出ない球場として残って欲しい」(Dさん)

「作ってから考えればいいんです。中日の選手がホームラン打つと大騒ぎするってことはホームランが増えた方がいいってことでしょ?
相手のホームランが増えるからいらないというのはネガティブすぎ。悪けりゃ撤去すればいいだけ」(Eさん)

番組で紹介した投稿も意見が分かれています。

野球の醍醐味

中村「僕は昔キャッチャーをやってたのでいらないですね。ただ、野手さんは絶対的に欲しい。ピッチャーは絶対いらないって言いますよ」

ホームランを打たなくても試合に勝てばいいという考えの中村さん。
落合監督時代のドラゴンズも、打てなくても守り勝つ野球でした。
また、昨年のオリックスは、ホームラン数はパ・リーグ最下位ながら優勝しています。

大谷「ホームランってこどもとか大喜びなんだよなあ」

中村「野球の醍醐味ですよね」

ファンのためにはホームランテラスを作るのは賛成という中村さんです。

斬新な提案

大谷「一概に正しい正しくないというのは難しいと思いますけど、僕は球場をエンターテインメント化する意味で、あってもいいと思っちゃいますけどね」

中村「じゃあレフトだけ、とりあえず作ってみますか」

大谷「なんで左バッターに冷たいんですか(笑)」

例えばアメリカ・ボストンのフェンウェイ・パークは古くて狭い球場です。
特にレフト線は短くホームランが出やすいため、ホームランが出にくいように壁が設置されています。この壁は「グリーンモンスター」として親しまれています。

中村さんの発言はグリーンモンスターの逆の発想ですが、ボストンの球場を意識したのでしょうか? 
(尾関)
 
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2023年06月05日17時04分~抜粋

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