ドラ魂キング

野球好きなら欲しくなる!南砺市の返礼品・手削り一点ものバット

CBCラジオ『ドラ魂キング』のコーナー「ふるコレ」では、加藤里奈と三浦優奈のふたりが、全国の魅力的なふるさと納税返礼品を厳選して紹介しています。

3月14日の放送では、富山県南砺市の返礼品「南砺市福光のバット職人が作る オーダーメイド硬式用木製バット」を紹介しました。

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バットの街・南砺市

富山県の南西部にある南砺市は、世界遺産である合掌造り集落がある五箇山をはじめ、日本の原風景が色濃く残っています。

特に西部の福光地域では大正末期からバットづくりが盛んです。
国内シェア約40%と日本一の生産量を誇っています。
最盛期の昭和30年代には国内シェア約90%を占めていたとか。

その歴史を感じられる「南砺バットミュージアム」には、常時500本のバットが展示されています。
そのほとんどが選手が注文する際に見本として送られてきたもの。王貞治さん、長嶋茂雄さん、イチローさんなどプロ野球選手の愛用バットを見ることができます。

一点物のバットはいかが?

そんな富山県南砺市の返礼品からセレクトしたのは「南砺市福光のバット職人が作る オーダーメイド硬式用木製バット」。
有限会社エスオースポーツ工業の中塚さんに伺いました。

中塚さん「弊社は職人手削りの自慢のバット工場です」

現代のバットは、ほとんどが全自動の機械で削られるそうですが、エスオースポーツ工業は、福光地域5社のバット会社のうち、唯一手削りを中心にやっている会社だそうです。

バット製作はオーダーメイドが中心。
工場内にも直売場を併設、常時ある数百本のバットの全てが手削りの一点もの。色、形、重さも様々。
常に入れ替わっていて、自分に合ったバットが選べるため、全国からお客さんが来るそうです。

中塚さん「とりあえず来ていろいろ触ってみると、必ず自分に合ったバットが見つかります」

手削りだからこそできる

手削りの利点は、一本一本違う微妙な要望に応えられることだそうです。
職人のさじ加減で柔軟に対応できるとか。

南砺バットミュージアムにある元プロ野球選手の金本知憲さんのバットには「皮を1枚剥いてくれ」と注文が書かれているそうで、皮一枚は0.1ミリ。そんな注文に応えられるのは手削りならでは。

ちなみに機械で削る場合は、あらかじめある数パターンの型に合わせて削っていくそうです。機械削りは大量生産には向きますが、個人の注文に応えることは苦手。

中塚さん「うちは『一本からでも、どんなものでもやる』を売りにして、全国からたくさん注文をいただいてます」

魂込めて削る

中塚さん「小学生からプロ野球の選手まで、幅広い世代のお客さんから注文をいただいてますね」

オーダーメイドのバットはプロ野球選手だけでなく、未来のプロ野球選手からも注文が。小学生は身体が大きくなる時期。手削りだと身体に合わせて柔軟に対応できます。

中塚さん「自分の身体に合った無理のないバットで練習できると、すごく好評をいただいてます」

さらに型見本から部分的に太さを変えたり、ヘッドはこの選手の形、グリップはこの選手の形、という注文もあるそうです。
愛用していたバットが折れたので、再現して欲しいという注文もあるんだとか。

中塚さん「要望に合った材料を職人が選別して、最後の仕上げまで全て手作業で、一本一本、魂込めて作らせていただきます」

富山県南砺市のふるさと納税返礼品「南砺市福光のバット職人が作るオーダーメイド木製バット」、ぜひみなさんもチェックしてみて下さい。 
(尾関)
 
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2023年03月14日16時34分~抜粋

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