元中日ドラゴンズ選手で野球解説者の彦野利勝さんが、12月8日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』に出演しました。
ドラゴンズのトレードについて、選手にはどう映るのか、自身の経験から語りました。
さらに気になるアリスティデス・アキーノ外野手の使い方についても持論を展開します。
彦野利勝が太鼓判。岡林とアキーノでホームは踏ませない
血の入れ替え
過去に何度か大きなトレードがあったドラゴンズ。俗に「血の入れ替え」とも言います。
それを彦野さんは現役時代に経験していました。1987年に星野仙一さんが監督に就任すると大きなトレードが行われたのです。
彦野「僕は残してもらった方です。血の入れ替わらなかった方です」
彦野さんには、平野謙さんという同じポジションを争う大先輩のライバルがいました。
しかし1987年11月、平野さんは西武へトレードされました。
当時、若手5年目の彦野さんが一軍に出だした頃です。
彦野「平野さんをトレードに出すと聞いた時は、頼むぞ、と言われた雰囲気があって、一生懸命やらなきゃいけないんだなって感じました」
それを彦野さんは現役時代に経験していました。1987年に星野仙一さんが監督に就任すると大きなトレードが行われたのです。
彦野「僕は残してもらった方です。血の入れ替わらなかった方です」
彦野さんには、平野謙さんという同じポジションを争う大先輩のライバルがいました。
しかし1987年11月、平野さんは西武へトレードされました。
当時、若手5年目の彦野さんが一軍に出だした頃です。
彦野「平野さんをトレードに出すと聞いた時は、頼むぞ、と言われた雰囲気があって、一生懸命やらなきゃいけないんだなって感じました」
ルーキー登場?
彦野さんは見事期待に応え、翌1988年には長打力のあるセンターとして優勝に貢献しました。
一方で平野さんも、黄金期の西武で外野のレギュラーを取り、毎年のようにゴールデングラブ賞を取り活躍しました。
彦野「センター秋山(幸二)、ライト平野でしたから。すごい外野守備ですよね」
それでも星野監督から見れば「若い彦野を引き上げてチームを変えて行こう」という思いだったのかもしれません。
彦野「涌井(秀章)投手とトレードになった阿部(寿樹)選手も少し年齢がいってる。平野さんのトレードと似てるかもしれませんね。もしかしたら今年ドラフトで取った選手を使うのかもしれません」
阿部選手が守っていたセカンドに若い選手が起用されるのでしょうか?
一方で平野さんも、黄金期の西武で外野のレギュラーを取り、毎年のようにゴールデングラブ賞を取り活躍しました。
彦野「センター秋山(幸二)、ライト平野でしたから。すごい外野守備ですよね」
それでも星野監督から見れば「若い彦野を引き上げてチームを変えて行こう」という思いだったのかもしれません。
彦野「涌井(秀章)投手とトレードになった阿部(寿樹)選手も少し年齢がいってる。平野さんのトレードと似てるかもしれませんね。もしかしたら今年ドラフトで取った選手を使うのかもしれません」
阿部選手が守っていたセカンドに若い選手が起用されるのでしょうか?
内野戦国時代
今シーズンの終盤、ショートは土田龍空選手が務めました。果たしててセカンドは誰が守るのでしょうか?
彦野「試すようにいろんな選手に守らせるんじゃないですか?そのために即戦力的な選手を数名取ってるわけですから。さらにもともとの選手もいる。オープン戦前の紅白戦から勝負が始まるのかもしれません」
さらに「ショートもサードも100パーセント決まりではない」と続ける彦野さん。
彦野「サードは高橋周平だとは思いますが、そこも競争させようという意図もあると思います。あれだけの人数の内野手がいるわけですから」
彦野「試すようにいろんな選手に守らせるんじゃないですか?そのために即戦力的な選手を数名取ってるわけですから。さらにもともとの選手もいる。オープン戦前の紅白戦から勝負が始まるのかもしれません」
さらに「ショートもサードも100パーセント決まりではない」と続ける彦野さん。
彦野「サードは高橋周平だとは思いますが、そこも競争させようという意図もあると思います。あれだけの人数の内野手がいるわけですから」
選手層が厚くなった
内野手で争っている選手が、外野挑戦もありうるという彦野さん。
阿部選手は今年のキャンプで外野に挑戦していました。
彦野「結構外野を兼用してる選手がいます。キャッチャーの郡司(裕也)選手もそうです。みんなチャンスがあるところをやろうとしますから、外野競争も激しくなるんじゃないかな」
ドラフトで野手を中心に獲得して若い選手で競争を促す一方で、トレードによりピッチャーを中心に獲得し、ピッチャーの層を厚くしていくという方針です。
彦野「長いシーズンなので、少しでも人数を持ってた方がいい。ドラフト選手は未知数ですけど、今までよりも選手層が厚くなりました」
阿部選手は今年のキャンプで外野に挑戦していました。
彦野「結構外野を兼用してる選手がいます。キャッチャーの郡司(裕也)選手もそうです。みんなチャンスがあるところをやろうとしますから、外野競争も激しくなるんじゃないかな」
ドラフトで野手を中心に獲得して若い選手で競争を促す一方で、トレードによりピッチャーを中心に獲得し、ピッチャーの層を厚くしていくという方針です。
彦野「長いシーズンなので、少しでも人数を持ってた方がいい。ドラフト選手は未知数ですけど、今までよりも選手層が厚くなりました」
やっぱり気になるアキーノ選手
内野争いは激化していく一方で、外野は岡林選手、大島選手がいて、新外国人のアキーノ選手が入団。
リスナーも気になっているようで、こんな質問が寄せられました。
「アキーノ選手は『ホームランか三振』とネット上ではありますが、当てればホームランなら、それで30本打ってくれればいいと思いますが、彦野さん、どうお考えですか?」(Aさん)
彦野「打順でしょうね。例えば2割しか打たなくてホームラン30本では、クリーンナップはちょっと辛いですね。6、7番だったらまだいいかもしれませんけど」
彦野さんが、アキーノ選手の動画を見た感想は、コツコツと打率を稼ぐアベレージヒッターではないとのこと。
ホームランを期待されていますが、ホームランを打つ時は、そんなに振り回していないそうです。むしろ打てない時に振り回す癖があるんだとか。
リスナーも気になっているようで、こんな質問が寄せられました。
「アキーノ選手は『ホームランか三振』とネット上ではありますが、当てればホームランなら、それで30本打ってくれればいいと思いますが、彦野さん、どうお考えですか?」(Aさん)
彦野「打順でしょうね。例えば2割しか打たなくてホームラン30本では、クリーンナップはちょっと辛いですね。6、7番だったらまだいいかもしれませんけど」
彦野さんが、アキーノ選手の動画を見た感想は、コツコツと打率を稼ぐアベレージヒッターではないとのこと。
ホームランを期待されていますが、ホームランを打つ時は、そんなに振り回していないそうです。むしろ打てない時に振り回す癖があるんだとか。
とにかく凄い肩
彦野「もともとコンパクトに振れると思うので、その辺上手くやって2割5分以上で30本打ってくれるなら、置いといてもいいという感じがします」
そして、同じ外野手だった彦野さんがびっくりしたのがアキーノ選手の肩。さらに捕ってからの動作が早く、送球のコントロールもいいそうです。
彦野「例えばセンターにアキーノ選手が入って、ライトに岡林選手だと、たぶんヒット一本ではなかなかランナーは帰ってこれない。すごい肩してますね。びっくりすると思いますよ」
ドラゴンズには鉄壁の外野陣が誕生するのでしょうか?来季が楽しみです。
(尾関)
そして、同じ外野手だった彦野さんがびっくりしたのがアキーノ選手の肩。さらに捕ってからの動作が早く、送球のコントロールもいいそうです。
彦野「例えばセンターにアキーノ選手が入って、ライトに岡林選手だと、たぶんヒット一本ではなかなかランナーは帰ってこれない。すごい肩してますね。びっくりすると思いますよ」
ドラゴンズには鉄壁の外野陣が誕生するのでしょうか?来季が楽しみです。
(尾関)
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