ドラ魂キング

コギャル、ヤマンバ、キグルミン…「平成ギャル」とは何だったのか

4月25日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、ギャル専門家と自称する加藤里奈が、「平成ギャル」について紹介しました。

懐かしい言葉も登場しますが、ぎりぎり20代の三浦優奈にはついていけないこともあり、同じアラサーでも微妙な差が垣間見えます。

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ギャルとは何か?

加藤「みなさん、はじめまして。平成ギャル代表のカトリーナと申します。ギャル専門家です。ギャルって何だと思います?」

唐突に始まった平成ギャル講座です。

三浦「う~ん…短いスカート穿く人たち?」

加藤「ブー。短いスカートは普通の人も穿きます。実はギャルの定義は目に見えないものなんですよ」

自己啓発セミナーのようなことを言い出す加藤。

加藤「ギャルって目に見えないもの。マインドなの。ギャルだと思えば、どんな状態でもギャルなの」

根底にギャルマインド

加藤「ギャルとは、マインドがあって見た目が生まれるため、まずマインドを理解して欲しいんです」

参考文献として加藤が挙げたのが、加藤が愛読していたという藤井みほなさん作『GALS!』。
1999年から2002年に、少女漫画雑誌『りぼん』に連載されていた漫画です。
単行本も集英社から発売され、2019年には続編『GALS!!2』が発表されました。

主人公の寿蘭ちゃんがいつも言っているのが「ビバ!自分」。これがギャルマインドなんだそうです。

三浦「ビバ、自分」 

復唱する三浦。

加藤「ギャルというのは人に媚びたり、誰かのために可愛くなろうとか、そういう発想じゃないの。己のためです。自分が一番目立ちたい、輝こう、そういうマインドの上に成り立つのがギャルです」

自分が最高

ギャルマインドは「自分が一番、自分が最高」。可愛く思われることよりも、目立つことを重視。
一見ギャルは似ているように見えるかもしれませんが、実は個性があって、みんな違うんだそうです。
個性を出すためのひとつとしてヒョウ柄などが流行りました。

また、「自分が一番、自分が最高」というギャルマインドは、他人から見たら「それ、可愛いのか?」と疑問に思うような「ヤマンバ」や「ガングロ」ギャルも生み出しました。

三浦「いたいたいた!」

加藤「美しいという路線ではなくて、目立つことを重視しているみたいな。だからこそヒョウ柄が流行ったりしたんです」

加藤の解説にも熱が入ります。

アムラー発祥

加藤「ギャルというのは平成の最初の方に出てきたものでして、最初はアムラーから派生してきたコギャルというものでした」

アムラーとは安室奈美恵さんのファッションを真似した人たちのことです。全盛期は1996年。この年は「アムラー」が流行語大賞のトップ10入りしました。

加藤「コギャルは髪の毛はワンレンだったりするストレートの髪の毛に、口紅はベージュや白っぽいものをする。いわゆるアムラーからの流れです」

そこから「ヤマンバ」ギャルが出現。これは目の周りを真っ黒や真っ白にしためちゃくちゃ派手なギャル。化粧に加えてイラスト用のマジック、ポスカで描いてしまうとか。

今は大人っぽいギャル

次に出て来たのが動物やキャラクターのつなぎのようなパジャマを着た「キグルミン」。牛やピカチュウなどを着るギャルが続々登場しました。

以降は表面的には落ち着いてきたそうです。
当時ギャルが読んでいた代表的な雑誌『Popteen』や『小悪魔ageha』では「お姉さん系ギャル」が流行。美しさを出す大人っぽいギャルが出てきたんだとか。

加藤「ギャルには深い深い歴史があります。よろしければ、また私のこと呼んでください」

加藤は、コギャルからキグルミンまで全部通って来たのかと言うと…。

加藤「小学生だったので、毎日やってたわけじゃないけど、そういう格好して遊びに行こうみたいなことは友達とやってました」

三浦「フーン…私、一個も通って来てないからさあ」

加藤「興味なさそう。同じ時代を生きてるはずなんだけど」

ギャル文化を熱く語る加藤里奈に、全く興味なしの三浦優奈でした。 
(尾関)
 
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2023年04月25日16時33分~抜粋

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