ドラ魂キング

「休んでもいいんです」でぶみ・ゆうに聞くダイエットの基礎

他人に話を聞くことが趣味の若狭敬一アナウンサーが各分野の専門家、本の著者、アスリートなどにインタビューする『ドラ魂キング』(CBCラジオ)の「聞きたがりメガネ」のコーナー。

1月6日の放送では、話題の書籍『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』(ワン・パブリッシング刊)の著者、でぶみ・ゆうさんに聞きました。

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でぶみ・ゆうさんはこんな人

でぶみ・ゆうさんは1988年2月1日生まれの34歳。宮城県出身で、現在は東京在住。
現在は身長157センチ、体重48キロ。マックスは56キロだったそうです。

もともと会社員でしたが、今はフリーランスでダイエット関連の執筆活動、SNSでの発信、企業とのタイアップなどの仕事をしています。

『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』を読んだ若狭敬一アナ、本の内容に沿って質問していきました。
自らの経験を話すでぶみ・ゆうさんの言葉は非常に説得力があります。

バランスよく食べる

本の中にあった第1時間目。「ダイエット5つの教訓」の中には、「ダイエット=食べない」ではなくて、「バランスよく食べること」とありました。まずは、これについては?

臓器を動すために消費するエネルギーを基礎代謝と言うそうです。これは生命活動を維持するためのエネルギーなので、体を動かさずにベッドで寝転んでいるだけでも消費します。

ダイエットを「極端に食べないこと」と捉える人が多くいるそうです。
こういう人は、基礎代謝以下の食事量にしてしまい、生きるために必要なエネルギー分すら食事で摂らなくなってしまうんだとか。

バランスよく減らす

痩せる=脂肪を減らす。消費エネルギーよりも摂取エネルギーが少し少なければ、その足りないエネルギーを脂肪から燃焼させます。これが痩せて行く原理です。

厚生労働省の基準では摂取カロリーに対してタンパク質が13~20パーセント。脂質が20~30パーセント。炭水化物は50~65パーセント必要だそうです。
一時期、炭水化物を摂らないダイエットが流行がりましたが、炭水化物を0にするのは実は危険です。

「極端なダイエットのその先に待っているのが暴食。甘い物が食べたいとかが爆発してしまいます。なので、最低でも基礎代謝以上は食べることが大事だと実感しました」

基礎代謝以上食べながら、タンパク質、脂質、炭水化物をバランスよく減らしていくことが大切なんだそうです。

少しだけ少なめを狙う

消費カロリーは人それぞれ。デスクワークより、立ち仕事の方が多くなったりします。運動量によっても違います。
書籍ででぶみさんがおススメするのが基礎代謝量計算サイト「keisan」。

そのサイトでは、身長、体重、性別を入力すると基礎代謝量が出てきます。ちなみに若狭が入力すると1670キロカロリーだったそうです。

でぶみさんは、ここで出た数字に、運動していない人は1.5をかける。
ちょこちょこ運動は1.75を、がっつり運動は2.0をかけるとしています。
これが一日に必要としているカロリーとなります。

若狭は1.75をかけて2900。とうことは1670キロカロリー以上は食べないとダメで、2900キロカロリーよりも少し低く抑える。
ここが若狭にとって、一番痩せる数字ということになります。

体重はすぐ変わる

若狭が本書に目を通して「早く教えて欲しかった」と思ったのは、メンタルについて書かれている「体重増加=脂肪の増加ではない」という箇所。

「身体の60パーセントは水分とも言われています。一方、排便の有無や腸の内容物だけでも体重は日々増減するんです」

例えば前日に、鍋を食べてがっつりスープまで飲んだとします。塩分量も多く摂れるため、翌日はむくんで体重が増えるそうです。
しかし増えた分は脂肪かと言うと、そうではないんだとか。

一日で脂肪は増えない

そもそも一日では脂肪を1キロ増やすことは難しいそうです。
カロリーにすると、脂肪は1キロ当たり約7200キロカロリー。

簡単に調べただけで、味噌カツ一人前613キロカロリー、ラーメンだと436キロカロリー。7200キロカロリーなんて、とても摂取できません。

「だから、ここを知っておくことで1~2キロの増加で悲しむことはないんですよね。毎日体重を測る方が多くて、昨日より900グラム増えたと悲しんで、そのストレスでやけ食いして、本当に脂肪になってしまう方が多いんです」

頑張りすぎ注意

若狭がホッとした言葉が「完璧主義でなく最善主義で生きて行こう」。
やれるところからやればいいという指摘です。

「ダイエットで大切なのが、ある程度の食事の管理と、消費カロリーを増やす意味で運動。その二つが大切なんです」

しかし真面目に頑張って取り組む人の中には、間食はダメ、栄養バランスを完璧にする、一日必ず1万歩歩く、毎日必ず30分は有酸素運動をするなどと完璧を求める人がいるんだとか。

休んでもいいんです

また、食後にアイスを食べたり、体調不良で運動を1日休んだだけで罪悪感を感じてしまう人もいるそうです。
真面目ゆえの完璧主義と罪悪感がストレスに繋がり、ダイエットを辞める人も多くいるということです。しかし、でぶみさんは声を大にして、こう言います。

でぶみ「いいんです。1日ぐらい休んでくださっていいんです」
若狭「そこですよね」

でぶみさんの言葉に大きく頷く若狭敬一。『学校では教えてくれない「ダイエット」のこと』の著者、でぶみ・ゆうさんにダイエットの基本を聞きました。 
(尾関)
 
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2023年01月06日16時30分~抜粋

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