ドラ魂キング

思い出のグラブをリメイク。野球ウォレットって何?

全国の魅力的なふるさと納税返礼品を厳選して紹介する、CBCラジオ『ドラ魂キング』のコーナー「ふるコレ」。

2月21日の放送で取り上げたのは、千葉県鎌ケ谷市の返礼品「思い出の詰まった野球グラブから作る野球ウォレット(財布)」。
加藤里奈と三浦優奈が紹介します。

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鎌ケ谷市はこんなところ

鎌ケ谷市は千葉県の北西部にある都市です。
都心から25キロメートル圏内の位置にあり、市内には鉄道4線と道路網が発達していることから首都圏のベッドタウン的な傾向の町です。
江戸時代から続く梨の名産地でもあります。

ちなみにゆるキャラは「かまたん」。頭は梨で背中に農産物を背負った梨と野菜の妖精です。

町の東の端にはコンパクトなサイズ感の鎌ヶ谷大仏が鎮座し、相対するように西の端には北海道日本ハムファイターズのファーム球場「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」があります。イースタン・リーグ公式戦が行われる球場です。

グラブから財布へ

そんな千葉県鎌ケ谷市の返礼品からセレクトしたのは、「思い出の詰まった野球グラブからつくる野球ウォレット」。
製造している有限会社ワタナベ皮革工芸の渡辺さんに聞きました。

有限会社ワタナベ皮革工芸は1972年創業で、財布などの皮革袋物製品、レザーグッズを製造している会社。
野球グラブの販売を開始したのは2019年から。

デザイン選びは、ラウンドファスナーの長財布、L字型ファスナーの長財布、ファスナー付きの長財布、二つ折りのコンパクトなお札入れ。この4点から。お金が入る部分は新品の革を使用します。

まずはお客さんから預かったグラブを分解していきます。
刺繍の部分を使って欲しいなど、お客さんの要望を聞きながら財布に作り替えていくそうです。

グラブ感を残す

渡辺さんのお子さんも野球をやっていたそうで、野球ウォレットを作るきっかけは、自分の家に眠っていたグラブだったとか。

渡辺さん「うち、たまたま財布屋だったんで、これでお財布作れないかな?と思って始めたんですけども。やってみると難しさもありながらも、なかなかいいものが出来てると自分では思ってます」

分解した革をパッチワークのようにして組み立てていき、この革が元はグラブだったということがわかるように、あえてグラブ感を残すデザインにしていくそうです。

渡辺さん「野球でついた汚れとかすり減りとか、そういったものを残しながらやっていきます」

思い出を作り直す

渡辺さん「オーダーしてくれる方が、大事なグローブだからこそ、形を変えて残したいと思われてると思うんです。その大切な思い出を大事に大事に作ることが私どものこだわりです」

お客さんから持ち込まれるのは様々なグラブ。お祖父さんに買ってもらったグラブ、こどもの頃使っていたグラブ、高校野球三年間の汗にまみれたグラブ、さらにその後も使い込んでクタクタになったグラブ。
ひとつひとつに異なるドラマとヒストリーがあります。

また、ほとんど新品の物も。手の怪我で使えなくなってしまったものだそうです。今まで作った中で、インパクトのあったものを聞くと?

渡辺さん「グラブって手を入れますから、中に指の形が残ってるんですね。その指の形の跡を使ってくれということがありました。
どれも全くのオンリーワンなんで、作った方には大変喜んでもらってます」

千葉県鎌ケ谷市の返礼品、「思い出の詰まった野球グラブから作る野球ウォレット」。みなさんも是非チェックしてみて下さい。 
(尾関)
 
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2023年02月21日16時32分~抜粋

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